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くるみドレッシングでパスタ

パルミジャーノをそろそろ食べちゃうかと思って、いい機会だからと、『わたしのとっておきサラダ』で渡辺有子さんが紹介するくるみドレッシングを作ってみた。ちょうど、くるみもあったので、ナイスタイミング。

くるみ、オリーブオイル、酢、塩、黒胡椒、パルミジャーノを、フードプロセッサーに入れて回すだけ。レシピには酢とあったのだけど、なんとなく、ここは米酢ではないだろうな…と思って、ワインビネガーを使った。

出来上がりは、思いの外酸味の効いた、ほろ苦い、大人っぽい味。なんか、酢味噌っぽい感じもしなくもない。

パスタと一緒に時間差で、斜め切りにしたインゲン、冷凍グリーンピースを一緒にゆでて、このドレッシングかけてみました。なんとなく、じわっと、美味しかった。

食後に、徳島で買ってきた、徳島珈琲を開ける。缶コーヒーのブラックなのに、意外と、きりりとした味でした。

肉じゃが

一日中雨でパッとしないので、ここは冷凍庫の牛肉を使って何かを作ろう。で、色々本を漁って、ほぼ、気持ちは『わたしのとっておきサラダ』にある、渡辺有子さんの、牛肉とプチトマトとバジルのサラダにしようとなっていたんだけど(材料もそろえていた)、土壇場で、夫が、肉じゃがはどうだというので、じゃぁそうするかね、と。

ただ、肉じゃがって、実は、あんまり作ったことがない。かつては、料理ができる女子としてのベンチマーク的な意味合いが強い料理ということもあって、逆に、意外と、手を出しにくかったとうのもある。難しいんだよ、肉じゃがって。

ここは神の助けを借りるしかないと、小林カツ代さんの『じゃがいも大好き』のレシピに忠実に作る。ジャガイモの量が思いのほか多くてびっくりした。そうだよなぁ、肉じゃがって、じゃがいもが主役の料理なんだよね。

カツ代流の肉じゃがは、タマネギをしっかり炒め、次いでお肉にさっと火を通したら、この2つにしっかり味をつけてしまうのが特徴。そこに、小ぶりに切り分けたじゃがいもと水を加えて、タマネギと肉から出る味を、ジャガイモに移しながら火を通す、というもの。

出来上がりは、こんな色で味がついているのかなーと思うんですが、食べると納得。すごく考えられたレシピで、さすがカツ代…。男爵で作ったので、男爵のほこほこ感が嫌いな夫には不評だったのですが、そのほこほこ感も含めて、私にはとてもおいしかった。

スティックセニョールを堅めにゆでて、マヨネーズを添える。ブロッコリーのポタージュ。

海ぶどう

両親の沖縄土産が届いて、荷物の中に海ぶどうがあったので、さっそく食べる。

口の中でプチっと弾けて海の味がするけど、塩辛くはなくて、不思議に後を引く。大昔、回転ずしのネタにこれがあって、興味津々で食べたことがあるけど、まぁ不思議な感じだった。これは、そのまま食べたほうがおいしいと思う。お礼ついでに実家に電話をしたら、天候に恵まれたこともあって、海がきれいだったそうです。私は20年ほど前に1度だけ行った沖縄は台風シーズンで海は泥色でした。ええなあ。

ついでに、たくさん野菜も同梱してくれていて、ねぎがやたらとたくさんあったので、『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんの「きのこと焼きねぎのカルパッチョ風」を作る。ねぎは1.5センチほどに切って、油を引いたフライパンで転がしながら焼き目をつけつつ火を通す。レシピではきのこはゆでるんですが、面倒なので、今回はねぎと一緒に焼きました。

ドレッシングは、しょうゆ、オリーブオイル、酢、柑橘類の汁、赤唐辛子粉で、コツは、酢と柑橘類の絞り汁を同量混ぜて使うところにあると思います。今回は、千鳥酢+柚子の絞り汁にしましたが、おいしかった。作る前は、酢×酢でどれだけ酸っぱくなるんだと身震いするんですが、出来上がりはそういう感じじゃないんですよね。むしろ、うまみが強くなるというか。きのこは一応使いましたが、ねぎだけでも十分おいしいと思います。最後にすりおろした柑橘の皮と、青ねぎの刻んだのを散らしますが、パスしてます。でも、おいしい。

あとは、ニラ玉に、豚挽肉の甘辛そぼろを添えた刻みレタス。

エビフライ

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夜もカレー…でもよかったんだけど、週末に食べようとエビを解凍していたのを思い出したので、エビフライを作る。にんにくオイルとソテーしたり、エビチリでもいいよ、と言って見ましたが「やっぱ、エビフライでしょー」というので。

エビフライをするなら、今度は、開いて揚げてみたいと思っていたので、今日はそのように。奈良ホテルに泊まった時に、ホテルのレストラン(三笠)で頼んだエビフライがそんな風に出てきたのですが、それが食べやすくておいしかったので、そのうち真似したと思っていたのです。

使ったのは、やや小ぶりの車エビ。レストランでは尻尾は残していましたが、今回は全部取ってしまう。殻を外し、腹に切れ目を入れて平たくなるように開く。繊維が強いので切れ目を入れるのが案外難しく、きれいに開くのに予想以上に苦戦。ま、でも、自宅で食べるものだし、衣をつけちゃえばわからんよーくらいの気楽さでやりきる。開く際に背ワタも取り、塩水でしっかり洗って水けをきっておく。あとは、粉、玉子水、パン粉をつけて揚げるだけ。パン粉はフライスターを手で揉んで、細かくしたものを使いました。

開いているので、火の通りを気にせず揚げられていい感じ。火が通りすぎないなぁ…と少し心配しましたが、エビってそんなにヤワじゃない。ちゃんと中身はしっとり揚げあがって、いつも通り美味しかった。開いて揚げるのありですね。うちではこれ定番になりそうです。タルタルソースと千切りキャベツもたっぷりで。

左はかぼちゃのサラダ。『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんのレシピで作ってみました。スライスしてオイルをまぶしたカボチャをオーブンで焼き、温かいうちに、菜種油2、白ワインビネガー1、メープルシロップ1、塩少々のマリネ液に1時間以上漬け込み、食べる際に黒胡椒を挽き、ディルをこんもり散らす。今回は、オイリーに仕上げたくなかったので、太白ごま油1、千鳥酢1、メープルシロップ1で作りました。あと、今回はディルがなかったので、カボチャをセージと一緒に焼いてそのまま漬け込んだのですが、美味しかったです。

甘酸っぱくて、でも、ワインにも合う。夫はちょっと口に合わなかったようですが、私はこういう味、好きだなー。

ぺらかつ

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「豚ヒレ解凍しているけどどうする?」と連絡したら、「カツ一択」と返信が来たので、今日もペラカツ。細身のヒレだったので、1センチほどに切り分けて、肉叩きで半分の厚みになる程度にのばしてから、強力粉、溶き玉子、パン粉を付けて揚げました。パン粉はいつも通り、フライスターをフードプロセッサーで細かく砕いたもの。今日は、ちょいと豪勢に、金田の寿のサラ油で揚げる。お安い肉も美味しく揚げてくれます。

キャベツのせん切りにレモン。オイポンドレッシングを添えれば定番の組み合わせ。

手前は、焼きなすのサラダ。先日作った時はあろうことかバジルを買い忘れ、なくなく省いて作りましたが、やはりバジルはとても大事…と痛感したので、今回はバジルもちゃんと使って。

わたしのとっておきサラダ』にあるカノウユミコさんのレシピなのですが、アーモンド、バジル、オリーブオイル、一味唐辛子、バルサミコ酢、しょうゆ…だったかな、をフードプロセッサーで混ぜて作ったこのソースが、ものすごく好きで気に入っております。夫が好まないので、あまり作る機会に恵まれませんが、このソースは美味しい。コレのっけた焼きなすは、いくらでも食べられます。そして、やはりバジル必須だな…と、つくづく思い知りました。

ニョッキ

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1/4残ったくり将軍(カボチャ)でニョッキを作る。何度も書いていますが、わたしのニョッキは、蒸して皮を取ったかぼちゃの重量を量り、その25%の強力粉を加えてしっかり練ったもの…なので、「ほろり」というより、「ねっちり」という感じの食感になります。

これに、生クリーム、ゴルゴンゾーラ(ピカンテ)のソースで食べました。いつも、セージバターとかトマトソースとかもいかがですか? と言ってみますが、夫的に、かぼちゃのニョッキはチーズソース一択なんだそうです。ただ、今日は生クリーム200ミリリットル、チーズ50グラムで作ったら、「量多すぎ」と言われたので、今度は半分にします…。

奥は、『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんの焼きなすのサラダ…なのですが、ソースの決め手であるバジルを買い忘れてしまい、それを省いて作ったところ、うん、まぁやはりひと味足りないな…と言う仕上がりになりました。

本来は、アーモンド、バジル、オリーブオイル、バルサミコ酢、しょうゆ、一味唐辛子をフードプロセッサーで砕いて作る、ほんのりピリ辛な甘酸っぱいソースが、焼きなすとよく合って美味しいのです。バジル抜きでも悪くないのですが、やはりハーブの力を侮ってはいけないと思い知りました。

チリコンカンふう

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作り置きの、ひよこ豆のチリコンカン風をドカンと盛って(と言いながら、この石皿はかなり小ぶりなので、実はドカンと言うほどではない)、それにパンとチーズ。久しぶりにアンデルセンのハイジの白パンとバゲット買ったけど、美味しいなあ。

チリコンカンの脇に添えたのは、ケールと黒キャベツのオイル煮。かなり刻んで、オイルも多めで、長時間加熱して、ようやく食べられる状態に。ヨーロッパっぽい野菜だなぁ。ちっこくて黄色いにんじん、赤くて細いかぶ、ごぼうは、蒸籠で蒸して、ガドガド風ソース(『わたしのとっておきサラダ』から、なかしましほさんのレシピ)。ピーナッツバター(加糖、チャンク)、シーズニングソース、酢、赤唐辛子刻んだの、にんにく、しょうがのすりおろし、水…なんだけど、刻んだりすり下ろすのが面倒だったので、赤唐辛子は粗挽き唐辛子粉、にんにくはパス、しょうがはジンジャーパウダーで簡単に。それでも、なんか雰囲気出ました。

チーズは、カマンベール・ド・ノルマンディー、マンステール。最近ずっと食べやすいチーズばかりでしたが、最近またじわじわと臭いチーズブームが来てます(私の中で)。

焼き豚とねぎと松の実のチャーハン

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残った焼き豚とねぎあえを刻んで、松の実を加えて、チャーハンに。八角と丁字の香りが効いたタレを味つけに使ったから、もぐもぐするたびに甘い香りが鼻に抜ける。

昨日作ったチーズソースが美味しかったので、ロメインレタスの残った半分も、またサラダに。よく考えたら、シーザーサラダみたいな組み合わせだもんね、合うはずだよ、美味しいはずだよ。

パイナップルチャーハン

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ここ数週間、あー食べたいなぁーと思い続けていたのが、パイナップルチャーハン。年に1回このくらいの時期に、食べたいなーと思う料理の一つです。なんででしょうね、あの不思議な甘酸っぱさというか、甘塩っぱさというか、思い立ったら食べずにはおられない気分になります。タイ料理のお店に食べに行ってもいいけど、食べたいのはこれだけなので、自分で作ったほうが経済的。ようやく、材料がそろって、家で作る時間も取れたので、ここがチャンスやーと、そそくさと作る。

ちゃんとレシピを見て作りたいなーと思っていたけど、手持ちの本から探すのが結構大変なので(自分で自分の蔵書を管理しきれなくなってきました…)、フィーリングで。

にんじん、玉ねぎ、ピーマンの粗みじん切りをココナッツオイルで炒めて、器に取っておく。塩水漬けにした豚バラ肉を粗く叩き、水気がなくなるまでしっかりカリカリに炒めて、器に取っておく。野菜、豚肉、大きめのさいの目切りにしたパイナップル、タイ米の順に中華鍋に加え、カレー粉少々、ナンプラーで味付けして、器に盛る。黒コショウたっぷり。

奥は焼きなすでサラダ2品。手前はナンプラーとレモン汁と太白ごま油のドレッシングを回しかけたもの。奥は、焼きなすの上に、粉山椒、すりごま、ごま油、塩をかけたもの。どちらも『わたしのとっておきサラダ』に載っていたレシピで、前者は渡辺有子さん(だいぶアレンジした)、後者は牧田敬子さんだったと思う。焼きなすに、山椒と胡麻ってのは、なんだかよかったなぁ。冷や酒に合いそうで。あとは、冷や奴に、みょうがと削り節かけてしょうゆをちょろり。

パイナップルチャーハンですが、たまたま使ったパイナップルがとっても美味しかったのが奏功してか、夫は翌日になっても「あの、チャーハンは美味しかったなぁ」と何度も言っておりました。確かに、あのパイナップルは妙に美味しかった。切り身になった赤札品だったのに。

肉なし肉豆腐

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スペシャル角煮の中身は全部食べてしまったが、煮汁が大量に残っている。これは何とかして何とかしたいものだ…と考えて、なんちゃって肉豆腐を作った。といっても、単純に、水切りした豆腐に、丸こんにゃく、麩、長ネギを入れてことことと煮込んだだけ。

こんにゃくやネギから水が出るので、味を足すかどうかちょっと悩んだけど、元の汁だけでも十分に調味料を使っているので、足すのはやめた。確かに、若干、薄めの仕上がりになったけど(こんにゃくは、先に空煎りしておいてもよかったかもしれない)、しみじみと美味しかったので、まぁよかったと思う。

奥は『わたしのとっておきサラダ』にあるカノウユミコさんのレシピで作ったサラダ。元ネタは、エリンギと焼きねぎを使うのだけど、今回はシイタケで。ドレッシングは、カボスの絞り汁、薄口しょうゆ、グレープシードオイル。ちょっと前に女子会(もどき)の会で作った時もすごく好評だったのですが、なぜか、夫にも好評でした。これ案外、手数の多いレシピなのですが、さすがプロが作ったレシピというのは、それぞれの手間に理由があるのだなぁ…とつくづく思い知りました。

かぶを切って、味噌添えただけをかじりながら、二階堂を飲む。もちろん、カボス割ですよ!

晩御飯をつまみつつ、『ハーブ&ドロシー 』を観る。ハーブさんの貪欲さにただただ圧倒されたのでした(猟犬という例えは言いえて妙)。劇中でどなたかが言ってましたが「審美眼というのは育てて身につくものではなく、生まれ持つ才能なのだ」という言葉に納得。あれは、コレクターという名の芸術家なのですね。