タグ別アーカイブ: 和食宝典

ちらしずし

散らし寿司 by nekotano

冷凍してあった酢飯を解凍し、ちらしずし風の混ぜご飯を作る。

具は、干ししいたけの甘辛煮、かまぼこ、実山椒のしょうゆ漬けの粗く刻んだの。あとは、もみのり、錦糸卵。これが、期待していた以上においしくて、半分は明日の朝に回すつもりだったのだけど、全部食べてしまった…。

なお、酢飯は『和食宝典』に載っていたレシピで作ったもの、干ししいたけの甘辛煮は『別冊暮しの手帖 お正月の手帖2009年版』にあった辻調のレシピで作ったもの。どっちもおせちの残りもんと言えます。さすがに、かまぼこは年明け後に買い足したものを使用。実山椒を入れたのが正解だった気がしますが、この組み合わせ、なかなかいいんで、覚えておこう。

今日はものごっつ寒くて(風が強いよ)、汁ものも欲しかったんだけど、1人前で作るのがめんどくさかったので、焼酎のお湯割りで代用。かぶの葉と厚揚げの煮物、昆布巻をつまみながら2杯飲む。

これで今年のおせちは全部完食。何だか感慨深い。さようなら、また来年。

かわはぎの煮付け

かわはぎの煮付け by nekotano

昨日、刺身用とシールが貼られた立派なかわはぎを買っていたのだけど、すぐに使うアテがなかったので、さっさと冷凍していました。

そしたら、急に夫が「昨日のかわはぎで、煮つけが食べたい」と言い出した。ごぼうがないなぁ…代わりに、ねぎ使ってもいい? と聞いたら、「いい」という。どうも、これから夫だけしばらく家を空けるので、その前に好きなものをしっかり食べておきたい、という魂胆のように思われる。

煮魚なんて作るの久しぶりだから、『和食宝典』見ながら適当に。フライパンに、酒、みりん、しょうゆ、水を1:1:1:2の割合で入れ、しょうがスライスをポン。沸騰したらかわはぎを入れて、再度沸騰したら中火に落としてねぎを入れて落し蓋。汁が半分程度になるまで煮たらおしまい。

付け合せはごぼうがよかったけど、ねぎもまぁよし。もちろん、魚はもっとおいしい。昔は、煮魚って、中までしっかり味が染みたのが好きだったけど、今は、濃いタレをさっと絡めた感じの仕上がりのほうが好きかな。

ほかは、かぶの葉と厚揚げの煮物、かぶときゅうりの浅漬け。

おせち

おせち by nekotano
お刺身 by nekotano

あけましておめでとうございます。

まだ、年末の数日分の記事を書いていませんが、先にこっちから。

今年も無事、自作のおせちで新しい年を迎えることができました。作っている時は、「なんでこんなことしてるんかなぁ…」と一度二度は思うのですが、作ってしまえば清々しいもので、今は「今年もやりきったな」という(自己)満足にたっぷり浸っております。

毎年、何かしら新作を入れているのですが、今年は去年とほぼ同じもののみ。その代り、メモ帳を見返しながら、ていねいに作ることを心がけてみました。とはいえ、製作日数はおおよそ1.5日。おせちを作り始めた頃よりは、だいぶ手際が良くなっているのは実感しており、亀の歩みではありますが、少しは上達しているのかなぁということが実感できて、いい年明けを迎えられた気がします。

あと、ほぼすべての料理の甘みを、みりんではなくメイプルシロップに置き換えてやってみたのですが(有元葉子さんの真似)、モノによっては、みりんや砂糖で作ったほうが好きだな…というものもあり(メイプルシロップを使うと、キレのある甘さになるので、コッテリした甘辛味が好きな人にとっては、若干物足りない感じになる)、意外と自分は、クラシックな味付けが好きなんだなということがよく分かったのでした。

上の写真は、一の重とお雑煮。下の写真は、二の重とお刺身類。

一の重は、紅白なます、卵焼き(松露)、叩きごぼう、昆布巻(たらこ、身欠にしん)、かずのこ(干し数の子を出し漬、塩蔵数の子をしょうゆ漬け)、かまぼこ(鈴廣の古今)、八幡巻(ごぼう、金時人参)、田作り、黒豆。

雑煮の具は、餅、菜の花、鶏もも肉のグリル焼き、せり、柚子皮。

二の重は、煮しめ(八ツ頭、さといも、ごぼう、こんにゃく、干ししいたけの含め煮、黄金くわい)、れんこんの炒め煮。

刺身類は、蒸しあわび、本まぐろの赤身、平目のこぶ締め(えんがわ付きでラッキー)。偶然ですが、まぐろもひらめも、どっちも大分産。スモークサーモンの手まり寿司。

お酒は、加賀鳶。単純に、今月「加賀鳶」観に行くから…という理由だけで買ってきましたが、きりっとした味でおいしかったです。

これ食べながら、ニューイヤー駅伝、全日本女子サッカー、サッカー天皇杯と、スポーツ中継をハシゴ。いつもと変わらない正月を過ごせて、ありがたいことです。

まながつおの祐庵焼き

f:id:NEKOTAten:20110216221434j:image

近所の魚屋にまながつお(かなり小ぶり)があったので買ってみた。

適当に3枚におろして、祐庵焼きにする(『和食宝典』)。私的には大変おいしかったが、夫の反応はいまいち。結構、うろこが落ちていたので、鮮度的に少し落ちるものだったのかもしれない。でも、おかげで、ほとんど全部私が食べれたので、まぁよかったとも言える。

ところで、夫は、この祐庵焼きを食べて、「これだったら、太刀魚で作ってもいいんじゃない?」と言い出してビックリ。実は、このレシピ、ホントは太刀魚で作るとあったからだ。んー、魚好きじゃない癖に鋭いな…。

あとは、ねぎのホイル焼き、しいたけのホイル焼き、にしんなす、ふきとたけのこの精進煮。ご飯を食べない代わりに、少し焼酎を飲む。

しいたけのホイル焼きは絶賛されたが、ねぎのホイル焼きは反応が薄かった。なんかね、包んで焼くと甘みがないんだって。やっぱ、ねぎはオーブンでじっくり焼くのが一番いいみたい。

花見弁当

f:id:NEKOTAten:20110215192645j:image

うちの近所には、府中郷土の森という大きな公園(博物館とかプラネタリウムとか移築した古民家とかもある複合施設)があるんですが、ここはなかなかよい梅林もあるんです。

ということで、梅をこよなく愛する知人Yさんと一緒に「梅見の会」を催す。単に、梅林で弁当食べるだけなんですけれども。

予定を立てたのがだいぶ前だったので、まぁこれくらいの日取りだったら、そこそこは咲いてるだろ…と思ってたんですが、前日に雪が降るとは思いもよらず。ただ、一夜明けて天気だけはいいので、決行してみました。梅は三分咲きでまだまだですけれど、日差しは暖かく、風はなく、弁当を食べるには、それほど悪い日ではなかったので、ホッとした次第。

弁当箱には、毎年おせちで使っているお重を使用。夫が赤飯とおいなりさんを食べたいというので、一段目にはそれをぎっしり。いい機会にと、俵型の物相を買ってみたんですが、これがなかなかよかったです。お赤飯って、普通に弁当箱に詰めると結構食べにくいんですが(ひっついて堅くなるから)、物相で抜くと見た目もいいし、食べやすい。3つ穴タイプを買ったんですが、お赤飯だと80グラムくらい詰めるのがちょうどよい感じでした。

二段目には、Yさんリクエストの卵焼きのほか、下記のおかずを盛り込んでみました。

    • 少し甘い卵焼き
    • 出し巻き卵
    • ふき、よもぎ麩、たけのこの精進煮
    • れんこんのはさみ揚げ(辛子しょうゆを添え忘れた)
    • 鶏のから揚げ
    • にしんなす
    • 菜花の塩ゆで(マスタードピクルスをかけ忘れた)
    • 黒豆

卵焼き2種類は飯島奈美さんのレシピ(特に出し巻き卵はすごくおいしかった)、鶏のから揚げはウーウェンさんのレシピ(温故知新的生活vol.7『暮らしまわりの・知恵袋』)、おいなりさんは栗原はるみさんのレシピ(『ごちそうさまが、ききたくて。』)。ごはんに白ごまとじゃこを入れています(夫用に白ごまだけのバージョンも作る)。赤飯は『和食宝典』に載っている後藤紘一良さんのレシピ。

これだけ作るのは、まぁ、大変っちゃ大変ですが、ほとんどが出しで炊くものか、揚げるものなので、作り置き可能なものが多く、大変さはまぁそれなりに…という感じ。これだけ目一杯料理する機会はあまりないので楽しかったですし、なにより、Yさんの食べっぷりを見るのが好きなのです(夫よりも作りがいがある)。Yさん、また近いうちに食べに来てくださいね。

   

ぶり焼き

f:id:NEKOTAten:20100423204510j:image

お昼はココイチ(例によってあさりカレー、夫はいかカレー)でサクッと済ませたはずだったのですが、うっかり夕方、柿の種を食べすぎて二人とも胃もたれ。食べてる時は、ちょっとつまんだ程度…と思っていたのですが、だいぶつまんでいたようです。恐ろしや、柿ピー。

だもので、夕飯は「ご飯いらん」ってことでおかずだけ。

ぶりを買ってきていたので、ぶりだけは食べちゃわないと…と、塩焼き&黒酢焼きにしました。黒酢焼きは『和食宝典』に載っていたレシピでしたが、酒、しょうゆ、黒酢で照り焼きにするだけ。酸っぱくはなく、さっぱりって感じ。お酒って言うより、ご飯に合う味でした。

手前は、水菜、とまと、みょうがのサラダ。玉ねぎドレッシングで。真ん中は、竹の子の出し煮、こごみのさっとゆで添え。奥はかぶを乱切りにして塩振っただけのものに、かぶの葉の煮びたし。

ご飯をカットした代わりに、ほんのちょっとだけ日本酒のみました。

若竹煮

f:id:NEKOTAten:20100411194140j:image

若竹煮を作って、その一部を竹の子ごはんの具に転用。ご飯と主菜が全く同じ味付けってのはまずいかなぁ…と思ったけど、まぁ仕方ないよな。かなり新鮮な竹の子だったので、味付けはぎりぎりまで控えめに。ここ数年でも、一番良く作れたんじゃないか…ってなくらいおいしかったです。

それにしても、竹の子料理には欠かせない木の芽、べらぼうに高い。しかし、ないとおいしさも半減なので、「うう」と思いながらいやいや購入しています。来年は、山椒の木の鉢植えでも買おうかしらん…。

奥は、うどのごまだれ(白ごまペースト、麺つゆ、辛子)乗せ。皮はきんぴらに。