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満留賀静邨

東京堂書店からほど近いところにある、満留賀静邨(まるかせいそん)というお蕎麦屋さんで晩ご飯。夫が仕事帰りにふらっと入ったら、美味しかったのでどうですかということで、のこのこ出てきたのでした。

まだ明るいけど、とりあえず、そば焼酎。このほかに、蕎麦湯の入ったポットも出されて、好きなように割って飲むスタイル。これは嬉しいな。梅干しもデフォで出てきたけど、焼酎の中に入れて飲むのはあまり好きでないので、ちびちびかじりながら飲む。いい感じ。

この辺には珍しく、通し営業。ちょっと早い時間だからと軽く気後れしながら、メヒカリの唐揚げ。これがすごくおいしかったなー。

玉子焼きは、お江戸風味の甘じょっぱではなく、塩味。小さい頃は甘い玉子焼きを食べ付けなかった私には、むしろ懐かしい感じです。

焼酎を空にしてから、蕎麦。しっかり食べたから、せいろでいいかな…と思いつつ、どうしても、あなご天ざるに目が行ってしまう。あなごの天ぷら好きなんだよなー。

で、欲には逆らえず、結局注文。身の厚いあなごがたっぷり2切れだったか、3切れだったか。とにかく良いボリューム。揚げ具合もよろしくて、とてもおいしかったです。

お蕎麦は、最近では逆に珍しい太い麺。しっかり食べ応えがあって、きちんとのど越しもよい。太い麺に負けじと、薬味も盛りだくさんで、うずらの生卵まで添えてくれるのは初めてでした(2個あるのは、ひとつは夫がくれたからです)。最後の一口かなって時分にカンカンと割り入れて、蕎麦と一緒にズルっとすするのは、妙なありがたみがあって、いい感じでした。

ちょっとトラブルがあって、仙川で降りて、猿田彦珈琲でちょっと一休み。カフェオレで始まり、カフェオレで終わった、今日のおでかけでした。

MORETHAN BAKERY

新宿で用事のあった夫と待ち合わせて、モアザンベーカリーへ。ザ ノット東京新宿と言うオサレなホテルの1階に美味しいパン屋さんがあるということは長らく知っていたのだけど、ようやく行く機会に恵まれた。

この近辺で働いていたことがあるので、えー、こんなところにホテル? と思ったんですが、いざ入ってみると、西新宿、都庁裏という立地のイメージとは違った、いかにも今はやりのおしゃれなカジュアルホテルで、ロビーにいるのはほとんどが外国人観光客だったように思います。個人的には、東京観光にはやや不便な場所なんじゃないか…と思っちゃうのですが、西新宿と言えば大型ホテルも多いし、新宿中央公園もあるしで、案外、外国人観光客にもウケのいい場所なのかもしれません。

イートインスペースはないのですが、ホテルのロビーで食べていいので、ひとまず安心。テイクアウトするときは、ビニール袋は有料(20円)です。飲み物は、併設のティースタンド(MORETHAN TEASTAND)で購入します。コーヒーはなくて、紅茶だけ。チャイが看板らしいので、じゃぁ、それで。

夫はベーグル、私はクリームパン(のようなもの)をチョイス。うーん、おいしい。

隣の人が食べていておいしそうだなぁと、つられて追加で買ってしまったグリルドチーズ。トッピングが5種類ほどあるのですが、一番上の「SUGAR」のところで目が止まっていたら、レジの女の子が、「ザラメなんですけどね、おいしいですよ。一番のお勧めです」というので、ザラメトッピングで。ちなみに、他は、TOMATOS、SPAM、VEGGIES(コールスロー)、FRIED EGGS、でした。

5分ほど待って、熱々のサンドを渡されましたが、中はチェダーチーズがたっぷり。その中に、思ったより多めのザラメも挟まっています。溶けきっていなくて、ちょっとジャリジャリしています。が、甘じょっぱくて、これが、いい。ことに、夫は、普段から、チーズパンにはちみつをかけるような人なので、とりわけ気に入ったようでした。

パンもおいしいし、雰囲気もいい。ホテルも泊まってみようかなぁと思いつつ、でもなぁ、さすがに、新宿には泊まる用事がないんだよなぁ。

もやしそば

昨日冷凍しておいたもやしを使って、今日ももやしそば。

コチコチに凍ったもやしをどうするかなぁと悩んで、とりあえず、時間差で長ねぎ、蝦子麺と一緒にゆでて、軽くとろみをつけたスープ(鶏ガラスープ、シーズニングソース、しょうゆ、片栗粉)で和えてみた。エスビーのテーブルコショーが似合う味。

美味しかったけど、もやしはちょっとシャキシャキ感があるほうが好きなので、冷凍しないで使う方が好きかな。ただ、冷凍できることは分かったので、ひとつカシコクなったと思いたい。

先日のリベンジとばかりに、夕方にdouceurに行き、ようやくコーヒーゼリーを食す。

アイスクリームに生クリームも乗った豪華版。ゼリーは、むっちりしていて、比較的しっかり堅めで、好きな食感でした。おいしかったです。

豚丼

豚バラ肉と玉ねぎで豚丼に。

心持ち大ぶりにスライスした玉ねぎを軽く炒めたら、にんべんのつゆの素にみりんを足した煮汁で柔らかくなるまで煮込み、最後に豚バラスライス(しゃぶしゃぶ用)を加えて、煮汁が軽く煮詰まったら出来上がり。

つゆの素にみりんを足しているうえに、玉ねぎもたっぷり使っているので、かなり甘めです。なので、紅ショウガは必須。これで味を引き締めます。

汁ものは、レンジでチンしたナスを具にした、永谷園の赤だし。

数日前から、出来るだけ間食を控えるようにしているのだけど、今日は夕方にdouceurで、コーヒーフロートを頼んでしまった。本当はコーヒーゼリー目当てだったんだけど、売り切れだったらから、つい…(アイスがおいしかった)。

Le Pain Quotidien

東京ミッドタウンで所用。ちょっと気の張る用事の前なのでお腹いっぱいにはできず、お昼はLe Pain Quotidienで軽く済ませる。イートインのランチメニューがおいしそうだったけど、まぁしょうがない。奥の、チョコとオレンジの入ったブリオッシュが、地味においしかった。

用事が済んで、Toshi Yoroizukaでケーキを食べる。むかーし、ミッドタウンにちょこちょこ来ていた時期があったけど、行くたびに満席だったり貸し切りだったりとタイミングが悪く、入ったことがなかった(同じミッドタウンの中にある、サダハルアオキのケーキが好きというのもある)。10数年越しに、ようやく入れました。

イートインで食べるのだから、本当はサロンメニューを選ぶべきなんだろうけど、なんとなくテイクアウトのケーキをチョイスして、中で食べました(テイクアウトより50円増しだったかな)。ただ、隣の人の食べているのを見たら、サロンメニューも楽しそうです。普通にカジュアルな服装で入っても大丈夫そうだったし、機会があれば、こんどはそっちで。

ケーキは、ババオラム。ラムシロップが強烈で結構ふわっと来ました。おいしかったです。

JEAN-PAUL HÉVIN

ジャンポールエヴァンで美味を堪能。

10時半という、チョコレートケーキを食べるには微妙な時間帯に出かけたため、滞在時間のほぼすべてを、私と夫とお店の人と3人だけという中で過ごしました。百貨店なのに、BGMがまったくかからない空間って、ちょっと貴重かも。チョコレートを買ったときにも感じましたが、お店の人の客あしらいが上品なのがまた嬉しい。

今日食べたのは、パッション。下から、ビスキュイ、ガナッシュ、ムースの3層仕立てで、ムースがパッションフルーツ風味。ビスキュイとガナッシュの間に、クルスティヤンというカリカリした食感の生地が挟まっていましたが、そのおかげで食べるときにリズムがついて、軽やかな食感。パッションフルーツがキーンと来るのかなと思いきや、思っていたより穏やかで、ビターチョコレートのガナッシュとの相性も良く、なんというかバランスよく調和していて、圧倒的においしい。最後まで鮮烈な印象のまま食べ終わってしまった。

最後の一切れを食べるときに、食べ終わるのが残念って、こういう気持ちなんだろうなぁと思いながら食べた。

もう1個違うケーキを食べようと思っていたのだけど、「エクレールは、金土日限定です」といわれたので、ついついそれを。オーソドックスにおいしい。

なんか、もう1個食べれる気がする…ということで、夏の間だけ提供している、ヴェリーヌからひとつ。ヴェリーヌ・ショコラカフェ。「フルーティな香りが特徴のエチオピア産コーヒーを使用したクリームと軽やかなブラジル産カカオのムースの組合せ。 」だそうで、まったり濃厚そうと思いきや、シュッとした切れとビターなコクが大変おいしい。

立て続けに3個を一気食いという品のない食べ方をしてしまったが、しかし、とても満足です。そしてこれを書きながら、また食べたいなぁと思っているのでした。

ちなみに夫は、ショコラショーを飲みながら、私の食べっぷりを楽しげに見ておりました。

タカセ

久しぶりに池袋に行く。池袋って、ホントに縁のない街なので全然知らず、うーんと頭をひねって、そういえばタカセのレストランに行ったことなかったなと気づいて、行ってみることに。

昼時なので少し待ったけど、回転がいいのですぐに座れた。大昔から同じ場所で商売をやっているお店独特のこなれ感があって、不思議に落ち着く空間だった。さんざん悩んで、結局日替わりランチ(デミソースのかかったチキンソテー、カジキのフライカレーがけ)。しかもライス(お味噌汁付き)。オムライスも食べたかったし、目玉焼きの乗ったハンバーグもおいしそうだったし、ポークジンジャーもいいなぁ。タカセなんだから、ライスじゃなくて、自家製パンにすればよかったなぁ、とも思ったり。

なんだかすっごくおいしくなさそうな写真だけど(申し訳ない)、料理はおいしかったです。なんていうか、全体的にまともっていうか。なんだかホッとする。お客さんの年齢層はかなり高めでしたけど(歌舞伎座とほぼ同じ感じ)、そうだろうなぁと思う。夫が注文した、カニクリームコロッケも、さらっとしたクリームがちょっと独特で、さっぱり食べられておいしかった。

ケーキも食べたかったけど、お店の人も忙しそうだったし、何となく自重。

夫が、こういうお店、うちの近所にもあったらいいのになと言っていたけど、似たようなお店…と考えると、西荻窪のこけし屋になるのかなぁ。あとは、洋食やじゃないけど、国立のロージナ。うちの近所となると、いせやになるのかなぁ。行ったことないけど。

食後にぶらぶら歩いて、江戸川乱歩邸に行く。昭和9年から40年までを過ごした最後の住まいで、現在は、立教大学の大衆文化研究センターが管理しており、週に2回、予約なしで見学ができるのです。

玄関にほんのちょっと展示スペース。ポプラ社から出ていたハードカバーの少年探偵団シリーズは、小学生のころによく読みました。懐かしい。

基本的に、ガラス越しに外からのぞくだけなので、今日みたいなやたらと天気のいい日だと、ガラスが反射しまくってものすごく見えづらい。来る人みんなガラスに張り付いてガン見。ここは、作家の自宅をテーマにした本(『文豪の家』とか)でもよく紹介されている、応接間です。青いビロードが貼られた揃いのソファが素敵。

小ぶりの暖炉がまたいい感じ。傍らに『貼雑年譜』からのコピーと思われる、自宅の見取り図やこれまでの引っ越し履歴の地図が展示されていましたが、江戸川乱歩の異常なまでの筆まめっぷりに驚く。

様々な蔵書が保存されていた土蔵。これを目当てに来た人も多いようで、意外と途切れずに人がやってきます。

ただ、出入り口にガラス戸がはめられており、見学者はここからのぞき見るほかないのでした。残念だけど、でも、仕方ないなぁ。それにしても、この土蔵で本を読むのは気持ちよさそうです。

この後、駅まで戻るついでに立教大学の構内も少しぶらっとしてみたんですが、あまりの素敵っぷりに驚く(私の中では、これまでは学校の雰囲気の素敵さ度合いでは青山大学が一番でしたが、それよりもはるかに立教のほうが上)。都会の大学ってすごいわ。

池袋駅まで戻って、東武百貨店のレストラン街にある、TOSHI STYLEデセールカフェ&レストランでお茶。キウイとパイナップルのスープがおいしかった。

黒ゴマピリ辛混ぜ麺

昨日の夕方のゲリラ豪雨はなんだったんだろうと、ふと思うほどに、良い天気。

やっぱり冷たい麺かなと思って、そうめんをゆで、ピリ辛味の挽き肉そぼろ、スライサーで細切りにしたきゅうりとカブを乗っけて、和え麺に。ちょっと石垣島ラー油をかけて、さらに辛くして食べました。

挽き肉そぼろが黒いのは、黒ごまペーストを使ったからです。白ごまだと思ったら、黒ごましか残っておらんかった。豚挽き肉をにんにく、しょうがのみじんぎりと一緒に炒めたら、余分な脂をぬぐい、豆板醤、砂糖、しょうゆを順番に加えてしっかり炒め、最後にごまペーストを加えてよくなじませる。黒ごまでも、もちろんおいしい。

食後に、昨日のリベンジだとばかりに、再び国立へ行き、ロージナへ。夫は念願のプリンを食べ、私はレアチーズケーキ。もんのすごくレトロな味わいでした。

国立ってすごく好きな町なんだけど、でも、住みたいかと言われると、なんかちょっと違う感じもある。うちからバスで1本で行けるって感じの距離感だから、いいのかな。ただ、品のいい本屋さんが駅から近いところに何軒かあるのは、すごくうらやましい。

ぶらっと周辺を少し歩いてから、バスで帰ったんですが、普段だったら大して混んでいるはずのない路線なのに、府中に近づくほどに人がどんどん乗ってくる。あれ、これって、ひょっとして、皆祭りに行くの? と思ったら、そうだった。くらやみ祭りって、結構広範囲から人が来るんだなぁ。