タグ別アーカイブ: 四季をおいしく食べる和のおかず

アボカドとみょうがのわさび醤油和え

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夫がいないので、まぁ外食してもいいかな…とも思いましたが、今回の不在は結構長いので、外食は、作るのしんどいなーと思ったときのために取っておこう。食べるものもいっぱいあるしさ。

ということで、ありもんでちゃちゃっ。

タイトルまんまですが、食べそびれたアボカドを急いで食べねばということで、皮むいてざっくりつぶして、千切りみょうが、オリーブオイル、わさび醤油、レモン汁で和える。元ネタは『四季をおいしく食べる 和のおかず』にあるレシピで、材料もほぼ買えてないと思うのですが、作るごとにお手本の見た目とはだいぶ違っていく…。

もともと有元さんのレシピは大好きなのですが、外で働くようになって、ますます好きになりましたね。ただ美味しいだけじゃなくて、手数が少ないのに美味しいってところも、魅力なのだなぁと気づきました。あと、ほんのちょっとだけお酒飲みたいという気分にこたえてくれる料理が多いところも。このアボカド和え、ワインはもちろん、日本酒にも焼酎にもよく合うのです。

あとは、まだまだ残っているラタトゥイユ、グリーンオリーブにチーズ。パンは、ポールのアンシェンポール。

ひとりである気楽さからか、だいぶのんびりと食べてしまった。

えびのマヨネーズソース和え

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少し前にふいに「エビマヨが食べたい」と頭に浮かんだ。のだが、実は私はエビマヨを食べたことがない。夫には、「お総菜の柿安ダイニングの看板商品である『大海老マヨ』みたいなもの」と説明したのだが、実のところ柿安のエビマヨも食べたことはないのでした(夫も未食なのでこの説明は通じなかった)。

食べたことがないのに何で無性に「食べたい」と思ったのだろう…と自分でも思うけど、でも、なぜか食べたいなぁ…と思ったんですよねぇ。ただ、思うに、「エビマヨは、揚げたエビにマヨネーズにコンデンスミルクを混ぜた甘いソースを絡めたもの」くらいは知っているので、甘くてクリーミーなものが食べたい気持ちだったところに、エビマヨを連想したのではないのだろうか。本当のところは分からないけど…。

ともあれ、食べたことも作ったこともないので、まずはレシピ探し。

「エビマヨと言えば周富徳」というイメージだけは勝手に持っていて(ご自身が元祖だと自称されていたんでしたっけ…未確認ですが)、1冊だけ持っている周富徳さんの本をめくってみたところ、載ってない。広東料理の本はいくつか持っているので探してみましたが、ないのねぇ、エビマヨ。中華料理じゃないのかしらん。仕方ないのでネットで探して、とあるブログで材料と分量を確認(すぐ見つかった…)。その方も周富徳さんのレシピと仰ってはおりましたが、出典を書かれていないので、確認できず(なので、転載するのは控えます)。

作り方は拍子抜けするほどカンタンでした。

丁寧に下処理した海老に卵白、片栗粉、胡麻油、塩を混ぜたものを絡めて片栗粉をまぶして揚げたら、しっかり油を切ってからソース(マヨネーズ、ケチャップ、コンデンスミルク、エバミルク、ジン、塩、パセリみじん切り)で和えるだけ。エバミルクがなかったので豆乳で代用、最後の塩とパセリはパス。代わりに粗挽きの黒胡椒を挽きました。

ソースは元ネタの4分の一にしましたが、十分でした(それでもマヨネーズ1/4カップも使ったんだよ!)。揚げ物にさらケチャップやにコンデンスミルク入りのマヨネーズ…、作っている最中は色んな葛藤がありましたが、食べたら吹き飛びましたねぇ。美味しかった! 普段は点の辛い(ことに魚介は)夫もこれは吠えてた! 美味しいってのはすべてにおいて免罪符だなぁと思いましたねぇ。コツは、海老を丁寧に処理して、徹底的に臭みを抜くこと。ソースに臭みをカバーするものがほぼ入っていないので、海老がまずいと台無しだと思います。あと、海老は比較的大きめのものを使うのがよろしいかと思います。小さいと、ただマヨネーズ食べてるだけになっちゃうような気がします(それはそれでいいのかもしれないけど、せっかく海老を使っているのだから、なんだかそれってもったいない)。

添え物は、ラクして水菜のざく切り。「赤水菜」という種類で色はきれいでしたが、味は普通の水菜とほとんど変わらず。作り置きの玉ドレ(『四季をおいしく食べる 和のおかず』にある「新玉ねぎのドレッシング」)をたっぷりかけてわしわし食う。

せっかくだからと、いつものレシピ(『KOBEで極める! 世界のパン』)でマントウも作る。ドライイーストが新しいからね、今日はちゃんとうまく膨らんでくれました。夫からは食後に握手をもとめられました。今日の晩御飯はことのほか美味しかった…ということだと思うんですが、よかったよかった。

枝豆

枝豆 by nekotano

実家から枝豆をたくさん送ってくれたので、さっそくゆでて食べる。新鮮で身が詰まっていて美味しい。

沢山あるので美味しいうちにと、お世話になった人におすそ分け…と少し持って行ったのだが、その際に「茹でて食べるんですね」と言われてちょっと面食らう。ああそうか、「枝豆」と聞いて私が真っ先に連想するのは、食材としての枝豆なんですけど、料理としての枝豆を連想する人もいるわけですよね。難しいね…。

ところで、「どうやってゆでるんですか」と聞かれたときに、要領よく答えるのが難しかったので、備忘録的に書き出しておく。

  • 枝豆はハサミで軸から切り離し、ボウルに入れ、塩小さじ2ほどを振り掛けて揉み洗いし、しっかり水ですすぐ(産毛取りと汚れ落としのため)
  • 鍋に、枝豆、水カップ1を入れて強火にかけ、沸いたら弱火に落としてふたをして、3分半~5分茹でる(3分過ぎたらひとつ食べ、かすかに歯応えが残る状態でゆで上げる)
  • しっかりお湯を切ってから、塩小さじ1をふりかけて万遍なくなじませてから、ザルに広げて冷ます

適当に茹でても美味しいんだけど、注意深くね…と思うといくらでもポイントがあるような気もしないでもない。ともあれ、美味しかったです。ごちそうさま。

ほんとは、麻婆のつもりでいたんだけど、夕方伊勢丹をぶらぶらしていたら、「天然」のシールが貼られた稚鮎がいたので、急遽変更。天ぷらにしました。稚鮎とはいえ、今年は天然鮎が食べられたなぁ…と思うと、しみじみ嬉しい。はらわたが最高に美味しかったです。

鮎だけじゃ寂しいね(数的に)…と思って、かにかまを青じそで巻いたのも揚げる。もちろん、美味しいですよ、これも。ビールに合います。

夏になると一度は作っている、有元葉子さんレシピの「ピーマンとかぼちゃの煮もの」(『四季をおいしく食べる 和のおかず』)。これは、簡単で、意外にさっぱりしていて、でも、それなりにボリュームがしっかりあって、ホントに夏向きのいいお惣菜。

底の広い鍋で作るのが唯一のコツ。油で半割りしたピーマンを炒めたら(本だと丸ごと使いますが、私は半割りして種取ります)、脇に寄せて一口大に切ったかぼちゃを並べ砂糖をふりかけてふたをして、しばらく加熱。砂糖が溶けたらざっと混ぜ、しょうゆ、水を加えてふたをして、かぼちゃに火が通るまで過熱したら、火を止めて粗熱が取れるまで放置。

だいたい、砂糖としょうゆは大さじ1(本だといずれも大さじ2~3ほど)、水はかぼちゃの水分によりますが、私は50~100ccほど。ピーマンと一緒に煮るだけなのに、不思議と、かぼちゃ単体で煮るよりもおいしく感じるんですよねぇ。不思議ー。

豆豆アジの南蛮漬

豆豆アジの南蛮漬 by nekotano

昨日、スーパーの鮮魚コーナーで豆豆アジを見つけてしまい、ついつい購入。

正直なところを言うと、豆豆アジのはらわたを取る作業はとてもつらいので、一瞬躊躇したのだけど、しかし、豆豆アジの目玉が真っ黒で身体はピカピカで新鮮そう……、これで作ったらさぞ美味しかろう。それに、先日の豆豆アジの南蛮漬は夫に好評だったから、きっと夫も食べるだろう。そう思って、その夜せっせとはらわたをつまみ取って、塩水で洗って、南蛮漬けを作ったのでした。

レシピは、有元葉子さんの『四季をおいしく食べる 和のおかず』を参考に(「あじの南蛮漬け」)。ちょこちょこいろんな人のレシピで作ってきましたが、有元さんのレシピだと、青魚の嫌いなうちの夫でも食べられるので、最近はこればかりで作っています。

ただねー、今回は、他に食べるおかずがたくさんあったせいか、一切箸を付けませんでしたね。くっ、はらわた取るの、大変だったのに…。まぁ、私、南蛮漬、好きだから(あじもいいけど、一緒に浸けこんだ玉ねぎが好き)いいですけど。

数日前に買ってきていたアボカドが、もう食べ頃だったので同じ本にある「アボカドのみょうが和え」を作る。今日のアボカドは、久しぶりに、美味しかった。

あとは、茹でたこスライス、かぶとラディッシュの水キムチ風(『なすんじゃさんのキムチ・ナムルとおかずの教室』にある「セロリの軸のキムチ」の漬け汁で作った)、にらジャン(『豆腐料理日韓中の100レシピ』にある「ヤンニョムカンジャン」に刻んだにらを漬け込む)。これで、少しお酒。

芝海老のから揚げ

芝海老のから揚げ by nekotano

ふらっと魚屋に寄って、芝海老と小鯵が安かったので買う。使いきっちゃいたい油があるからちょうどいいやと、芝海老を唐揚げに、小鯵は南蛮漬けにする。

南蛮漬けは、有元葉子さんの『和のおかず』にあるレシピで。小鯵ははらわただけでなくて頭も取ってしまう、粉をはたかずに素揚げする、カリカリになるまで揚げてしまう、オリーブオイルで揚げる、って部分が一般的なレシピとは違うところ。今回はヒマワリ油で揚げる以外はレシピの通りに。

もともと、かなりいい鯵(キラッキラだった)だったので普通に作っても臭みは全くなかったと思いますが、ここまでじっくり揚げてしまえば、魚が苦手な人でもかなり食べやすくなっているのではないかと思います。って、夫は一切手を付けませんでしたけどね…。南蛮酢も甘さを控えた味付けなので、おかずというよりも、お酒のアテにいいような、そんな感じ。

あとは、甘い卵焼きにゆでほうれん草。卵焼きは夫のリクエストだったのに、ほうれん草をゆでながら焼いたのもあって、焦がしてしまった。すまんよう。

ふたりとも御飯はパスして、日本酒をちょっと。

さごちの焼き漬け

さごちの焼き漬け by nekotano

この時期やたらと見かける「サゴチ」。若い鰆のことだが、個人的には「サゴシ」の名称のほうが耳馴染みいいんだけどな…と思いながら調べてみると、「サゴチ」は関東、「サゴシ」は関西でよく言われる名前なんだそうです。どっちにしろ、漢字は「狭腰」を充てるようですが。

塩焼きにしようと解凍していたんだけど、解凍した日に使えなかったので、焼き漬けに。しっかり焼いたサゴチを、漬け汁(山椒醤油2、みりん1、酒1を混ぜて、レンジでチンして冷ましたもの)に漬けるだけ。冷蔵庫で2~3日持つし、冷めたままでも美味しかったので常備菜にも良さそう。

アボカドのみょうが和え(有元葉子さんレシピ)、空芯菜のサラダ。ドレッシングは適当に、ナンプラー、レモン汁、砂糖少々、水、赤唐辛子粉。

空芯菜は、両親のベトナム土産の、空芯菜カッターでカットしてみましたが、なかなか楽しい。水にさらすとくるんとカールして、絡まってしまって大変なことになってしまったので、その状態のままざく切りに。ま、食べやすくなったので、結果オーライと云う事で。

アボカドとみょうがのわさびしょうゆ和え

アボカドとみょうがのわさびしょうゆ和え by nekotano

昼焼きそば食って、夕方ラーメンと餃子つまんだら、もう晩御飯はそんなに要らない。

近江屋長兵衛商店で五目がんもを買っていたので、フライパンでカリッと焼いて、おろし生姜を添えて。アボカドとみょうがのわさび醤油和え(有元葉子さんレシピ)を作ったら、あとは作り置きを並べるだけで。今日のアボカドはまぁまぁ当たり。最近は、コッテリ感を持ったものに出逢えなくて残念なことが多いのだが、今日はよかった…(美味しくないアボカドを出すと、夫がやかましいのだ)。

蛇腹胡瓜の塩水漬け(蛇腹に切った胡瓜を、水、塩、酢、昆布、生姜スライス、赤唐辛子と一緒に漬けこむ)、そら豆の八角煮、卯の花。蛇腹胡瓜が妙に絶賛されたので、また作ろう。蒸し暑くなると、こういうのは美味しいやね。

夫はビール飲んでたけど、私はお茶で。何だか今日は疲れた。

干しゴーヤともずくの酢の物

干しゴーヤともずくの酢の物 by nekotano

こぶ締めにしておいたほたてをメインに献立を考えたら、酒のつまみ大集合になってしまった。

多分、ほたては全部夫が食べちゃうだろうから、じゃ私はホタルイカを食べるかと刺身用のホタルイカを解凍し、ついでに、冷凍庫の奥に転がっていた甘えびの塩辛も解凍。だいぶ前のものなので大丈夫かよ…と思いましたが、大丈夫でした。まだ2パックあったから、早めに食べんとな。

手前は、だいぶ前に作った干しゴーヤ。『残った食材は「干す」「漬ける」でササッと保存! 冷蔵庫いらずのレシピ』(按田優子)にあるレシピを参考に戻して、もずくと和える(合わせ酢は、白だし1、水4、千鳥酢1、旭ポン酢1)。ゴーヤが全然苦くなくて驚いた。ちなみに、映ってる分で小ぶりのゴーヤ1本分です。干すとたくさん食べられるんだなぁ。

奥は、ししとうを玉ドレ味噌(有元葉子さんレシピのドレッシングに味噌を混ぜたもの)で炒めたもの。時々、辛いのが混じってましたが許容範囲。お酒に合う合う。

それにしても、生のホタルイカのおいしいこと。特に、ワタがね。これはお酒飲まなきゃダメだろうと、日本酒コップに2杯。それじゃ足りんと、焼酎も少々飲む。久しぶりに、翌日は軽い二日酔い。

ピーマンの煮浸し

ピーマンの煮浸し by nekotano

だいぶ前に作って冷凍しておいたちりめん山椒と一緒にピーマンの煮びたしを作ろうと思ったら、見事に焦がした…。ああ、久々にやっちまったな…と思いましたが、食べてみると案外焦げ味がなかったので、何食わぬ顔で出す。

奥は、有元葉子さんレシピの、アボカドのみょうが和え。わさび醤油+オリーブオイル、アボカドの色止めにレモン汁をたっぷり使っていますが、この組み合わせが絶妙。みょうがは必須、大葉も添えるとなおよし。今年の夏も、出番が多いことは間違いありません。

ところで、今日使ったアボカド、包丁を入れたら全く手ごたえがなかったので、「ん?」と思ったら、なんと種なしでした。正確に言うと、種がアーモンドサイズ。思わず、「ナニコレー!」って叫んでしまい、夫は「これは珍しい、ナニコレ珍百景に送ろう!」とか言い出して(私は『ナニコレ珍百景』って結構好きでして、よく見てるのです。特に動物珍百景が)、しばらく二人でテンション高かったんですが、よく考えたら大したことでもないな…と思い直し、写メも取らず、普通に調理しました。味はいつも通りのアボカドで、何の問題もなし。ある意味、実の部分が多くてラッキーだった、のかもしれません。

あとは、いただきものの小アジの開き。丸ごと食べるタイプなので、夫は一切手を付けず。おいしいのになぁ。

うどの玉ドレ味噌乗せ

うどの玉ドレ味噌乗せ by nekotano

厚揚げが残っていたので、揚げチリ(エビチリのエビを厚揚げに変えたもの)で食べようかな…と思っていたのだけど、夫が、「いつもの食べた方がいい」というので、かぶの葉と一緒に普通に炊く。

あとは、塩鮭焼いて、うどでひと品。皮を厚く剥いて、厚めにスライスし、千鳥酢にさらしてから水けをきって器に盛り、玉ねぎドレッシングと仙台味噌を同量混ぜたものを乗せる。

玉ねぎドレッシングは有元葉子さんのレシピ(『四季をおいしく食べる和のおかず』)で作ったもので、これだけで普通に使ってもおいしいのですが、これに味噌を混ぜるとすごくいいディップになるんです。私はこれできゃべつ半玉食べられますが、うどにもよく合いました。