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ごぼうの唐揚げ

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そろそろ春か…というぬるい気温の日が続いていたにも関わらうず、なんだか無性に粕汁が飲みたくなったので、大根と鶏肉だけの煮物と汁物の中間のようなものを作る。

参考にしたのは『薬膳だから。』にあるレシピ。鶏肉水炊き用を水から加えて柔らかくなるまで煮込んだら、いったん冷まして一晩おいて、浮いてきた脂をすくう。大根の乱切りを加えて加熱し、柔らかくなるまで煮込んだら、酒粕、みりん、麦みそ、薄口少々。三つ葉の刻んだのをたっぷり乗せる。

ちょっと酒粕少なかったかな…と思ったくらい、さらっとした仕上がりになったけど、煮込むうちにそれなりに煮詰まってきてコクが出てきました。あんまり調味料を入れなかったけど、酒粕の効果か、しみじみ美味しい。

粕汁って私にはごちそうだけど、夫にとっては興味の持てない料理なのでいっさい手をつけないだろうと思って、ごぼうの唐揚げを作る。きょうのは、下味の具合も、揚げあがりもばっちりで、かなり美味しかった。夫も文句なく食べていたので、よかったよかった。

麻婆いんげん

麻婆いんげん by nekotano

今日はノイフランクのイートインで簡単に済ませちゃおうぜ…とか言っていたのに、夕方に外に出たらぽつりと大粒の雨。やっぱり家で食うか、と引き返して、もともとの予定だった料理を作る。

いつもの、ウーウェンさんのレシピ(『豆腐料理日韓中の100レシピ』)で麻婆。きょうの具はいんげん。直売所で買ってきたものなのでみずみずしさが段違いで、美味しい。慌てて作ったので豚肉を炒めた際に脂をぬぐうのを忘れてしまって、器にギトギトの脂が広がっているが、案外嫌な感じではなかった。といっても、麻婆の大半は夫が食べるので、本当のところはよく分からない。夫は、いつも通りにオイシイと言っていた。

最近しつこく作っている、ターピン(『北京小麦粉料理』)。ようやく、少し、コツらしいものがつかめたような気がしてるけど、どうだろ…。

奥の副菜は、『薬膳だから。』の「くらげとセロリの梅しそ和え」のセロリをきゅうりに変えたもの。和え衣は、梅干しの叩いたの、しそのみじん切り、白ワイン、砂糖、薄口しょうゆ、削り節。夫は麻婆に専念していたので、こちらはほぼわたし一人で平らげましたが、本当は小鉢にちょんと盛って出すのがお似合いの料理のような気がします。不思議なことに、やたらとビールによく合う味でした。

あさりとじゃがいもの煮物

あさりとじゃがいもの煮物 by nekotano

夫がいない時に食べたあさりのトマト煮が非常に美味しかったので、たべさせちゃろと思って、同じ店であさりを買って、きちんと砂抜きして、冷凍していました。

それを使って、『薬膳だから。』にある「じゃが芋とあさりの煮物」を作る。なんとなく、春キャベツも少し加えて。仕上げは、イタリアンパセリではなく、クレソン。

絶対美味しいハズだったんですけど、意外とそうでもなかったのは、煮込み時間が足りなかったから…だと思います。冷凍したものを使ったので、口が開いてすぐに取り出すと、ちょっと加熱不足なんですね。少しくらいは堅くなってもいいから、少し煮込んだほうが良かった。しくしく…。

デイリーフード』(長尾智子)の「大きな丸パン」のレシピ(ただし、塩だけ半分に)でフォカッチャ風のパンを作ってみましたが、ちょっと失敗しました(レシピ通りの水分を使ったら、ちょっと多すぎた)。ただ、言われるほどひどいデキじゃないと思うんですけどねぇ…、あさりで不機嫌になっているので、コテンパンな言われようでした。ちょっと何様なの? と思ったけどあさり失敗したからしょうがないなぁと思って耐えた。偉いわ、わたし…。

結局、夫は一切れしか食べず、残りは数日かけて、私が全部食べました。言われるほど不味いとは思わなかったけどなぁ…。

手前は、ワカモレ。これも、アボカドが不味いよと言って、ほとんど手を付けず。今日はしょんぼりな夕食でした。

いさきのワイン蒸し

いさきのワイン蒸し by nekotano

いさきが安かったのでシーズンのうちに一度くらいはね…と、手ごろな大きさのでワイン蒸しにする。参考にしたのは、『薬膳だから。』にあるレシピ。レシピだとあさりを使いますが、ムール貝のほうが安かったので、今回はそれで。

いさきが思った以上に大きくて、ふたが閉まらなかったのが若干誤算でしたが、良くできました。美味しかったです。それにしても、うろこを取るのが大変だったよ(うろことりが見当たらなく、包丁で処理したので余計に)。今度から、お店で取ってもらおうかなぁ…。

いさきは夫も食べられるタイプの魚だと踏んでいたのであんまり心配しなかったのですが、それでもやっぱりドキドキ。でも、「おいしい」と言っていたのでよかった。

手前は、昨日出しそびれた生たこをカルパッチョに。ちょっと塩がきつすぎたかも。ワインにはよく合いました。

松の実入りトマトのオーブン焼き

松の実入りトマトのオーブン焼き by nekotano

形のそろった小玉トマトがあったので、これでファルシを作ろうと思いました。ちょうど山ほどピーマンを買っていたので、具が余ったらピーマンに詰めればいいさ、と。

参考にしたのは、『薬膳だから』(柳田栄萬)にある「松の実入りトマトのオーブン焼き」。具は、玉ねぎ、豚ひき肉、ご飯、松の実ですが、今回はご飯をゆでたかきびで代用。実は、松の実が主役の料理なので、これはたっぷり入れてます。ピーマンに詰めたのもおいしかった。

オーブンの余ったスペースに、厚揚げ、新にんにくも置いて一緒に加熱。厚揚げは三つ葉ソースで、新にんにくは皮をむいて塩をちょっとつけて。ぽくぽくでおいしかったなぁ。

焼いている間に、1本だけ残ったきゅうりとにんじんで簡単にサラダ。きゅうりはカニカマと一緒にいつものサラダ。にんじんは、キャロットラペに。

姫皮とルッコラとチーズのサラダ

姫皮とルッコラとチーズのサラダ by nekotano

やはり春はたけのこを食べねばならん、と思ってたけのこを1本買ってゆでてました。

丸ごと1本ゆでたご褒美は姫皮。これを使ったサラダが、私も夫も大好きです。どこで覚えてきた料理だったかなぁ…とだいぶ考えてから、『薬膳だから』だったと思い出す。ルッコラ、姫皮、薄く削ったパルミジャーノ。これに、しょうゆ、バルサミコ、オリーブオイルを1:1:1で混ぜたドレッシングをかけて食べます(本ではドレッシングにしょうゆは使いませんが、私は入れたほうが好き)。たけのこが新鮮なら、穂先をスライスしたのを加えても美味。

あとは、半分残ったカマンベールチーズと、まだ1パック残っていたハモンデクジュウ。今日のハモンデクジュウは、塩が回りすぎていてちょっと塩辛かった。ワインが進みましたなぁ。

今日は夫の仕事が一段落したとかで、DVDを観ながらご飯を食べる。今日の映画は『ソウルキッチン』。ジノスがすごくチャーミングで可愛らしい。腰痛持ちならわかる数々の迷シーンに笑いっぱなしでした。巨匠もじいさんもいい味出てて好みの映画。曲もよかったので今度サントラ買おうかな。

 

お弁当

お弁当 by nekotano

今日は歌舞伎(新橋演舞場の新春大歌舞伎の夜の回)を観に行く予定だったのですが、いろいろごった返していて行けず。連獅子が観たかったのだが…無念。

弁当だけは用意していたので、そのまま晩御飯にシフト。鶏ひき肉とおからの揚げ団子、甘酢あんがけ。ひいかと赤玉ねぎと香菜のマリネ風サラダ。ご飯に乗っているのは、みょうがの梅酢漬け。

揚げ団子の甘酢あんは、『薬膳だから』(柳田栄萬)に載っている「れんこん入り肉団子」の甘酢あんのレシピで作りました。鶏がらスープの素をベースにバルサミコで酸味付けしているので、いわゆる甘酢っぽくなくておいしいんです、これ。ただ、片栗粉がなかったのでくず粉で固めたんですが、作り置きしておいたら、くず寄せみたいになってしまった…。

マリネ風サラダは、『デイリーフード』(長尾智子)の「いかの山椒風味」から、材料を変えて作っています(レシピでは、いか、香菜、長ねぎ)。和え汁は、しょうが、山椒の粉、ごま、ナンプラー、塩、米酢、カンカンに熱したごま油ですが、ごま油の量だけ1/2に。ひいかで作っても問題なくおいしかったです。

明日、ロールキャベツを作る予定なので(作るの初めて)、参考がてらにRF-1でロールキャベツを1個買い、食べてみる。ロールキャベツなんて食べるの久しぶりだなぁ。野菜の高い時期なのに、結構たっぷりきゃべつが巻かれていて、ちょっと嬉しい。おいしかったです。

姫皮のサラダ

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母はここのところ連日、竹の子掘りに出かけているらしい(ちなみに、母は自称竹の子掘り名人)。「毎日食ってるからもういらん(とか言いつつ、まだ掘りに行くみたいだが)、たくさん持っていきや」というので、遠慮なく分けてもらう。

が、身内の気楽さから、バカスカ袋に詰めていると「掘るのは結構大変なんやで」などともいう。それは、遠慮したほうがいいのか、どっちやねん…と思いながら、結局、結構な量をもらって帰宅。

とりあえず、帰宅して、水に漬けておき、今日は早速姫皮だけもぎ取ってサラダに。『薬膳だから』で覚えて以来、年に1回は食べないと気が済まないひと品です。器に、ルッコラ、姫皮、パルミジャーノを盛って、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩をかけるだけですが、妙に気に行っています。

奥は、実家でもらった「鯖の冷燻」。とりあえず、かぶを薄切りにして、立て塩して軽く絞ったものの上に乗せ、貝割れ菜とレモンの薄切りを載せて食べましたが、これ、すっごくおいしかった。うちも取り寄せようかなぁ。

あとは、鯖の保険代わりに、かぶのポタージュ。きっちり2人前で作ったら、夫は物足りなそうな感じでした。もうちょっと多めに作ればよかったなぁ。

竹の子のお刺身

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京都から帰ってまいりました。まぁ図々しくもいろんなお土産をいただいてしまったので、さっそく晩御飯でいただくことにする。

なんといっても、「おいしいうちに」と持たせてくださった竹の子、これは絶対にすぐに食べなきゃ。ということで、姫皮は『薬膳だから』に載っているサラダにし、穂先の部分はスライスしてお刺身に。えぐみもなんにもない優しい味に感謝しながらの食卓となりました。あんまりおいしかったので、どっちももう1回作りに台所に立ちました。

奥はこれもお土産のマントウとベーグル。「もっと食べたい」と夫が言うので、これももう1回追加で蒸しました。

何度も台所とテーブルを移動して慌ただしかったけど、こういう慌ただしさは嫌いじゃありません。