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海ぶどう

両親の沖縄土産が届いて、荷物の中に海ぶどうがあったので、さっそく食べる。

口の中でプチっと弾けて海の味がするけど、塩辛くはなくて、不思議に後を引く。大昔、回転ずしのネタにこれがあって、興味津々で食べたことがあるけど、まぁ不思議な感じだった。これは、そのまま食べたほうがおいしいと思う。お礼ついでに実家に電話をしたら、天候に恵まれたこともあって、海がきれいだったそうです。私は20年ほど前に1度だけ行った沖縄は台風シーズンで海は泥色でした。ええなあ。

ついでに、たくさん野菜も同梱してくれていて、ねぎがやたらとたくさんあったので、『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんの「きのこと焼きねぎのカルパッチョ風」を作る。ねぎは1.5センチほどに切って、油を引いたフライパンで転がしながら焼き目をつけつつ火を通す。レシピではきのこはゆでるんですが、面倒なので、今回はねぎと一緒に焼きました。

ドレッシングは、しょうゆ、オリーブオイル、酢、柑橘類の汁、赤唐辛子粉で、コツは、酢と柑橘類の絞り汁を同量混ぜて使うところにあると思います。今回は、千鳥酢+柚子の絞り汁にしましたが、おいしかった。作る前は、酢×酢でどれだけ酸っぱくなるんだと身震いするんですが、出来上がりはそういう感じじゃないんですよね。むしろ、うまみが強くなるというか。きのこは一応使いましたが、ねぎだけでも十分おいしいと思います。最後にすりおろした柑橘の皮と、青ねぎの刻んだのを散らしますが、パスしてます。でも、おいしい。

あとは、ニラ玉に、豚挽肉の甘辛そぼろを添えた刻みレタス。

エビフライ

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夜もカレー…でもよかったんだけど、週末に食べようとエビを解凍していたのを思い出したので、エビフライを作る。にんにくオイルとソテーしたり、エビチリでもいいよ、と言って見ましたが「やっぱ、エビフライでしょー」というので。

エビフライをするなら、今度は、開いて揚げてみたいと思っていたので、今日はそのように。奈良ホテルに泊まった時に、ホテルのレストラン(三笠)で頼んだエビフライがそんな風に出てきたのですが、それが食べやすくておいしかったので、そのうち真似したと思っていたのです。

使ったのは、やや小ぶりの車エビ。レストランでは尻尾は残していましたが、今回は全部取ってしまう。殻を外し、腹に切れ目を入れて平たくなるように開く。繊維が強いので切れ目を入れるのが案外難しく、きれいに開くのに予想以上に苦戦。ま、でも、自宅で食べるものだし、衣をつけちゃえばわからんよーくらいの気楽さでやりきる。開く際に背ワタも取り、塩水でしっかり洗って水けをきっておく。あとは、粉、玉子水、パン粉をつけて揚げるだけ。パン粉はフライスターを手で揉んで、細かくしたものを使いました。

開いているので、火の通りを気にせず揚げられていい感じ。火が通りすぎないなぁ…と少し心配しましたが、エビってそんなにヤワじゃない。ちゃんと中身はしっとり揚げあがって、いつも通り美味しかった。開いて揚げるのありですね。うちではこれ定番になりそうです。タルタルソースと千切りキャベツもたっぷりで。

左はかぼちゃのサラダ。『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんのレシピで作ってみました。スライスしてオイルをまぶしたカボチャをオーブンで焼き、温かいうちに、菜種油2、白ワインビネガー1、メープルシロップ1、塩少々のマリネ液に1時間以上漬け込み、食べる際に黒胡椒を挽き、ディルをこんもり散らす。今回は、オイリーに仕上げたくなかったので、太白ごま油1、千鳥酢1、メープルシロップ1で作りました。あと、今回はディルがなかったので、カボチャをセージと一緒に焼いてそのまま漬け込んだのですが、美味しかったです。

甘酸っぱくて、でも、ワインにも合う。夫はちょっと口に合わなかったようですが、私はこういう味、好きだなー。

ぺらかつ

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「豚ヒレ解凍しているけどどうする?」と連絡したら、「カツ一択」と返信が来たので、今日もペラカツ。細身のヒレだったので、1センチほどに切り分けて、肉叩きで半分の厚みになる程度にのばしてから、強力粉、溶き玉子、パン粉を付けて揚げました。パン粉はいつも通り、フライスターをフードプロセッサーで細かく砕いたもの。今日は、ちょいと豪勢に、金田の寿のサラ油で揚げる。お安い肉も美味しく揚げてくれます。

キャベツのせん切りにレモン。オイポンドレッシングを添えれば定番の組み合わせ。

手前は、焼きなすのサラダ。先日作った時はあろうことかバジルを買い忘れ、なくなく省いて作りましたが、やはりバジルはとても大事…と痛感したので、今回はバジルもちゃんと使って。

わたしのとっておきサラダ』にあるカノウユミコさんのレシピなのですが、アーモンド、バジル、オリーブオイル、一味唐辛子、バルサミコ酢、しょうゆ…だったかな、をフードプロセッサーで混ぜて作ったこのソースが、ものすごく好きで気に入っております。夫が好まないので、あまり作る機会に恵まれませんが、このソースは美味しい。コレのっけた焼きなすは、いくらでも食べられます。そして、やはりバジル必須だな…と、つくづく思い知りました。

ニョッキ

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1/4残ったくり将軍(カボチャ)でニョッキを作る。何度も書いていますが、わたしのニョッキは、蒸して皮を取ったかぼちゃの重量を量り、その25%の強力粉を加えてしっかり練ったもの…なので、「ほろり」というより、「ねっちり」という感じの食感になります。

これに、生クリーム、ゴルゴンゾーラ(ピカンテ)のソースで食べました。いつも、セージバターとかトマトソースとかもいかがですか? と言ってみますが、夫的に、かぼちゃのニョッキはチーズソース一択なんだそうです。ただ、今日は生クリーム200ミリリットル、チーズ50グラムで作ったら、「量多すぎ」と言われたので、今度は半分にします…。

奥は、『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんの焼きなすのサラダ…なのですが、ソースの決め手であるバジルを買い忘れてしまい、それを省いて作ったところ、うん、まぁやはりひと味足りないな…と言う仕上がりになりました。

本来は、アーモンド、バジル、オリーブオイル、バルサミコ酢、しょうゆ、一味唐辛子をフードプロセッサーで砕いて作る、ほんのりピリ辛な甘酸っぱいソースが、焼きなすとよく合って美味しいのです。バジル抜きでも悪くないのですが、やはりハーブの力を侮ってはいけないと思い知りました。

肉なし肉豆腐

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スペシャル角煮の中身は全部食べてしまったが、煮汁が大量に残っている。これは何とかして何とかしたいものだ…と考えて、なんちゃって肉豆腐を作った。といっても、単純に、水切りした豆腐に、丸こんにゃく、麩、長ネギを入れてことことと煮込んだだけ。

こんにゃくやネギから水が出るので、味を足すかどうかちょっと悩んだけど、元の汁だけでも十分に調味料を使っているので、足すのはやめた。確かに、若干、薄めの仕上がりになったけど(こんにゃくは、先に空煎りしておいてもよかったかもしれない)、しみじみと美味しかったので、まぁよかったと思う。

奥は『わたしのとっておきサラダ』にあるカノウユミコさんのレシピで作ったサラダ。元ネタは、エリンギと焼きねぎを使うのだけど、今回はシイタケで。ドレッシングは、カボスの絞り汁、薄口しょうゆ、グレープシードオイル。ちょっと前に女子会(もどき)の会で作った時もすごく好評だったのですが、なぜか、夫にも好評でした。これ案外、手数の多いレシピなのですが、さすがプロが作ったレシピというのは、それぞれの手間に理由があるのだなぁ…とつくづく思い知りました。

かぶを切って、味噌添えただけをかじりながら、二階堂を飲む。もちろん、カボス割ですよ!

晩御飯をつまみつつ、『ハーブ&ドロシー 』を観る。ハーブさんの貪欲さにただただ圧倒されたのでした(猟犬という例えは言いえて妙)。劇中でどなたかが言ってましたが「審美眼というのは育てて身につくものではなく、生まれ持つ才能なのだ」という言葉に納得。あれは、コレクターという名の芸術家なのですね。

じゃがいものサラダ

じゃがいものサラダ by nekotano

シャドークイーン(紫色のじゃがいも)で、千切りサラダを作ったら、ちょっと色の綺麗な料理ができるんじゃないか……と思って、やってみる。ところが、肝心の作り方を書いた本が、どの本だったかをすっかり忘れてしまい、あれやこれやと引っ掻き回しても見つからないので、仕方なくうろ覚えで作る羽目に。

シャドークイーンは皮を剥いて、目の細かいスライサーでせん切りにし、水を張ったボウルに入れて、でんぷん質がなくなるまでよく洗いザルにあげて水けをきる。沸かした鍋の中に入れ、さっとかき回して1分弱ほど茹でたら、冷水にとってよく冷やし、ざるにあけてしっかり水けをきって器に盛り、ドレッシング(オリーブオイル+ポン酢)をかけて食べる。

で、食べ終わった後に、ハタと思いだしたのですが、元ネタは、大村しげさんの『京暮し』にある「じゃがいものお浸し」でした。

改めて読み返すと、(当たり前だけど)大村さんはスライサーを使わず、包丁1本で丁寧に千切りしていますが、そこから洗って、ゆでて、水にとってザルにあけるまでの文章の、テンポのいいこと。思わず読みふけってしまう。

ちなみに、味付けは、「白ごまをいって、すり鉢でようすりつぶし、うすくち、濃口のおしたじを半々ぐらいか、うすくち六分くらいに合わし、味の素も少うし入れて、…」とある。私は、シャドークイーン2個分を、どんぶり鉢にもりっと盛っているけど、本当は「…小鉢にちょっとつけるくらいが、珍しいてよろし。」だそうです。今度は本の通りの味付けでやってみよう。

これだけ作ったら、あとはありもの。作り置きの、なすの田舎煮に、カリカリドウチ豆腐(『豆腐料理日韓中の100レシピ』にある、ウーウェンさんの「カリカリ豆鼓のくずし豆腐」)。昨日の残りのケッカソースに、だいぶ昔の残りのバジルアーモンドソース(『わたしのとっておきサラダ』にある、カノウユミコさんのレシピ)。

私はこれで日本酒をちびちび、夫はなすの田舎煮でご飯を2膳。

じゃがいもにんにくオーブン焼

じゃがいもにんにくオーブン焼 by nekotano

聖蹟桜ヶ丘の京王ストアをぶらぶらしていたら、べーべ工房のモッツアレッラチーズに赤札が貼られていたので、およよ…と思って、買って帰る。

賞味期限ぎりぎりだから、加熱して食べるほうがいいかな…とも思ったが、でも、生で。手でちぎって、オリーブオイルをかけ、塩をふる。もっちり、みゅっとしまった食感。もうちょっとフレッシュなら、もっとミルキーだったろうと思う。今度は、赤札じゃないのを買おう。

手前は、じゃがいもとにんにくとローズマリーのオーブン焼き。皮ごと一口大に乱切りしたじゃがいもと、つぶしたにんにく、枝ごとのローズマリーを少し多めのオリーブオイルで炒めて7割ほど火を通したら、パラッと塩を振って、200度のオーブンで15分。表面カリカリ、中ほっこりの仕上がりは、オーブンならでは。うまい。

前も作って美味しかったので、『わたしのとっておきサラダ』にある、「焼きなすのバジルアーモンドソース」(カノウユミコ)をもういっちょ。これは、私的には、相当お気に入りです。美味しいよー。アーモンド、バジルをフードプロセッサーにかけ、オリーブオイル、白ワインビネガー(私はりんご酢を使う)、バルサミコ酢、しょうゆ、塩、粉とうがらし、を混ぜるだけ。このソースだけで、お酒のおつまみにもなります、私は。

レタスが残っていたので、同じ本にある「サニーレタスのヨーグルトドレッシング」(牧田敬子)も作る。美味しかったけど、ダンチュウ2014年4月号)で紹介していたケッパー入りのほうが、私は好みかなぁ。ってことで、あとで、ケッパーを足しました。

去年作ったなすのオイル漬けがまだあったので、それも出す。ワインを飲みながらちびちびと食べる。

お食事会

友人のnawomayoさん、どうもわたしです。さんをお招きして、お食事会。いつも、人柱になってくれてありがとうー。

どうもわたしです。さんは、糖質制限をされておられまして(ダイエッターじゃなくて、ほんとにしなきゃいけないの)、何を作ったらいいかちょっと悩んだんですが、「炭水化物と根菜を使わなければ、だいたい大丈夫! 甘いものに関しては食べる量でコントロールするから」と言っていただいたので、その辺だけに気を付けて献立を作ってみる。

野菜だったら、芋系以外はなんだって大丈夫かな…と思っていましたが、根菜類は総じて糖質高めと聞いてびっくり(大根は意外に糖質高いと聞いて驚く)。糖質制限されている方は、大豆製品はよく召し上がっているようですが、豆も、種類によっては糖質が高いものもあるので、一概に豆なら何でもいいってことではないそうです。あと、調味料も、甘味料系がアウトなのはもちろんですが、盲点なのがソースだそうです。確かに、あれ、かなり甘いよね…。

そう考えると、うちは、結構、糖質高いものばかり食べてるなぁ、と。パン、麺はもちろんですが、野菜にしても、じゃがいもを筆頭に、根菜類が多い。血糖値測る機械で簡易測定してもらって、「まぁ、標準値」でしたが、わたしも家系的に因子は持っているので、気を付けないとなぁ…と思いました。

で、作るの必死で、今日は写真撮ってません。記録だけってことで、作ったものだけメモ。

● ラムチョップのオーブン焼き
● ブロッコリーのカポナータ (『おいしいイタリア野菜教室』パンツェッタ喜久子)
● パセリ風味のおからサラダ (『わたしのとっておきサラダ』カノウユミコ)
● ブロッコリーととろとろ卵のカレーマリネ (『野菜たっぷり、の週末ビール会おつまみレシピ』藤井恵)
● ピーマンときのこのオーブン焼き (『デイリーフード』長尾智子)
● たらのフライ、タルタルソース添え

食後に、ふたりが持ってきてくれた、デメルのキルシュショコラトルテ(ちょーおいしかった!)を食べ、夕方ごろに、簡単アップルパイ。合間に、ミレービスケット、御池煎餅、アーモンドを出す。

こうやって書き出してみると、ちょっと量が少なかったかも。だって、13時半に食べ始めて、ふたりが帰宅したの22時ごろだもん。晩御飯も用意しなきゃいけなかったよねぇ…。

作る人間はそんなにおなか減らないので(料理してるとあんまりお腹減らないのよ…)そこまで気が回らんかった…、ごめん! 今度は、もうちょっとフィンガーフードも用意しておくねー。

ふたりとも優しいので、何度もおいしいと言ってくれましたが、色々反省点が多くて…。使った野菜も偏ってたし。今度はもうちょっと勉強しておきますので、また懲りずに来てくださいねー。

パセリ風味のおからサラダ

パセリ風味のおからサラダ by nekotano

お昼ごはんがヘビーだったので、夜は軽めで。『わたしのとっておきサラダ』にある「パセリ風味のおからサラダ」(カノウユミコさんレシピ)を作ってみる。

おからって、にんにくのみじん切りと一緒に炒めると、なぜかチーズみたいな香りがするんだなぁ…というのが発見でした。材料から察するに、タブーレみたいな感じかなと思っていたのですが、食べてみると全然違う。不思議なサラダでした。ちょっと塩をきつめに入れたので、妙にお酒に合う一品に。

あとは、里芋のロースト。皮ごとストウブで蒸し煮した後、オーブントースターで5分ほど焼いて表面の水分を飛ばす。ほこっとして、おいしい。

パルミジャーノのブロックに、オリーブで、ワインを飲む。今日はなんだか、いい休日でした。