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スペイン風チョリソソーセージ

キャベツのお酢炒め(パンツェッタ喜久子さんの『おいしいイタリア野菜料理教室』)に合わせるのはやっぱり肉だろうな…と思ったけど、冷凍庫に挽き肉しかない。しかたないので、北村光世さんの『わたしの唐がらし料理』にある「スペイン風チョリソソーセージ」を参考に、小さいハンバーグを作った。

豚の挽き肉に、塩、砂糖、赤ワイン、ニンニクみじん切り、粗挽き黒胡椒、クミン、パプリカ、カイエンペパーを入れてよく混ぜたら、ソーセージ型に整形して焼くだけ。平べったくしたほうが焼くのが楽そうだからハンバーグ型にしたけど、確かに味はソーセージっぽかった。

何となく食べたかったのでマカロニサラダを作る。玉ねぎ、にんじん、ハム、きゅうり。いくらずぼらでも、この辺の具は外せない。

牛肉さっと焼き

1日中雨が降っていて、どうにも気の塞ぐ1日で、晩御飯を作るのも億劫な気分。

家にあるものでなんとかせんとなーと思いつつ、しかしあるものだけで作るのも、なんだかパッとせんな、と思いつつ冷凍庫を探ったら、奥のほうに、「神戸牛」「トウガラシ」とシールが貼られた焼き肉用のお肉のパックがあった。普段だったら絶対に買わないタイプの食材なので、多分セールの時にふと手に取ったんだろう。景気づけにこれ使おう。

きちんと解凍して、常温に戻してから、焼く前に軽く塩をふる。カンカンに熱したフライパンで、さっと両面を焼いておしまい。私は普段は、比較的肉はしっかり目に火を入れたほうが好きなタイプですが、さすがに、今日のは入れすぎないように注意深く。

食べるときに、とっておきの黒胡椒をがりがりとたっぷり挽く。やりすぎかと思うくらいかけたほうがいい。黒胡椒の清涼感と牛の脂って、なんてベストマッチなのか。おいしかったなぁ。

少し残ったキャベツと玉ねぎで、パンツェッタ喜久子さんのレシピ(『おいしいイタリア野菜料理教室』)で、お酢炒め。ジャガイモのピュレのグラタンを添えて、それなりに恰好が付いた晩御飯になりました。

精進揚げ

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冷蔵庫の中の野菜をかき集めて精進揚げ。にんじんとサツマイモのかき揚げ、コーンの缶詰のかき揚げ、梅肉を芯に青じそをくるくる巻いたもの、モロッコいんげん。にんじんとサツマイモのかきあげだけ、薄力粉と少な目の水でちょっと重めに溶いた衣を使ったけど、それ以外は、薄力粉と炭酸水でさらっとした衣で揚げる。カリカリのレースみたいな衣で、軽く上がって夏向きだな。

たっぷり揚げたので、翌日に天丼でもしようかな…と思っていたのだけど、結局全部食べてしまった。揚げ物とはいえ、野菜だけだし、いいよね。

手前は、本(『ジローラモ印のイタリア料理 04 野菜料理』)を見て以来一度やってみたかった、「サラミに添えるしし唐ソース(SALSA PER SALUMI)」。ししとうとセロリをフードプロセッサーで粉々に砕いて軽く水けを絞ったら、おろしたパルミジャーノ、塩、胡椒であえて、サラミに添える、というもの。

これ、結構好きだな。レシピだと、分量10人分で、しし唐10本、セロリ4本、パルミジャーノ2つかみなので、かなりチーズ味が強いんだろうな…と思いますが、チーズは控えめにして、ししとう多め、オリーブオイルを加えて、パスタの具にできそうな気がする。

キャベツと虎豆のスープ

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もともと野菜は可能な限り隅々まで使うほうだと思うのだけど、今シーズンの野菜価格を考えるとなおいっそう食べられるところはしっかり食べきらんとなーと思ってしまう。

最後に残ったキャベツの軸と外葉、これを細かく刻んで、玉ねぎの粗みじん切りと一緒にしっかり炒めてから、お湯600㏄を注いでコンソメキューブをひとつ。冷凍庫のゆで虎豆とパルミジャーノの外皮を放り込んで、ことこと煮たスープを作っていました。しっかり煮込んでも虎豆のホクホク感はそのままで、食べごたえ満点。よい朝ごはんです。

たぶん『おうちのスープ』だと思うのだけど、パンツェッタ貴久子さんが「パルミジャーノの皮はスープ(ミネストローネ)のコクを深めるのに使う」といっていて、それ以来、皮は捨てずに冷凍するようになった。うちの冷凍庫は、こういうちょっとゴミっぽいものがあれこれ眠っている。

じゃがいものピュレのグラタン

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昨日散々ご馳走を食べたので、しばらく粗食ですよー(今週2度目の宣言)。

ということで、じゃがいものピュレを作っていたので、耐熱皿に盛って、パン粉とチーズをおろしたのを乗せて、芋だけグラタンを。じゃがいものピュレは、谷昇シェフの『ビストロ流ベーシックレシピ』にあるレシピのうち「じゃがいものピュレはとにかく粘り。やりすぎかなとおもうくらいまでフードプロセッサーを回してください」とあったので、その部分だけ忠実に。レシピと違って、バターは一切使わず、生クリーム50ミリリットル、残りは牛乳で仕上げました。

伊勢丹のミニフランクフルトと万願寺唐辛子を魚焼きグリルで焼き、アンデルセンのパン(ミューズリーブロード、ハイジの白パン)。奥は、昨日手みやげ代わりに持参した、ブロッコリーのカポナータの残り(『おいしいイタリア 野菜料理教室』)。

このグラタンがえらい好評で、すぐになくなってびっくり。

ハチャプリ

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いい気候だったので、朝、粉と水を合わせたものを仕込んでいました。荻野恭子さんの『1つの生地で餃子も、めんも、パンも!』にある、基本の生地です。薄力粉150グラム、強力粉150グラム、水150ミリリットル、塩小さじ1(私は使いません)をざっくり混ぜて、ボウルに入れて、ラップして半日~3日置いておくだけ、というもの。

餃子でも作ろうかな・・・と思っていましたが、なんとなく思い立って、ハチャプリを作ることにしました。時々妙に食べたくなるんですが、だいぶご無沙汰でした。

生地の半分を取り出して、こね台に乗せて整形。こねてないのに、明らかにグルテンができていて、生麩のような雰囲気。ただ置いておいているだけなんだけどなぁ。不思議だなぁ。さらに二つに切り分けて、打ち粉を振りながら手早く丸く伸ばし、グリュイエールチーズとカッテージチーズを50グラムずつ混ぜたものを具にして包み、平べったく伸ばす。フライパンでじっくり両面を焼いて(本当は多めの油で揚げ焼きするのですが、私は油をひかずに焼きます)できあがり。

たぶん、というか絶対、本物とは全然違うんだと思います。でも、これはこれで美味しい。なにより、夫が気に入ってくれているので、まぁいいか~とは思う。でも、一度くらいは、本物も食べてみたいなぁ。

さすがに、ハチャプリだけってのも寂しいので、豚トロに塩ふって、ニンニクをつぶしたのとローズマリーと一緒にかりっと焼いたものと、キャベツとひよこ豆に作り置きのソフリットを加えたものを一緒に炒めて、白ワインビネガー+水で蒸し煮したものを添えました。これは、パンツェッタ喜久子さんの『おいしいイタリア 野菜料理教室』にある「キャベツのお酢炒め」からアイディアだけ拝借。なんちゃって塩豚との相性はばっちりでした。

かぼちゃとひよこ豆のパスタ

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冬至の日に作ろうと思っていたメニューだったが、作りそびれてクリスマス。かぼちゃは、夏場に丸のまんま買ってずっと転がしておいたもの。3カ月ほど置いておいたのでどうかしら…と思ったが、割ってみると、ヘタ周りがちょっとだけ痛んでいたほかは、全く問題なし。うーん、かぼちゃすごいな。

分量は『おいしいイタリア 野菜料理教室』にあるレシピにほぼ忠実に作ってみました(レシピでは4人前なので、きっちり半分にして)。ただ、セージだけなかったので、ローズマリーを増やして代用。作っている最中は』少し少なかったかな…と思いつつでしたが、いざ盛りつける段階にはピッタリ。量もちょうどよかった。

夫はメニューだけ聞いて、「芋と豆で麺料理ってどうなの?」と思ったそうですが、実際に食べると、かぼちゃから連想される、甘さとかほくほく感ってのは皆無で、ベーコンやハーブ、最後に加えるトマトソースのおかげか、とってもワインに合う、むしろおつまみパスタって感じで、美味しかった。

パスタは、アルチェネロのグルテンフリーマカロニ。小麦粉を使わず、トウモロコシ粉と米粉で作っていますが、ちゃんともちもちしていながら、食後が軽い。違和感なく食べられるのでありがたいなぁ。

豚肉のいんげん巻き焼き

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インゲンと豚肉があったら麻婆にするか…と思いがちだけど、今日は目先を変えて、豚肉巻き焼きに。半分は、作り置きの玉ねぎドレッシングを煮詰めて絡め、もうひとつはみりん、酒、醤油の甘辛こってり味で。どっちもおいしかったけど、夫は玉ドレ味がうまい、とのこと。さすが万能だな、玉ドレ。

きゅうりの塩もみに、すりごまをたっぷりかけたもの。これまた作り置きの、ブロッコリーのカポナータ(パンツェッタ喜久子『おいしいイタリア野菜料理教室』)。この甘酸っぱさが、疲れた体にしみる…。

今日も氷結プレミアムのレモン。

ぺらかつ

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牛肉半額セールの時に買った、焼き肉用肩ローススライス。焼き肉丼にしようと思って買ってきたのですが、夫が「俺はヤダ」というので、行き場を失って、しばらく冷凍庫で眠っていて貰っていました。

うーーーん、と考えて、カツにしてみることに。紙カツにしようと思って最初は叩いていたのですが、「そこまでせんでも」というので、3枚目からはごく普通に。衣がついた分、ボリューム一杯の見た目になりました。鶏肉や豚肉ではしょっちゅうペラカツを作りますが、牛では初めて。

はたして食べてみると、うん、なかなかのこってり味。昔は「牛肉は苦手」という人の気持ちが分かりませんでしたが、今になると分かります。脂の味が独特なんだよなぁ。だから、脂を落としながら焼く料理が美味しいのですね。これも美味しかったけど、でも、やっぱり、焼き肉風にして、薬味たっぷりで食べた方がよかったかな。今度半額セールに遭遇したら、そうしてみよう。

あとは、弁当用の作り置きおかずをちょいちょい盛る。手前は、ブロッコリーのカポナータ。私はコレが好きで、時々無性に食べたくなります。今回は赤ワインビネガーがなかったので、モルトビネガーを使ったのですが、酸味がやや物足りなかった。もうちょっと酸っぱい方が美味しい。奥は、白いんげん豆と玉ねぎとソーセージのトマト煮込み。

グランドキリンのコンビニ限定品を買う。イメージよりも、はるかにすっきりした味でした。

ズッキーニの玉子焼きふう

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今、直売所では、ズッキーニが盛り。しかも、育ちすぎでしょ…と言うくらいの大きなサイズ。とはいえ、大味がと言えばそんなことはなく、走りのみずみずしさが十分にあって、シンプルに食べてとても美味しい。とはいっても、いつもスライスして塩振って、オイルで焼く…のもなぁ、他の食べ方もないのかな…。

ちょっと検索してみて、「おやき」というのがあったのでそれで。『おいしいイタリア野菜料理教室』にあるようですが、材料の組み合わせだけさーっと見て、あとは適当に作ってみる。

大きなズッキーニ半分をスライサーで千切りにし、塩ひとつまみをざざっと揉み込んでしばらく置く。出てきた水分を絞って、薄力粉大さじ2、玉子1個を加えてよく混ぜ、オリーブオイルをひいたフライパンに広げて両面をしっかり焼く。

おやきというより、ズッキーニが入った玉子焼きみたいな感じに仕上がりましたが、しっとりふわっと仕上がって、思いの外美味しかったです。夫は、「玉子焼きだったらケチャップだろう」と言って、ハインツをかけていましたが、何もつけなくても、案外美味しい。もっとズッキーニがあってもいい感じがしたので、ズッキーニは倍にしてもよかったかも。今度はそうしてみよう。イタリアンっぽくするなら、おろしパルミジャーも加えてみるのもいいかも。ワインが進みそうだなぁ。

手前は、鶏もも肉の、甘酒漬け焼き。チューニャン代わりに買った玄米甘酒を持てあまして、ここに、味噌小匙1、カレー粉大さじ2、醤油小匙2を加えて、皮目に切れ込みを入れた鶏肉を2日ほど漬け込んでみたのですが、これが、意外なほど、美味しかったです。

漬け地はほぼ甘酒なのでかなり甘く、お世辞にもカレー粉と合っている雰囲気もなく、仕込んだ瞬間は「やっちまったかな…」と思ったのですが、焼いてみると、ちょっと中華の腸詰のような味わいで、かなり好みの雰囲気に仕上がりました。ただ、夫はひとくち食べて一切手を付けなかったので、美味しいと思っているのは私だけなのかもしれません。でも、今度は、このために甘酒を買ってこようかなぁ…と思っているくらいなのですが。

あとは、グリーンカールをざくざく切って、だいぶ前に作って寝かせておいた玉ねぎドレッシングをたっぷり。玉ねぎのすり下ろし、千鳥酢、しょうゆを1:1:1。新玉葱で作るのがおすすめです。あと、あまりいいものじゃないおろし金を使うのがベスト。良いおろし金を使うと、なかなか辛みが抜けないので、注意です。