タグ別アーカイブ: 丸山久美

ほうれん草の炒めもの

パンとソーセージを買って帰宅。パンは墨絵のロールパン、つぶ小麦のクロワッサン、チョコレートパン。ソーセージは、F&Fのフランクフルト。

ソーセージがあるので、おかずは野菜メインで。丸山久美さんの本(『カタルーニャ地方の家庭料理』)で覚えた、ほうれん草の炒めもの。本では、ほうれん草を、レーズン、松の実、にんにくと一緒にオリーブオイルで炒めますが、今日は、ほうれん草とレーズンを一緒に炒め、乾煎りしたスライスアーモンドと、にんにくのみじん切りと一緒に炒ったパン粉をかけてます。

子どもの頃はほうれん草は好きだったんですが、最近はシュウ酸が結構気になるようになってしまって、ゆでただけのほうれん草があんまり好きでなくなってしまいました。なので、レーズンやナッツと一緒に炒めるスペイン風は、私にとってはほうれん草をおいしく食べられるすごくうれしいレシピです。おおつきちひろさんの本(『スペイン 熱い食卓』)を見ると、アーモンドと松の実の2種使いをしていますが、私はレーズンもあるほうが好きです。

あとは、かぶをスライスしてオリーブオイルで焼いて、塩をパラり。高山なおみさんの本(『野菜だより』)で覚えたものですが、最近は、こういうレシピというほどでもないアイデアのようなものが、とても重宝している気がします。焼いただけのかぶがこんなにおいしいとはなぁ。

じゃがいもピュレのグラタン

芽が出て待ったなしのメークインを一気にゆでてピュレにする。叩き売りされていたときにまとめ買いした生クリームを贅沢に使って、フレンチのお手本通りのクリーミーなピュレに仕上げました。粘りが出るまでしっかりスティックミキサーで攪拌し、弱火でしっかり練り上げます。なめらかでねっとりとした舌触りが醍醐味です。

これを400グラム分け取って、溶けるチーズ50グラムのうち半分を中に混ぜ込み、半分は上に散らして、パン粉大さじ2を振りかける。バター10グラムほどをごく小さく角切りし、全体に散らす。200度のオーブンで25分。久しぶりに、いい焼き色に焼けた。

奥は、『カタルーニャ地方の家庭料理』にあった、カタルーニャ風ほうれん草炒め。ざく切りしたほうれん草1把に、粗みじん切りにしたにんにく1片、松の実、レーズン各大さじ2を炒めたもの。本によると、スペイン全土でおなじみの組み合わせとのことで、納得の安定感。ベーコンなど塩気のあるものと一緒に炒めるのもいいけど、レーズン、ナッツとの組み合わせ、いいわー。

いかの木の実炒め

IMG_20160906_195801_resized_20160906_075811742.jpg

もはや2カ月前の食卓を思い出すのも難しいものですが、写真があるとそれなりに思い出せる部分もある物で、ありがたいことです。

いかの木の実炒めは、恐らく、丸山久美さんの『カタルーニャ地方の家庭料理』を見ながら作ったはず。本来はちゃんと1ハイまるごと使うべきですが、ゲソだけで作っているので、いかよりも、木の実のソースのほうが多いという残念感。でも、このソースが美味しくて、ワインによく合いました。

あとは、ピーマン焼いただけと、アンデルセンのチーズがたっぷり入ったパン。たまーにこういうのが食べたくなるんだよねーといいながら買ったのはよく覚えています。ぶどうがあるのが9月だなぁという感じ。

真鯛の赤とうがらし風味

真鯛の赤とうがらし風味 by nekotano

今日は土用の丑の日なんですが、まぁ、鰻屋さんは混んでるし、スーパーのパックの鰻を食べる気にはなれない(だって、高いんだもの)。

「『う』の付くものを食べればいいんだよ、うどんとか」と夫はいうのだけど、冷凍庫に小さな真鯛があるので、今日はそれを食べていただきます。

真鯛は小ぶりなものであれば、わりにお手軽素材なのですが、小ぶりなぶん、骨がごついし、身の脂乗りもさほど良くないので、案外上手に食べるのは難しい。おろしたほうが食べやすいけど、手間の割りに食べる部分がものすごく少なくなるので、丸ごと調理するのが一番良い(と思う)。

今日参考にしたのは、丸山久美さんの『スペインから届いた、ほっとやさしいレシピ』にある「真鯛の赤とうがらし風味」。料理名の脇にあった「Besugo al horno」で検索してみると、2種類の作り方があるようです。

ひとつは、カンタブリア州発祥の作り方で、パエリアパンに玉ねぎスライスを敷き、うろことはらわたを取った鯛に塩して、レモンスライスを挟み、オリーブオイル、白ワインを廻しかけ、にんにくを添え、オーブンで焼くというもの(セニョーラ・あ~さんのレシピはこちら)。

もうひとつが、バスク自治州発祥の作り方で、玉ねぎスライスを敷き、鯛の身に塩をしておく所までは同じ。違うのは、弱火でじっくり加熱した赤唐辛子とにんにく入りのオリーブオイルを鯛にまわしかけてから、オーブンで焼くという部分(Eline sağlık! のレシピはこちら)。丸山さんの本で紹介されているのは、後者のバスクの作り方です。玉ねぎスライスだけでなく、スティック状のにんじんも一緒に焼き、出来上がりにクレソンを添えるのは、本来はクリスマス料理だからでしょうか。

にんにくはゴロゴロのほうが好きなので、ほこほこに加熱した後、鯛のお腹に入れてオーブンで焼きました(180度で25分)。このクソ暑い時期にオーブンとは迂闊…と思いましたが、今日はほどほどの暑さだったので、まだ我慢できた。はは…。

鯛を焼いている間に、ししとうの塩、クミンパウダー炒め、ギリシャ風ポテト。

ギリシャ風ポテトは、自称・清水ミチコさん(ご本人です)のツイッターで拝見して美味しそうだったので、真似してみました。

元ネタは、水きりプレーンヨーグルトに、塩、ガーリックオイルですが、私は水きりヨーグルトに、塩漬けケッパーのみじん切り、にんにくすりおろし少々で。オーブンを使っているのでこれ以上火を使うのはナァ…ということで、じゃがいもは、いなばの食塩無添加ミニじゃがいも(水煮缶)を使用。じゃがいもの美味しさはほどほどですが、このソースはなかなかグー。

いちごのガスパチョ

いちごのガスパチョ by nekotano

今日はパエリャとガスパチョを作るつもりでいましたが、珍しく夫が「今日は飲みたいから、お米よりも、小さいおかずがちょこちょこあるほうがうれしい」というので、こんな感じに。ほぼありもの。

唯一作ったのが、手前にある、「いちごのガスパチョ」。だいぶ前の、朝日新聞の料理コーナー(気軽にもてなし流)にあった、丸山久美さんのレシピです(朝日新聞デジタルは無料登録すると1日3記事までは無料で読めます)。3月上旬にこの記事を読んで作ってみたいなーと思いつつも、材料が揃ったらネ…と思っていたら、思いの他、時間が経ってしまった(汗)。

作り方は、いわゆるガスパチョの材料にいちごをプラスするというもの。合うんかいな…と半分以上疑念だらけで作りましたが、食べてみると、違和感なし。甘いばっかりのいちごよりも、ちょっと酸味のある方がいいかも…と思いましたが、お好みで。

あとは、鶏ハム、茹でアスパラ、マカロニサラダ、キャベツの外葉のざく切りと卵の炒め物。

夫はビール、私はディタのソーダ割り。

ねぎのパエリャ

ねぎのパエリャ by nekotano

週末はパエリャ名人』にある、ねぎのパエリャを作る。他にも作りたいパエリャが沢山あるんですが、まだ、炊くコツをつかみ切れていないので、一番シンプルなこのパエリャでしつこく練習です。さっぱりしていて美味しいしね。

本だと、32センチのパエリャ鍋で作る際の分量でレシピが起こされています。米2カップ、スープ4カップ、トマトソース大さじ2が基本で、これで4人前。他のサイズの鍋で炊く際の参考として、「米:スープ=1:2」がパエリャの黄金比と紹介されています。

うちのパエリャ鍋は26センチでして、何回か失敗して、どうやら、米1カップ、スープ1.5カップで行けそう…というところまでつかめてきました。黄金比に従うならスープは2カップで行くべきなんでしょうが、私の感触としては少し多い気がする。ただ、最初の段階でグラグラに沸かせば、2カップでちょうどよく炊けるのかも。この辺は、もうちょっと練習だな。

味はいつも通り美味しい。サフランを切らしましたが、にんにくとアーモンドのペーストがいいコクを出していて、しみじみした美味しさがあります。

ししとうの炒めもの(塩、コリアンダーパウダー)、鶏レバーのソース煮。今回は、さっと霜降りしてから煮ているので、いつもよりもさっぱり味。煮汁は、レタスのオイスターソースがけ(蠔油西生菜(ホウヤウサイサンチョイ))を作った時に残ったオイスターソースを水と酒で割り、ケチャップ、ウスターソースを適当に足したもの。

ほんのちょっと残った赤ワインを片付けつつ食べる。

ねぎのパエリャ

ねぎのパエリャ by nekotano

昨日の反省を基に、もう一回、丸山久美さんのレシピ(『週末はパエリャ名人』)でねぎのパエリャ。

昨日はお米1と1/3カップ、スープ400ccで炊きましたが、豪快に吹いたので、今回はお米1カップ、スープ300ccに減らしてやってみる。火加減にはまだ工夫の余地がありますが、26センチのパエリア鍋ならば、量はこれで良さそう。具はねぎだけですが、スープに加えているアーモンドとにんにくのペーストのおかげで、きちんとコクのある味わい。しみじみおいしい。

サラダ代わりに、春キャベツの千切りにオニオンドレッシング添え。『dancyu 2014年4月号』の3番目の特集記事「春キャベツ サラダ記念日」で紹介されていた、牧田敬子さんのレシピで作りました。

食べきれる分量で出してくれているのが嬉しいですが、味もグー。今日は普通の玉ねぎで作りましたが、今度は新玉ねぎで作りたいな。

ほぼ肉っ気がなかったので、オイルサーディンでもつまみます? と一応缶詰を出してはみたものの、十分満足な夕食でした。

ねぎのパエリャ

ねぎのパエリャ by nekotano

ねぎの美味しいうちにコツをつかんでおきたいと思っていたのが、『週末はパエリャ名人』(丸山久美)にある「ねぎのパエリャ」。

昨年パエリア鍋を買ったはいいけど、なかなかご飯を炊くコツがつかめない。これだったら、スープは固形スープを薄めたものだし(鶏がらスープだと焦がしやすいので初心者はむしろマギーブイヨンのほうが作りやすいと聞いたことがあるので)、具はねぎだけでシンプル。パエリャ作りに慣れるには、もってこいのメニューかも。

本は、4人前で分量を出しており、パエリア鍋のサイズは32センチ。うちにあるのは26センチ。夫によると「計算上は、2/3にすればよい」とのことなので、全部の分量を2/3にしてチャレンジしてみることに。

結論を言うと、2/3の分量では少し多かったようで、炊いてる最中に汁が少し溢れた(汗)。溢れた理由は、もしかすると火加減かも…とも思うのですが、原因を特定するのは難しい。とにかく、パエリャは難しいです。

ただ、味はとっても美味しい。ねぎがしみじみおいしいし、スープに加えているスペイン産アーモンド(マルコナ種)とにんにくのペーストがじわっと効いています。レモン汁をかけるとガラッと味わいが変って、全然違った美味しさになるのがまた不思議です。

多々気になるところはあるのですが、概ねよくできたってことで。また明日も作ってみようっと。

奥は、レタス、プチトマト、卵のサラダ。今日は女性の日ということなので、卵はミモザにしてみました。マヨネーズをかけて、卵ソースにして食べると美味しい。