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鶏のから揚げ

朝日新聞のウェブマガジンにある、料理家の冷水希三子さんの連載を時々読んでいますが、「一生ものの鶏のから揚げレシピ」と銘打たれた作り方が紹介されていたので、よーし、やるぞと意気込みつつ、1か月半後にようやくチャレンジ。

ポイントは3つほどあって、

  • 肉の余分な皮や脂肪をしっかり取り去ること
  • 下味は、しょうが、しょうゆ、酒、ごま油。あんまりこってり味をつけない
  • 衣は、溶き玉子、薄力粉、片栗粉の順番で揉み込む

へーと思いながら作ってみたんですが、夫の反応は悪い。原因は、いつも使っているのとは違う肉を使ったからというのが一番大きいのですが、まさかちょっと安いお肉を使っただけで、あんなに不機嫌になるとは思わなかった。やっぱり銘柄鶏程度じゃダメなのね、地鶏じゃないと。そろそろ伊勢丹の閉店も近いし、お肉屋さん行脚をしなければ。

私自身はそれなりい美味しく頂いたんですが、ただ、私は衣はシンプルに片栗粉だけが好きなんだなということが分かったのが一番の収穫でした。以前に、瀬尾幸子さんのレシピで作ったときも、衣は玉子と薄力粉でしたが、薄力粉のもったり感があんまり好きではないようです。色々作ってみることで、本当に自分が好きなものがなんなのか明確になってくるので、たまには「いつもの」じゃないものを作るのも、いいもんだなぁと思いました。

トマト入り麻婆豆腐

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豆腐の水切りをしてあるが、どうしようかなぁ、麻婆しか思いつかないな…ということで、麻婆豆腐。以前に、トマト入りのを作ったときに美味しかったので、またそれで。今調べたら、前作ったのは5月下旬だった。最近のつもりでいたけど、結構前だなぁ。

いつもの、ウー・ウェンさんレシピの味つけに(『豆腐料理日韓中の100レシピ』)、皮を剥いてざく切りして、余分な水分を捨てたトマトを加えるだけなんだけど、雰囲気ががらっと変わっていいんですよねぇ。さっぱりして、美味しいです。

きゅうりの塩もみ。スライサーの方がラクなんだけど、包丁で輪切りにしたものの方が好きなんだよね。夫はポンドレ、私はこの前作ったトラネコボンボンさんレシピのマリネ液(『トラネコボンボンのおもてなし』)をかけて食べました。ズッキーニのマリネも良かったけど、きゅうりにも合いますね。

トマト入り麻婆豆腐

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プチトマトがもう少しだけ残っていたので、麻婆豆腐に加えてみることに。以前、冷水希三子さんのインスタで、麻婆豆腐に湯むきして一口大に切り分けたトマトを加えているのを見たことがあって、一度やってみたかったのです。ドウチとトマトってなんか合いそうと思って。冷水さんは最後に煮込む際にかつおだしをお使いでしたが、今回は鶏ガラススープの素を使いました。

麻婆豆腐はいつも作っているウー・ウェンさんのレシピで(『豆腐料理日韓中の100レシピ』)。そこに、湯むきしたプチトマトと、細かく小口切りにした香菜の軸を加えています。この2つを加えるだけで、いつもの麻婆とは全く違う味に仕上がってビックリ。甘酸っぱくてさっぱり、香菜の風味もよく合っていて、中華と言うより、エスニック料理風情です。予想以上に美味しかった。

納豆、炊いた黒米、大葉、みょうがの刻んだのを混ぜたもの。レタスちぎっただけ、叙々苑ドレッシング。

塩豚ヒレ肉のおろし蒸し

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冷水希三子さんのインスタで「豚かたまり肉を大根おろしで煮る」というのをみて、おいしそうだな、やってみようかな…と思ってやってみたもの。冷水さんは、肩ロースだったかな…、それに大根おろしももっとたっぷりで、スープ的な料理として作ってたような気がする。

それに対して私は、豚ヒレ肉を塩でまぶしてラップで巻いて一晩おいてから、水気を拭いてピチットで巻き直して5日放置。水分がだいぶなくなって、妙に色鮮やかで、生ハムみたいな見た目になっていた。それを合計4時間ほどだったかな、お肉の上にローリエと半割のにんにくをそっと置いて、大根おろしだけでコトコト煮ました。

結論から言うと、ものすごくおいしかった。塩豚の塩気を吸ってねっとり柔らかくなったにんにくをお肉と一緒に食べると、またおいしい(夫はこのにんにくを、にんにくチューブの味に似てるね、と言っていた)。いい塩梅に塩気がしみ出た煮汁がこれまたおいしい。これはいいなぁ。おろし煮、侮れん。

高菜のオイル煮、グリーンピースのサラダ、にんじんのサラダ、セロリと菜の花の煮びたし。グリーンピースとにんじんは『私の愛するイタリア料理』、煮びたしは『ベジダイアリー』から。ここのところ野菜不足を実感していたから、これだけ並ぶと少しホッとする…。