数日前に新宿伊勢丹に寄ったときに、野菜売り場でセルバチカ（セルバチコ）を売っていたので、思わず買ってしまっていました。近所のスーパーなどでよく見かけるルッコラ（ロケット）も、胡麻っぽい風味とぴりっとした辛みがあって美味しいですが、セルバチカのほろ苦さには独特の魅力があって、見かけるとつい買ってしまう。ルッコラを好きな人は多いですから、セルバチカだって日本でももうちょっと一般的になってもいいのに…と思いますが、気候的に難しいのでしょうかねぇ。

ともあれ、これで、明太子パスタにしました。先日はバターでこってり目のうどんを作りましたので、今日はオリーブオイルでさっぱり風情で。『北イタリアの食卓』が元ネタです。

ボウルに、バラした明太子を入れ、オリーブオイルでのばし、すり白ごま、薄口しょうゆ少々を加えたら、ゆであげたパスタ、セルバチカを加えてざっと和え、器に盛る。白こしょうとレモン汁。普段だったら、全部ざっくり刻んでゆであげパスタと一緒に和えちゃいますが、折角のセルバチカなので、少し取り置いて、生のままのも、少し上に乗せる。ほろ苦い味が美味しい。

先日の、ガッテン流タコ刺しが美味しかったので、調子に乗ってもう1回。安売りしていた、明石の蒸しタコを買いました。先日のモーリタニア産のゆでダコと比べると、塩気が強くて少し磯臭い。美味しかったけど、国産のタコを生で食べるには、少し工夫がいるのかも…、とも思いました。

数日前に、バカ安だったルッコラを2袋買っていて、サラダで食べる気満々だったのですが（そろそろ高山なおみさんの『のんびり作るおいしい料理』にある「秋のサラダ」が食べたい気分だった）が、ルッコラ以外にも揃えなければならない材料が多く（絶対必要なのは柿とカブ、可能なら胡麻豆腐も欲しい）、断念。明太子が残っていたのを幸いにパスタにする。和えるパスタは忙しいオバさんの力強い味方であります。作るの簡単、粗いものもラク、そして、夫からも絶対に文句が出ない。

うちの明太子パスタは、『北イタリアの食卓』にあるレシピがベース。明太子パスタといえば、明太子とバターと海苔という組み合わせが定番だと思っていた身には、明太子とオリーブオイルとルッコラとすりごまとレモン汁という組み合わせは斬新そのもの。しかも、魚卵＋バターより、罪悪感が少ないのがまたイイ。

今日も大絶賛の美味しさでした。