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小エビとさくらんぼの唐辛子炒め

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週末の気楽さで、作ってみたかった料理を2つ作ってみる。

手前は、陳建一さんの『うま辛でごはんがおいしい四川料理』にある「小えびとさくらんぼの唐辛子炒め」、奥は氏家昭子さんの『だから、食べたいタイ料理』にある「かにと春雨の土鍋蒸し』のかにをはまぐりに置き換えたもの。

特に「小えびとさくらんぼ…」はだいぶ前から興味津々だったのですが、この料理のためにわざわざさくらんぼを買うというのはちょっとねぇ…と躊躇していたのですが、数日前に買ったアメリカンチェリーが悲しいほどに全くおいしくなかった(甘くなく、やや青臭く、固い)ので、思い切ってあの料理に使ってみるか! となった次第。そのまま食べておいしくなかったのなら、料理に使ってもおいしくないのでは…と少し思いましたが、まぁ、その時はその時よ…と割り切ってのチャレンジでした。

結論から言うと、おいしかったです。しかし、これ、作るの結構大変でした。というのも、さくらんぼは先に衣を付けて揚げるのですが、この衣が蛋泡糊という、卵白を固く泡立てたものを使うタイプの衣なので、まずはこの準備が大変。卵黄、水、薄力粉、片栗粉を混ぜたものに固く泡立てた卵白を加えて混ぜ、種を抜いて薄力粉をまぶしたさくらんぼにたっぷり絡めて低温(120~130度)の油で揚げます。その後、下味を付けたえびも油通し。中華鍋で、赤唐辛子、ねぎ、しょうがに合わせ調味料(しょうゆ、酢、砂糖、こしょう、鶏ガラスープの素、水溶き片栗粉)と一緒に炒めて仕上げます。本当はカシューナッツも入れますが、今回はなかったのでパス。

あんなにおいしくなかったアメリカンチェリーが、衣を付けて揚げただけであんなに甘くなるとは驚きでしたが、えびとの相性も良く、えびと一緒に食べると、そのほんのりとした甘さがえびの甘さとよく合って絶妙な美味しさでした。パイナップル入り酢豚に抵抗がない人は、これも、おいしいと思うと思います。作るのは大変ですが、これは、また作りたいなぁ。

「…春雨の土鍋蒸し」ですが、はまぐりから出る汁を春雨に吸わせたらおいしいんちゃうんか…と思って、これを思いついたのですが、これまたいい読みでした。「プー オップ ウンセン」って、他の料理本でも見ますが、面白いなぁと思うのは、ココナッツミルクではなく牛乳を使うところ。タイ料理でも牛乳をつかうんやなぁ…。はまぐりで十分おいしかったけど、せっかくだから、今度はわたりがにで作ろうかな。

夫からゆで玉子をリクエストされていたので、10個一気に作ったのですが、ついうっかり、黄身を半熟で作ってしまった…。「ほぼ固ゆで」みたいな感じに作りたかったのに…。ゆで玉子に松田のマヨネーズをたっぷり乗せて食べるのが夫の最近のマイブームなのですが、トロトロの黄身では美味しさゼロだったらしく、終始無言で怒ってた。やっぱ、慣れない量で作るとダメねー。

 

かぼちゃと鶏肉のココナッツミルク煮

かぼちゃと鶏肉のココナッツミルク煮 by nekotano

ハロウィンの時に使ったかぼちゃがまだ冷凍庫の中に居て、ああ、これ、どうすべかなーと思って、ココナッツミルクで煮ようと思い立つ。

が、さらに冷凍庫の中から、だいぶ大昔に作ったレッドカレーペースト(『きょうのごはんはタイ料理』にあるレシピで作ったもの)が出てきた。ご丁寧にメモも添えてあって、「ペースト30グラムに対して、ココナッツミルク300ccでのばす」とある。じゃぁ、鶏肉はあるから、一緒に煮込んでカレーにしちゃえば? と思って、適当に作ったのが今日の晩御飯。

鍋にサラダ油を入れ、ほんのり温まってきたところでレッドカレーペーストを入れてじんわり炒めると、部屋中が一気にタイ料理の香りに包まれる。玉ねぎのざく切り、一口大に切った鶏肉を加えてよく炒めたら、ココナッツミルク(缶)400ccを注いで中火で加熱。ふつふつしてきたら、解凍したかぼちゃを加えて、ナンプラーで味を調え、ふたをして軽く煮込む。

おおよそ、ありもので煮込んだだけって感じですが、思ったよりおいしかった。しっかり辛くて、食べ終わる頃には額にうす汗。

いかとみょうがの甘辛サラダ

いかとみょうがの甘辛サラダ by nekotano

麦いかを使ってタイ風味のサラダにする。

参考にしたのは、『きょうのごはんはタイ料理』(氏家アマラー昭子)にある「あさりのサラダ」。ですが、元ネタは、あさり、鶏肉、豚肉、えびを具に、レモングラス、スペアミント、紫玉ねぎ、揚げにんにくを甘辛いソースで和えた豪華なサラダでして、どれもこれもないものばかり。

今回は、ソースだけを拝借。ナンプラー、レモン汁、チリインオイルを混ぜた、甘くて辛くて酸っぱい、いかにもタイっぽい雰囲気のソースです。

ボウルにソースの材料を入れてよく混ぜたら、長ねぎ粗みじん切り、みょうがの千切り、セロリのスライスを加えてざっと混ぜ、にんにくスライス、酒を入れたお湯でさっとゆでた麦いかを加えてよく和える。粗くせん切りしたレタスを敷いた上に盛る。

チリインオイルって初めて使ってみたんですが、思っていた以上に甘くてびっくりした。もちろん、しっかり辛くもある。結構、好みの味。買った当初は大瓶なので使い切れるか不安だったのですが、大丈夫そうです。今度は、レシピ通りの材料をそろえて作ってみたいなぁ。

奥は、かんぴょうのナムル。『なすんじゃさんのキムチ・ナムルとおかずの教室』にあるレシピなのですが、以前に作って美味しかったので、また作ってみました。

戻した後、食べやすい柔らかさになるまでゆでたら、しっかり絞って水けをきり、食べやすい大きさに切って、長ねぎ、にんにくのみじん切りと一緒にごま油で炒める。味付けは、みりんと塩。最後にすりごま。

かんぴょう自体に旨味があるので、塩をあんまり入れなくても大丈夫。凄くシンプルなんですけど、しみじみ美味しいです。飽きないおかず、って感じです。

夫にはご飯を出し、私は塩豆(赤えんどう豆の塩ゆで)をご飯がわりにつまむ。軽くハイボール。

鶏肉のスイートバジル炒め

鶏肉のスイートバジル炒め by nekotano

タイ料理は一度食べると癖になるのか、芋づる式に食べたい料理が出てくる。なので、今日は、『今日のごはんはタイ料理』(氏家アマラー昭子)にある、鶏肉のスイートバジル炒め。いわゆる、ガバオご飯です。

赤ピーマンがなかったのでパスし、きゅうりを加えてみましたが、悪くない。独特の甘辛味でご飯が進む。

残念だったのは、目玉焼きが失敗したこと。私としては、結構多めの油を使ったんだけどなぁ…それでも黄身の部分がフライパンに引っ付いてしまって、取り出す時に穴を開けてしまった…(涙)。

奥は、シリコン加工したアルミホイルを使って、フライパンで焼いたもの。うちは、テフロン加工のフライパンがないので、最近はこれを愛用しているのですが、いやもうほんと便利です。目玉焼きもばっちり。最初から、これ使えばよかった…。

カレー

カレー by nekotano

ちょっと前に、新宿伊勢丹で「スパイスセット」ってのを買ってきていたんですが、中身は、生のレモングラス(15センチほどが15本ほど)、カー(近江生姜サイズ)、パイマックルー(10枚ほど)で、これで700円。この値段が妥当か同かはわかりませんが、”生の”ってのが私にはポイントでして、へー、都会だとこういうの、売ってるんだなぁ…と、作るアテもないのに購入。

これで何を作るか、じりじり考えていたんですが、やっぱり、タイカレーにしようと。参考にしたのは、『今日のごはんはタイ料理』(氏家アマラー昭子)にある、グリーンカレーペーストのレシピです。

が、うっかりしたことに、プリッキーヌーがない。どうすべと一瞬悩んで、韓国産の赤唐辛子で代用。もうすでに、この時点でグリーンカレーでなくなりましたが、まぁいいか。そもそも、うちの辛さ耐性から考えると(二人とも辛いのは苦手)、プリッキーヌーを使うのは無理がある気がするので、結果的にはよかった気もします。

材料を全部入れて、フードプロセッサーでペーストにするも、量が少なくて回し切れなかったので、結局ボウルに入れてすりこ木でトントン叩いてつぶすという、原始的な方法で仕上げる。フレッシュのパイマックルーを使うのは、ほぼ初めてだったのですが、ちぎった瞬間の香気が香しくて、ドライとは全然違うことを実感。タイ料理を作る際は、パイマックルーが必需品だということが、ようやくよく分かった次第です。

あとは、レシピ通りに仕上げましたが、問題は具。思いつきで作ったので、具が全然ない。本では、鶏肉、なす、ズッキーニ、しめじ、プチトマト、ししとうでしたが、今回は、鶏肉、れんこん、素揚げしたさといも、プチトマトで。案外悪くないなぁと思いましたが、夫は、なすが入っていないのが大いに不満だったようで、無言でした。

おいしかったんですが、いやぁ、辛かった。辛すぎて、身体がつかれたらしく、食後、コテンと寝てしまいました。まぁ、ある意味、正しい休日の過ごし方だった気もします。