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山うどと白藤の花の天ぷら

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昨日の中央本線の旅で買ってきたものでお昼ごはん。

メインディッシュは、デュオレール小淵沢で買ってきた天然の山うどと白藤の花。白藤の花はmusica farmというところで収穫されたもので、袋に「天ぷらに」とあったので、お勧めの通りに。ついでに、山うどの穂先も揚げちゃう。

藤の花はあげる前にほのかに漂っていた香りが消えて、なんていうかあまり印象のない感じになってしまった。しいて言うなら、味は、さやいんげんの天ぷらに近い気がした。ただ、後日、「藤の豆には毒がある」というブログ記事を見て驚愕(汗)。でも、少量を加熱すれば大丈夫なんだそうで、私が食べたのは花だしね、農場が販売しているものだしね、と言い聞かせる。

山うどの軸は、分厚く皮を剥いて、スライスして酢水にさらしてから、器に盛って味噌マヨを添える。普段は東京うどで作るけど、緑の濃い山うどで作ると、味わいが全然違うのでビックリ。うーん、美味しい。味噌マヨとか酢みそで食べる理由がよく分かる。もう1本買ってくればよかった…。

っていうか、山うどだけでなく、他にも山菜があって、下処理しきれるかどうか自信がなかったので買うかどうか迷って買わなかったんだけど、やっぱり買えばよかったなぁ。今度こういう場面に直面したときは、迷わず「買う」ことを心がけたい。

私は旅行に行くと可能な限り、駅弁とカップ酒と納豆を買うようにしているのですが、今回は幸いなことに3つとも買えたので、うきうきと、納豆とカップ酒もいただいてしまう。納豆は納豆工房せんだい屋の「甲斐駒」。カップ酒は萬屋醸造店の春鶯囀(しゅんのうてん)カップ。

大粒納豆って、ぎりぎりまで柔らかく炊くメーカーが多い気がしているのですが、これはやや堅めに仕上げたさっぱり味。今回はまぐろ納豆にして食べましたが、普通にご飯にのせるよりも、こういう食べ方の方が合っている気がします。結果的に最適解だった。ところで、今、初めて知ったのですが、納豆工房せんだい屋、本店は石和ですが、3つある支店はすべて東京都内。下北沢、池尻大橋、高円寺って、意外な場所ばかりでビックリ。池尻大橋に至ってはイートインまであるというし。機会があったら寄ってみたいものです。

昨日撮った写真や地図を見ながら、のんびりいただきます。

駅弁とワンカップと菓子パン

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最後のシメは、やはり甲府名物「とりもつ煮」のお弁当を買って帰ろう…と思っていたのですが、残念ながらない。というか、夕方なので、そもそも駅弁がほとんどない。以前に伊東に行ったときも、夕方に駅弁を買って帰ろうと思ったら売り切れ…と言うことがありましたが、そうなんだなー、駅弁って、店じまい早いんだわ。気をつけなくちゃ…。

ほとんどない選択肢の仲から、「八ヶ岳高原玉子と炭火焼肉弁当」をチョイス。夫は、立川駅構内のキィニョンでクリームパン、パンオショコラ、ヨモギあんこぱん。

これに、きゅうりもみ、太冠のワンカップ。

この焼き肉弁当が、しみじみ美味しくて、ビックリ。私、肉系弁当ってあんまり好きじゃないんだけど、これはちゃんと炭火で焼いた味わいで美味しかった。

中央本線の旅 甲府へ

甲府

丸政の駅売店「デュオレール小淵沢」で、「高原野菜とカツの弁当」「元気甲斐」を堪能した後、再度中央本線(各駅)に乗って甲府駅へ向かう。わずか40分ほどの滞在…。慌ただしいけど、それを逃すと次の電車がだいぶ待つので仕方ない。車があれば小淵沢近辺でもう少し見て回れるところもあるようなのですが、どうしようもないし、特にウイスキーの工場(サントリー白州蒸留所)を見学したいわけでもない(予約してないし)。

勝沼まで戻ったり、思い切って清里に行ってみると言う手もあったけど、リサーチ不足だったし、車もないので、思いつきで行くには危険。ホントのことを言うと、塩山に行ってみたかったのですが(「塩山の鳩笛」という郷土玩具を売っている売店があるそうなので)、鳩笛を買った後の展開が読めずに今回は断念(あればいいが、もしなかったときのその後の展開が目も当てられない)。夫は行きの電車で見かけた四方津駅の巨大エレベーターに興味があるようでしたが、その時はなにあれ何の施設!? って状態だったので(怪しい施設でも何でもなく、積水ハウスが作った巨大ニュータウン[コモアしおつ]と駅をつなぐ異様に大きいエレベーターでした)、わざわざ降りてまで観に行く気にはなれず。そもそも、四方津まで戻るのか、って話だし。それを言うなら、塩山も同様ですが。

でも、弁当食べてトンボ帰りってのもなぁ…というわけで、この辺で一番大きな街っぽい甲府(県庁所在地)へ行ってみることにしたのでした。甲府は、上に挙げた、勝沼、清里、塩山、四方津よりも、いちばん小淵沢に近いところにありますが、それでも各駅で40分ほどかかりました。

甲府

甲府駅は、普通に地方の大都市の駅という感じで、広くてきれい。日々都心の駅を使っている人間からすると、全方向にゆったりとしており、空間的に贅沢な建物だなぁと感じました。

驚いたのは、街中も全体的にそんな感じだったこと。道が広くて、平らで、車線も多く、そしてまっすぐ。高層建築物はほとんどなく、地方都市おなじみの古い平屋が多いですが、ごちゃごちゃした感じは一切なかった。しかも、こんなにきれいに整備されているのに、人気がほとんど感じられず(GWの中日だし、一番暑い昼時だったので人が少なかっただけかも)、街が妙にスッキリしている。こんなにスッキリした街は初めてかも。

写真は、甲府駅構内に立っていた、甲府のゆるキャラ「とりもっちゃん」。ゆるキャラに可愛さを求めちゃイカンと思うが、あまりの可愛くなさに驚く。見ているうちに可愛さを感じるようになるんだろうか。ともあれ、甲府名物「とりもつ煮」も一度は食べてみたいな、と言う気にはなる。ちなみに、JRの駅名看板にいる「モモずきん」ちゃんは、JR東日本の山梨ディスティネーションキャンペーンのキャラクター。キャンペーンが終わってもお役御免にならず、引き続き山梨のPRをしている。働き者だなぁ。こっちはさすが企業キャラクターらしく、普通に可愛い。

甲府

印象に残った建物1:甲府は妙に突起の付いた建物が多い気がしました

甲府に降りたのはいいけど、特に何も考えていなかったので、とりあえず武田神社に行ってみることにする。甲府駅の北口からまっすぐ伸びている武田通りをとにかく歩く。広くてきれいに舗装されていて歩きやすいのだが、驚くほどにまっすぐな道のうえに、坂道なので、途中でものすごく飽きる。暑いししんどいしつまらないしで、途中でゴネてバスに乗る。

上の写真は、まだ歩き始めの頃に目に付いた建物。あまりに異様な外観におもわずぱちりとしてしまいましたが、家に帰って調べたら「甲斐ゼミナール」という学習塾だそうです。てっきり結婚式場かと思った…。

甲府

武田通りを歩いているときには、ほぼ人気を感じませんしたが、武田神社に着いたらなかなかの人。道に人がいないのは、みんな、駅からバス1本で来るからで、道に人がいないのは当たり前だよね…。駅~武田神社までの武田通りは、ずーーーーとだらだらと坂道なのですが、ダラ坂ってのは相当しんどいものでして、だいぶ疲れました…。最初っからバスで行けば良かった。

甲府

武田神社は、武田氏館跡(躑躅ヶ崎館跡)に建てられた神社でして、神社なんだけど、城跡でもあるという、ちょっと不思議な場所です。主郭部分を神社に転用していますが、その周囲は順次、発掘、整備されています。お参りしたあと、最近整備された西曲輪をぶらぶら。城がすごく好きか…? と言われると微妙だなと思いますが、城郭よりも城跡の方が楽しいかな…と思います。夫は掘の跡とか見つけると喜んでますけど、私はどっちかというと、基礎の跡とか、土盛りっぽい痕跡を見る方が好きかなぁ。

少し小高いところに新聞紙を敷いて座って、デュオレール小淵沢で買ってきた駅弁を食べる。私は『元気甲斐』、夫は『そば屋の天むす』(丸政はそば屋さんもやっている)。『元気甲斐』は、前の記事で詳しく書いているので写真等々パスしますが、美味しかったなー。『高原野菜とカツの弁当』もそうだけど、駅弁でこのレベルって、すごいなぁと思う。これはたまに食べたくなるなぁ。

武田神社は観光客でわさわさしているのですが、ここ西曲輪になると、物好きか、城好きか、地元の人っぽい人(わざわざレジャーシート持ってお弁当を食べに来ているご夫婦がいた)しか来ないので、とてもひっそりしている。陽射しが強く蒸し暑い日でしたが、木陰はひんやりして気持ちいい。そういえば、以前に春日山城の本丸跡で駅弁(ハイマートの鱈めし、鮭めし)食べたよねぇ(2015年5月24日)、これで上杉、武田、両方制覇だ、などと訳の分からないことを話しながら食べました(後日、大河ドラマの後に放送されるミニミニ番組「直虎紀行」に、この西曲輪が紹介されていてビックリ。行ったところがテレビに映ると、なんだが意味なく嬉しい気分になる)。

この記事書くときに、城好きの人のホームページやブログをいくつか見たのですが(「武田家の史跡探訪」というサイトが特に分かりやすかった)、今回迂闊にも西曲輪だけ見て帰ってきているんですね。東側一帯はきれいに整備されているようで、こっちも見てくれば良かった。今度行ったらちゃんと見ないと。

甲府駅まで戻って、山梨文化会館を外から眺め(平日のみ館内見学できる)、D&Department甲府を覗き、甲府城(舞鶴城公園)で少し昼寝をしてから、今度は繁華街へ。

甲府の街

どの道をどう歩いたかはもう記憶にないのですが、甲府はかなり繁華街のエリアが広い印象。賑々しい看板が多く見るだけで楽しいですが(不思議なフォントを使った看板が多いのが印象深かった)、閉店しているのか廃業しているのか判断尽きかねる店が多く、どこを歩いてもひっそりした雰囲気。上の写真は「仲見世」の看板を掲げる脇道。

甲府の街

印象に残った建物2:甲府は入り口までが遠いお店が多いような気がしました(お店の種類を問わず)

甲府の街

地元百貨店に寄るのも旅の醍醐味。駅を挟んで各々鎮座する、岡島百貨店と山交百貨店をざっくり回る。岡島百貨店の方が少し上品寄りの印象。岡島百貨店では、たまたま催事で北海道展をやっていたので、ぶらりと覗き、ゲーセンで子供用バスケゲームをする(夫が)。大人なんだからパーフェクト達成できるんじゃない? と思ったけど甘かった。正直、このスコアが、すごいのか、並なのか、全く判断できない。

このあとデパ地下に寄って、もろもろチェックし、ご当地ものをあれこれ探す。

甲府の街

最後に駅で駅弁を調達し、再び中央線に乗って、立川へ(疲れたんで、車内でぐっすり寝ました)。電車を降りて気づいたけど、あ、これ、長野カラーのタイプかぁ。これ見てすぐに「中央線」って言える人はすごいなぁ。