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挽き肉入り厚揚げの煮物

買っておいた厚揚げを使ってしまおうと、『ベトナムおうちごはん』にある「厚揚げの肉詰めトマトソース」を作る。

挽き肉あんは本当は、豚挽き肉に、緑豆春雨、きくらげ、赤玉ねぎ、にんにくを入れるのだけど、何にもないので、刻んだ玉ねぎだけ。トマトソースは、水煮缶に、ヌクマム、シーズニングソース、砂糖だけど、水煮缶ではなく、トマトペーストを水でのばしたもので代用。

挽き肉を使い切ってしまおうと、ぎゅうぎゅうに詰めたら、見た目も悪いし、食べにくい形状になってしまった。欲張らずに、入らない分は団子に丸めて一緒に煮ればよかった。

塩と胡椒とライムで食べるというので、ちょっと残っていたレモンを添えてみたけど、これはなんだか違う感じ。このおかずは好きなんだけど、本の通りに作ったことがほぼないので、そのうち、ちゃんとレシピ通りに作りたいなぁ。

ただ、これで厚揚げ1枚、豚挽き肉100グラムなんだけど、夫からは「晩ご飯のおかずはもうこんなに要らないです」といわれてしまった。確かになぁ、厚揚げ1枚でも結構なボリュームだもんね。今は季節の変わり目で特に体がくたびれているというのもあるんだけど、食べる内容だけじゃなくて、量にも気を配らないといけない年頃になってきたということなのか。

奥は、なすを皮ごとレンチンして割いたものに、めんつゆ、黒ごまペースト、おろししょうがを乗せたもの。エスカリバーダにパプリカをまぶしたもの。

ピータン豆腐

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夫はお昼にお外で食べたご飯が夕方になっても消化されなかったそうで、「晩ご飯は軽くでいいわ」という。ならばっ、と、ピータン豆腐をメインディッシュに。無性にピータンが食べたい気分だったんですよ。なんでだろう。

ただ、不思議なことに、「今日の晩ご飯は豆腐で何かしますよ」とメールしたら、夫からも「ピータン豆腐はどう?」と返事が来ていたので、ここ最近、二人の間でピータンが話題に上がったことがあったのかしら(私は記憶に全くないけど)。

ともあれ、ピータン豆腐。たれはどうしようかなーと、『豆腐料理日韓中の100レシピ』を見たら、黒酢、しょうゆ、ごま油、しょうがのみじん切り、ピーナッツで、美味しそうだったんだけど黒酢を切らしてるのでパス。『「和える」って、たのしい。』を見ると、酢、しょうゆ、ごま油、白いりごまで、シンプルでいいじゃーんと思ったんだけど、よく読むと、一緒に和える具が、塩卵の黄身、搾菜、干しえび、長ねぎみじん切りと、なかなか豪華。これはムリなので、もう普通に酢じょうゆにごま油を加えたドレッシングを作って、豆腐、ピータンの上にざく切りの香菜、揚げ玉ねぎをのっけて、ドレッシングをたっぷりかけました。

豆腐は、太子食品の「北の大豆」の豆乳をチンしたもの。うちでは、冷え固まった豆腐を受け皿付きのザルにあけ、重しをせずに2日ほど冷蔵庫に置いて、しっかり水切りしたものを使います。絹ごしの食感だけど、濃くて、食べ応えがあるのです。

私は、お弁当用に作り置きしていた、厚揚げの肉詰めトマトソース(『ベトナムおうちごはん』)も。豆腐だらけだ。

揚げ春巻

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生春巻きの皮を使って、揚げ春巻きを作る。鶏挽き肉に、長ねぎ刻んだの、干したけのこ、干ししいたけ、春雨をもどしたのを刻んだのを混ぜて、味つけに紅腐乳をひとかたまり。よーく混ぜて、ぬらしたライスペーパーで巻いてしばらく置く。

イメージしたのは、ベトナム料理のネムザン。なんだけど、ベトナム独特のうっすーいライスペーパーじゃないからか、結構ゴツイ仕上がりになってしまった。ひっつきやすく、なかなかカラリと揚がってくれず、揚げるのに大苦戦。いくつか失敗して、ようやく最初は150度ほどの低温でじっくり揚げ、一度引き出して180度の高温でカラリと揚げ直すのがベストだと分かった。ネットで検索すると「高温でさっと揚げる」と言う表現もあるのだけど、それは多分、ベトナムのライスペーパーを使ったものだと思う。いわゆる普通の生春巻き用のライスペーパーだと、最初っから高温で揚げるのは難しい気がする。なんとかして、戻さず使えるベトナム製の極薄ライスペーパーを入手してみたいものです。

昨日の夜に揚げておいたのを、レンジの「フライ温め機能」でチンし直して、3等分に切って、サニーレタスで巻いて食べます。夫には薄口しょうゆ+レモン、私はナンプラー+水+レモンのたれを添えて。レンジのフライ温め機能って、グリル+スチームを使うんだけど、どっちも超久しぶりに使った。が、想像以上にカリッと温められていて、いやぁ、すごいわ、文明の利器…と思った。結婚した年に買った、パナソニックのスチームオーブンレンジ(「ビストロ」より古い機種)。まだまだ使えるので、頑張って欲しいです。

夫は「レタスできゅきゅっと一口サイズに巻いて食べる」という食べ方は苦手なので、ボウルと叙々苑ドレッシングを出して、レタスは自分でちぎってサラダとして食べて貰いました。私はこういうの好きなんですけどねぇ…。気分はすっかり、鈴木珠美さんの『ベトナム葉っぱごはん』です。昔はふたりで同じものを食べないと…と思っていた部分もありましたが、最近は、手間がかからない範囲で、それぞれに最適化して食べるのもいいだろう…と思うようになりました。

昨日の残りの蒸し鶏とソースで、棒々鶏をもういっちょ。きゅうり2本分をせん切りにして、今日はきゅうりが主役。サニーレタスもたっぷり食べて、今日は生野菜天国でした。

厚揚げの肉詰めトマトソース

厚揚げの肉詰めトマトソース by nekotano

昨日の夜作っていた、厚揚げの肉詰めトマトソース煮を温めなおして、これをメインに。

鈴木珠美さんの『ベトナムおうちごはん』に載っているレシピで、ベトナムではとても一般的なお惣菜料理だと言う事なんですが、意外と材料が全部そろうことがなかなかなくて、ようやく作れたという感じ。

厚揚げを十字に4等分して切れ目を入れ、よく混ぜた餡(豚ひき肉、きくらげ、赤玉ねぎ、春雨、にんにくみじん切り、塩)を挟んだら、挟んだ部分をフライパンで焼いて、しっかり焼き固めたら、沸かしたトマトソース(水煮缶をピューレにし、ナンプラー、シーズニングソース)の中に入れて煮込む。

トマトとナンプラーってのがどうなんだろ…と思いつつも、これが、なかなかイイ。ちょっと煮詰めすぎたってのもありますが、なかなかしっかりした味つけで、ご飯にも合うし、何よりビールを呼ぶ味。

合いの手は、同じ本にあった、ゆで大根。白ごま、ピーナッツ(今日はバタピーを使いました)、塩を一緒に粗く擦ったものを添えて、これに付けて食べるのですが、これもまた、ビールに合う。

あとは、レタスとラディッシュのサラダ。お昼に作ったドレッシングをもう一回作りましたが、このドレッシング、意外にビールに合う。

勿論、今日は、少しビールを飲みました。

きのこのバターナンプラー炒め

きのこのバターナンプラー炒め by nekotano

「アイアンシェフ」を見ながら晩御飯の支度。「料理の鉄人」、見てましたよー。放送開始は93年なんですってねぇ(わたくし18歳)。当時も楽しく見てましたが、日常的に台所仕事をするようになってから見ると、「もっと、(料理中の)手元を映さんかい」と思いながら見てしまう。

ところで、料理の鉄人と言えば、鹿賀丈史さんの「アーレ、キュイジーヌ」という掛け声が印象深いですが、今回はなんていうのかなーと思って聞いていたら、「グー、ガストロノミー」でした(と聞こえた)。前回がフランス語だったので、てっきり今回もフランス語なのかと思って、夫に「グーって、フランス語で何て意味?」って聞いたら、「ハァ…なんやろね」と。後で調べたら、Goodでした。今回は英語なのね。そうね、挑戦者はノミニーだし、鉄人はアイアンシェフだものね。

で、アイアンシェフを見ながら晩御飯。

きのこのバターナンプラー炒めは、『ベトナムおうちごはん』(鈴木珠美)に載っていた「いろいろキノコのバターヌクマム炒め」を参考に。レシピはきのこだけとシンプルですが、今日はしめじしかなかったので、セロリの軸の薄切りと一緒に炒めました。水菜と食べるので、気持ち濃いめに。うーんおいしい、ご飯に乗せてわしわし食べたい。

あとは、かぶの葉のオイル煮、干し白菜の塩もみ、三五八漬けの素につけた生鮭を焼いたもの(たっぷりの大根おろしで食べたらおいしかった)、大根と揚げの煮物。

アイアンシェフを見て不思議に思ったのは、昔は「あー、こういう料理を食べてみたいなー」なんて思ったものですが、今は全然そうは思わなかったこと。いや、おいしそうだなーとは思うんですけどね、見て楽しんだらもう十分って感じ。中年になったってことでしょうか。