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駅弁

歌舞伎が終わった後、久しぶりに東京駅まで出て、少しぶらぶらしてから、駅弁屋祭に寄って駅弁を調達して帰宅。「駅弁味の陣2019」を開催中だったので、もしかして、「ひとくちだらけ」とか「鱈めし」とかが買えるんじゃないかと期待して寄ってみたんですが、残念ながらなかった。

買ったのは、新発田三新軒の「柳かれい寿司」と、関根屋の「あったけぇきりたんぽ弁当」。どちらも、今年の味の陣に合わせて発売された新作なようで、味の陣って、大きなイベントなのだなぁ。もちろん、柳かれいのほうが私、きりたんぽは夫です。

この柳かれい寿司、かなりおいしかったです。骨を抜いて素揚げした柳がれいが乗っていますが、カリッと上がっていて、このまま食べてもおいしい。レモン汁が付いているので、途中でさっぱり味変もよし。下のご飯は、じゃこ(オキアミだったかも)と青菜の混ぜご飯で、カレイだけ先に食べてしまっても、ご飯はご飯だけでも食べられるようになっている心憎い設計。もちろん、カレイと一緒に食べてもおいしい。付け合わせは、甘酢しょうがと赤かぶ漬けだけってのも、シンプルでいいな。

このお弁当1個とワンカップで、かなり楽しめると思います。

きりたんぽ弁当は加熱式で、この写真は加熱前。小さいきりたんぽが4つに、具材があれこれ。加熱し終わったら、スープに浮く感じになるのかなと思ったらそうでもなく、スープはおおむねきりたんぽに吸われてほんのりあったかい…という感じに仕上がります。

実は私、きりたんぽを食べたことがなく、これが初めてとなると思うんですが、おにぎりとお持ちの中間というか、そんな感想でいいのでしょうか。味はおいしかったですが、なんかこう、不思議なお弁当でした(面白かったので、よし)。

パッケージは地味ですが、とてもおいしいです。また食べたい。

加熱式なので、かなりでかい。東京駅から持ち帰るのがかなり大変でした。

鰰すめしといくら数の子弁当

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京王駅弁大会も明日で終わり。ただ、最終日は終了時間が早いので、わたし的には今日が実質的な最終日。それに、輸送駅弁で夕方まで残っているものは、毎日ほぼ同じ顔ぶれとなってきているので、もうあまり新鮮みがない。どうしようか…と悩んで、昨年食べておいしかった、「天然真鯛弁当」「比内地鶏重」を作っている関根屋のお弁当があったので、今年はそれで。

「鰰(はたはた)すめし」(秋田駅)と言う名前ですが、酢飯の具合はマイルド。その上に錦糸玉子が敷き詰められ、生姜醤油味の焼き鰰が3尾。ご飯によく合っていておいしい。ふきの青煮、酢蓮、紅生姜、いぶり人参。おかずは、さやいんげんとにんじんの信田巻煮、ぜんまい煮、しぞあんず。去年食べたお弁当同様、いろいろ気配りの利いたちょっと嬉しいお弁当でした。

夫には、いくら数の子弁当(網走駅、モリヤ商店)。確か、京王の駅弁大会には今回が初出店だったような。後半から登場した1軒で興味はあったのですが、幸いにも、客待ちゼロ状態のときに通りがかったので、これ幸いと1つ購入。売り子のおばさんがとても感じがよくて、食べてもいないのに、是非また来年…と思ってしまった。しょうゆ味のご飯に、いくらと数の子が乗った、シンプルなお弁当。一口貰ったけど、これはうまいなー。来年も来てくれたら、今度は自分用に買おう。

輸送駅弁コーナーの片隅でひっそりと、国分の「ゆかりの」というフリーズドライスープが売られているのですが、折角なので、買ってみる。県名が並ぶので、47都道府県それぞれにゆかりの汁物なのかな…と思いきや、時々、「日光」「湯布院」「横浜」「名古屋」とあって、別に県名にこだわっているわけではないようです(もちろん、「栃木」「大分」「神奈川」「愛知」という商品はない)。

種類が多いので迷いましたが、とりあえず「湯布院」と「秋田」にしてみる(秋田のお弁当を買ったから)。で、家に帰って気づいたのですが、「湯布院」がかしわ汁柚子胡椒風味、「秋田」が比内地鶏鍋風で、どっちもものすごく似た味。あんなにいろんな味のバリエーションがアルシリーズなのに、どうしてわざわざ似たような2つを買ってくるかなぁ…。