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かつおのたたきふう

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なぜだか、3月に入ってから、かつおが妙に安いのですが、なんででしょう。しかも、伊勢丹でだけ。近くのスーパーや魚やでは、安いどころか、かつおそのものを見かけないのに。

うん、でも、まぁ、美味しそうだったので1サク買って、表面をバッと焼き目をつけて、たたき風に。大ぶりに切り分けていただきます。お供は新玉ねぎと青じそ、おろししょうが。ポン酢」でいただきます。どちらかといえばあっさりとした味わいで、初夏のかつおに近い。美味しかった。

あとは、ちょっと奮発して、太めのアスパラガスを、フライパンでじりじり焼きに。じゅわっとみずみずしくて甘い。春シーズンのアスパラは、1度はこういう食べ方をしたくなる。

奥は高菜のオイル煮。数年前に細川亜衣さんの『食記帖』に、「高菜はオイル煮に合う」とあって試したところ、まさにその通りだったので、高菜を見かけるとついつい買ってしまうし、オイル煮にしてしまう。本当は塩漬けして、乳酸発酵させてみたいのだけど、いつも、オイル煮のお手軽さに負けてしまうのだった。

お酒は、澤乃井の辛口。最近は、これの1升瓶を買って、調理酒兼用で愛飲しています。『御馳走帖』を読んでいると、ヒャッケン先生は「毎日の酒は、いつも同じ銘柄で、美味しすぎないものがいい」みたいなことをしつこく言っていますが、最近、いわんとしたいことが分かってきたような気がします。お酒はほどほどに美味しいくらいのほうが、毎日美味しい…ってことなんじゃないか、と。人によるでしょうが。

さといものニョッキ

さといものニョッキ by nekotano

昨日、知人にご実家からの美味しいもののおすそ分けを頂いたのだけど(どうもありがとうございます)、その中のひとつに里芋があった。

美味しいうちに…と洗って皮ごと蒸したら、そのままシンプルに食べるのが一番おいしいだろうなぁという蒸し上がりだったにも関わらず、もう一つ手を加えてニョッキにしてしまいました。というのも、ちょうど今、細川亜衣さんの『食記帖』を読んでいて、「さといものニョッキ」という料理を目にしたばかりだったから。里芋でニョッキだなんて、と気になってたんだよー。

ただし、この本、基本日記なので、料理の作り方はそんなに詳しく書いていない。特にソースは材料の列挙だけだったので、あてずっぽうで作ってみる。

蒸して皮を剥いた里芋は、重量の1/4の強力粉を加えて軽く捏ね、棒状にのばして1センチ幅に切り、打ち粉をしながら指で軽くつぶして整形して、塩を入れた湯で茹でる。フライパンに、牛乳、バター、ミント、パルミジャーノを入れてわかし、とろっとしたら、ゆであがったニョッキを加えて和え、器に盛ってからパルミジャーノをまぶす。

ソースは、牛乳150cc、バター10グラム、ペパーミントひとつかみ、パルミジャーノ10グラム+10グラムで作ってみる。牛乳が少し多かったのと、最初に沸かす時の火加減が強すぎたせいで、牛乳が分離してしまったのが悔やまれます。もっと丁寧に作らないと駄目ね…。ただ、全体的には美味しかった。乳製品とミントって合うんだなぁ。

レッドマスタードとサニーレタスの千切っただけサラダ。レッドマスタードが想像していたよりも辛くて少しびっくりする。

夫にはピタパンを割って中に溶けるチーズを詰めて焼いたものも出す。