キーマカレー

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少し前に『料理男子』創刊号を読み返したときに、おー、これ作ろう!! と思っていたのが、京橋屋カレーのキーマカレー。もちろんお店のレシピじゃなくて、家庭用にアレンジしてくれたものですが、それでも、あのキーマの雰囲気が味わえるのかと思ったら、わくわくします。

レシピは思っていたよりもシンプルで簡単でした。ただ、あとでレシピを見返したときに気づいたのですが、このレシピ、うまみの素になるような隠し味っぽいものを、ほとんど使っていないのです。お肉以外だと、玉ねぎ、にんにく、しょうが、トマト缶。これくらいは普通だし、それも突出して大量に使うものもなく、どれもごく普通の量。油も少ないし、豚肉も部位は指定していませんが、しゃぶしゃぶに使えるほどの臭みのないものということでしたので、脂身はむしろ省くぐらいの感じなんだろうなぁ。うまみの素をあんまり使わないとなると、美味しく作るコツは、徹底して水分を抜くことに尽きると思います。だもので強めの火加減で、つきっきりで炒めまくりました。夏場の煮込みはしんどいですが、炒めもなかなかの苦行。頑張ったよ…。

スパイスは、クミンシードで香り出しして、カレー粉でベースを作り、仕上げにクローブパウダーと黒胡椒パウダー。クローブパウダーが最たる特徴だと思いますが、お寺っぽい雰囲気の香りに独特の渋味が不思議な雰囲気に仕上げてくれます。今回はカレー粉も、京橋屋カレーのもの(カルダモンが利いたいい香りのカレー粉です)をつかったので、結構いい感じにまとまったのでは…と思います。で、作ったら12時間ほど寝かせてなじませ、パプリカとししとうを加えて温め直して、完成。

スパイスの香りがストレートに突き刺さる、独特の雰囲気のカレーでした。カレーじゃなくて、スパイスを食べているような感覚があり、食べる毎に辛さがじんわり身体にしみていく不思議な味わい。本物とはほど遠いけど、雰囲気は味わえました。またお店で食べたいなー。

ちなみに、本では4人前とあった量を半分にして作っていますが、今日食べたのはそのうちの半分。つまり、レシピの1人前に相当する量を二人で分け合って食べております。でも、それでも、十分なの量なのよ。ビックリだなぁ。

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