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お雑煮

おせちはあらかた食べつくし、今朝は、お雑煮メインで。一応、一番出し(秋山商店のかつお節を買えなかったので、スーパーで買える血合い抜きかつお節を使ったのだけど、正直ちょっと物足りなかった)を取って、レンチンした丸餅、煮しめの海老芋、金時人参、かまぼこ、せり、口取りの柚子皮。

デザート代わりに、きんとん。私の作るきんとんは、バターと牛乳を使った、洋菓子に近いものなんですが、もう割り切ってその2つを使うようにしたら、ほぼ失敗することがなくなり、夫も大喜びの味になりました。これはね、我ながら、美味しいなと思います。

ますのすしを追加

元旦の朝から数えて8食目。ぶらりと散歩に出かけて、その帰りにスーパーに寄る。まだ3日だというのに、スーパーには、人もいっぱいいたし、みんな山盛り買い物をしていた。

うちも、まだ家に食べるものがたくさんあるにもかかわらず、叩き売りされていたますのすしと、赤かプリカを買う。なんというか、そろそろご飯が食べたくなってきたのだった。

夫は、パンが食べたくてしょうがないらしいのだが、明日のために今日も我慢していた。いい心がけだと思った。

食後に、レーズンが入ったホワイトチョコ(レーズンラッシュ)を食べる。そろそろこういうものが欲しくなってくるよね。これ、ブルボンが出している「ラッシュシリーズ」の中のひとつで期間限定品だそうですsが、レーズンたっぷりで結構おいしいです。

まだおせち

もちろん、まだおせちを食べます。

辰巳芳子さんのレシピで覚えた影響で、私は煮しめに焼き豆腐を入れるのが好きなのですが、どうも、夫はあまり好かんようです。しっかり煮汁がしみこんだ焼き豆腐、すごくおいしいのに…。

夫のマストは、生麩なのですが、今年は築地に行かなかったので角山本店で買い物できず、京都の生麩やさんに注文してみようかとうじうじしていたのだけど、結局注文しそびれて、近所の成城石井で売っているものを使ってみました。

実際食べてみると、なんか違和感があるなぁと思って原材料名を確認したら、餅粉入り。食べ慣れた生麩と比べて違いが大きかったです。来年は、生麩だけは早いうちに確保せんとな…というのも、反省点として記録しておきたい。

お陰で夫は生麩もあんまり食べず、煮しめは基本、私がせっせと食べている。

今日もおせち

もちろん今朝もおせちを食べます。昔は、ずっと同じものばかりで悪いなぁとか、少し気を使って、手を加えたりしていましたが、段々色々と図太くなって、ただ盛るだけになりました。年末あれだけ頑張ったのだから、ここで無駄な気を遣ってどうする、もっと自分が作ったものに自信を持て、と言い聞かせて出しているのですが、きっとそれでいいのだと思います。

実際、年々自分が得意だったり好きなものだけを厳選して作るようになっているので、特にアレンジしなくても、飽きずに食べられるんですよね。

自作のおせち

美山荘の素敵なおせちは、昨日のうちに食べきってしまい(はかない…。でも賞味期限を考えると、だらだら食べるわけにもいかない)、今朝からは私が作ったおせち。

きんとん、叩きごぼう、煮しめ(海老芋、金時人参、牛蒡、れんこん、焼き豆腐、生麩、こんにゃく)、数の子、炒めなます。あとは、大分から送ってもらったかまぼこに、伊達巻。

年々自己流になりつつあるけど、いくつかの料理には一応お手本とするものはあって、叩きごぼうは『有元家のおせち25品(旧版)』(有元葉子)、煮しめと炒めなますは概ね『祝いの料理』(土井善晴)、数の子は『きょうの料理2007年12月号』(辰巳芳子のこれだけは作りたいおせち)、なのでした。もっとラクに作れるレシピも持っているのだけど、なんだかんだで、作り始めの頃に覚えたレシピに戻ってしまう。

おせち料理

朝からご馳走を散々食べて、飲んで、テレビ見ながら居眠りして…の寝正月。2~3人前とあった美山荘のおせちですが、どう考えても4人前でしょうというくらい、たっぷりな量でした。

朝昼食べて、残ったものを大皿に盛りなおしても、まだまだこんなにあります。

どれもおいしかったんでですが、とりわけ印象に残っているのは、ふきのとうの白和え、ぜんまいの湯葉巻、堀川牛蒡合鴨射込み、よもぎ餅、あたりかなぁ。ここ何年かおせち料理を注文していますが、今まで食べた中で一番淡い味付けで、あんまり食べ疲れない味でした。

鍋島はさくっと飲み終わり、竹雀の純米(大塚酒造)をあける。微発砲でキレがよく、食中酒にぴったり。

美山荘のおせちもたっぷり残っているというのに、私の自作おせちも味見がてらに少々出す。

叩きごぼう、数の子、きんとん、海老芋の煮物。手前は、年末にDOCで買ってきたヒラメ。今年は昆布締めにせず、そのまま出す。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。と言いつつこれを書いているのは、2020年も過ぎた2021年なのですが、写真だけはしっかり撮っているので、こうやってせっせと記憶を引き出しながら書いているのでありました。

一時期はあんなにも狂ったように作っていたおせち料理なのに、ここ数年ずっと百貨店で買ってばかり。夫が、ええやないか、俺が出すから、ご馳走させてーな、というので、そんならお言葉に甘えとこうか…と。まぁありがたいばっかりなんですが、もうちょっと一歩深く考えると、ひょっとして私の作るおせちはまずいということなんか…、という勘繰りもあったりなかったり。

ともかく、朝起きて、だしをひいて、大分から送ってもらったかまぼこと餅で雑煮を作り(いつもありがとうございます)、昨日届いた段ボールを開封しておせちを出し、テーブルを拭き、お皿やら箸やらコップやらを並べ、酒を出し、せかせかとテーブルセッティングをするのでした。

その間夫は、ソファーに寝っ転がって正月番組をだらだら見ているだけで、それはいつもの光景なんですが、なぜかこの時はやたらとカッと腹が立ってキツめに叱ったなぁ…ということを、この記事を書きながら思い出しました。

多分、普段からずっとイラッとしていたんでしょう。実際、もう何年も、食事の前はテーブル上の食べかすを片付けて、拭いて、皿と箸ぐらいは出さんかい、と思っていたのは事実です。何を言ったかまでは忘れましたが、言いたいことを言ってすっきりした記憶があります。正月から夫に怒りの小言をくらわすとか、あんまりいい話じゃないんですが、折角思い出したことなので、とりあえず書いておこうかなと。ただ、やって欲しいことをちゃんと言葉で言う大事さが強く実感できたので、今にして思えば、イラッとして良かったかもなぁ、とも思います。

そんな顛末が合った末の、正月のお膳なのですが、こんな感じです。おせちは美山荘の二段重。お酒は鍋島の純米です。2~3人前とのことでしたが、実際2人だと、ちょっと贅沢な量でした。

せっかくなので、開封の儀の写真も載せておきます。段ボールから取り出した白い箱を開けると、

寿の文字。それをめくると、お品書きが現れます。いずれも、現在の大おかみの手によるものだそうです(と、後日見たテレビ番組(京都・山里の宿「花脊の冬の物語」)で言っていた)。

45品のお料理が書かれています。おめでたい雰囲気の当て字が、お正月らしくていいですね。

お品書きをめくったら、ようやくお重が登場。美山荘のおせちのお重の蓋は、毎年干支にちなんだ絵が描かれているそうで、小槌と鼠ですかね。おめでたくてよいです。

一の重です。お品書きは下記の通り。

黒豆、嘉寿の子、五万米、勝栗、多々喜牛蒡、紅白膾、千代呂喜、金柑、俵海老、子鯛赤蕪、百合根金団、猪肉、芽萱草、鮃竜皮巻、酢蓮根、柿柚餅子、かに真薯、むかご松風、甘鯛、蕗のとう、子持鮎、鈴胡桃、鰻八幡巻、蕪千枚漬

二の重です。

舞茸、あわび、堀川牛蒡合鴨射込み、冬子椎茸、絹さや、寒鯉、虎杖、川海老、合鴨、蓮根、
鰊昆布巻、よもぎ餅、胡麻羹、寒筍、ふきのとう白和え、梅人参、芽慈姑、棒鱈、ぜんまい湯葉巻、笹麩、早わらび

摘草料理が看板なだけあって、野菜(山菜)のお料理に印象的な味がたくさんありました。品数がとても多くて食べるのが楽しい。若い頃だったら、いつかお宿にも行ってみたいわ…などと思ったでしょうが、今となってはそんな身分じゃないことはよくわかっているし、実際、こうやって家で雰囲気だけ楽しむだけでも、十分楽しいのでありました。

数の子

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お昼はありもので。多めに仕込んだと思っていた数の子はこれでおしまい。これで今年の正月は終わりだなぁ。

あとは、板わさ、炒めなます。昨年末に皮をむいてコンソメキューブ1個でゆでておいたセレベスがご飯代わり。

お刺身盛り合わせ

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おせちはほぼ食べ終わってしまったけど、お正月用に買ってきていたお刺身がある。ペーパータオルに包んで寝かせていたシマアジとヒラメ。やっぱり少し置いたほうが美味しいなぁ。

数の子に炒めなます、お雑煮で、十分お正月っぽい。

ほんの少しだけ残った珍味をつつきながらお酒を飲み、毎年恒例の「こいつは春から」(歌舞伎中継)を見る。
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私が歌舞伎中継を見てる間に、夫が残った唐墨を挟んで餅を焼いてくれました。和久傳の「からすみ餅」のマネ…ですけど、これが結構なものでして、とっても美味しかった。食べかけだけど、美味しかったので記録がてらにパチリ。