ジャン=ポール・エヴァン

コツコツため込んだ百貨店のポイントが期限切れ目前だったので、私自身は特に欲しいものはないし…と思って、夫のシャツを買いに新宿まで行く。

わたしはもともとマスクをして出かけることが多く(花粉症だったり、風邪予防だったり、強すぎる香りを予防するためなどに)、昨今のマスクをしろと言う啓発には何の抵抗もない。当然だとも思う。ただ、これまでは自分にとって必要だから自発的に付けていたマスクが、なんとはなしに義務化されている感じになっているのは、ちょっと不思議な気分もあって、これからどうなるのだろうと言う気持ちにはなる。

百貨店のメンズファッションのフロアはがらんどうな雰囲気もあったけど、そもそも普段、行かないフロアなので(普段は食料品フロアしか用はない)、このがらんどうがコロナのせいなのか、いつもの姿なのかはいまいちよく分からず。ただ、普段なら当たり前のようにたくさんいる外国人観光客が全くいないので、やっぱりこのさみしい感じはコロナのせいなのかも知れない。ほぼお客のいないフロアをゆっくりまわる。そんな状況で店内に入ればすぐにお店の人に捕縛されてしまうが、買う気満々で来ているからどんとこいだ。お店の人も客が本気だと分かると目一杯もてなしてくれる。お金のあるときの買い物とは、なんと楽しいのか。

なんとなくぱーっとした気分になりたくて、目一杯派手な柄を選んだ。私は、中年男が花柄を纏っている姿が好きなので、私から夫への洋服のプレゼントはほぼ花柄なのですが、今回も花柄をチョイス(その後、テレワークが常態化してしまったのでド派手なシャツを着る機会がなくなってしまい、そのシャツは1年以上死蔵された)。

せっかく新宿に出てきたのだからと、ジャン=ポール・エヴァンに寄って、アレクサンドラというハチミツを使った期間限定のケーキと、ショコラパリジャンというホットチョコレートで一息入れてから帰る。買い物して、お茶をして、なかなか贅沢なひとときでした。

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