カテゴリー別アーカイブ: 歌舞伎の日

麻婆たけのこ弁当

2018-04-09 18.34.53

お昼に作った角煮のタレ味ではなく、いつもの麻婆の味付けでたけのこと豚肉を炒めたものも作っていました。ミニ丼の体で、お弁当にして持っていきます。からし菜のオイル煮をそえましたが、これ単体で食べると癖のある苦さが、結構おいしい。お昼は、混ぜたのがいけなかったんだな…。

今日は、四月大歌舞伎の夜の回を見に行きました。演目は、絵本合法衢の通し。仁左衛門が大学之助と太平次の二役を演じるのですが、今回で一世一代とのことで、ことのほか楽しみに出かけました。南北好きだし。一世一代というのはこの役はこれで演じ納めですと宣言することなんですが、以前テレビで「年を重ねることがよい味になる役もあるが、そうでない役もある。そうでないお役の場合は、自分で線を引かないと。そうしないと、いつまでも演じ続けてみっともない姿をさらすことになる。本当はいつまでも演っていたいのだから。」と言った意味のことを話していたが、役者の美意識と欲ってのはアンビバレンツなこともあるのだなぁと、ちょっと印象深かった。

数年ぶりに見て、まず最初に思ったのは、まぁよく人が死ぬ話だよってこと。南北さんはサイコパスを書くのが好きなのかなと思うくらい、主人公の二人は何のためらいもよろこびもなくばさばさと人を殺す。愛嬌満点の太平次パートがなければ結構しんどい話のような気もするのだけど、でも太平次も金の亡者でサイコパスなんだよなぁ。ほんと人って不思議だよ。

最後は、大学之助が仇討されておしまいなんだけど、決定的瞬間はなしで、切り口上でシメ。切り口上って最初観た時はびっくりしたけど、いかにも芝居っぽいし、見終わった後の後口がいいので、結構好きです。

豆の煮物入りおこわ握り

2018-03-05 12.37.52

三月大歌舞伎の昼の回を観に行っていました。今回の演目は、国姓爺合戦、男女道成寺、芝浜革財布の三本。久しぶりの愛之助もうれしかったですが、今回は何よりも、芝翫が素敵だった。国姓爺合戦の甘輝もよかったし、芝浜革財布の政五郎もチャーミングで最高。落語と違い、ラストはほんまもんに「エエ話」で終わっており、観終わった後も爽やか。いい気分転換になりました。

幕間は、豆の煮物入りおにぎりをかじる。ホントはきれいなお弁当もいいなぁと思うのだけど、お腹一杯になりすぎると眠くなるからなぁ。4時間居眠りすることなく座り続けられる最低限の体力維持を最優先に考えると、市販のお弁当は量が立派過ぎるのだ。

コンビニご飯

2018-02-24 13.00.47

二月大歌舞伎の昼の回を観に行ってきました。一月に引き続き、高麗屋の三代同時襲名披露公演でして、二月は昼夜とも、幸四郎襲名披露狂言が公演の柱になっています。夜の回は熊谷陣屋でしたが、昼の回は一條大蔵譚。

私はこのお芝居は大好きで、しかも近年若手からベテランまでいろんな方がされるのですが、今回見た印象では、40代以下の役者さんに限って言えば、新幸四郎は結構いい線いってるような気がする。以下は私のごく個人的な好みの話なのですが、このお芝居って作り阿呆の部分がとても楽しいので、それを楽しみにみちゃうんですが、何回か見るうちに、本当に楽しみにしているのは阿呆の部分じゃなくて、阿呆から素に戻った時の怜悧さと阿呆に戻る際の一瞬の狂気を見たいのだな…ということに気付いたのでした。その一瞬の美しさを見たいからこそ、その対比としての阿呆も説得力を持ってアホらしくふるまってもらわなきゃならん、と(何様だ…)。新幸四郎は美形だし、本質は二枚目だけど、三枚目もできるし、お似合いだな…と思ったのでした。

ほかは、春駒祝高麗、暫(海老様がちょっとお元気ない様子…)と、ご祝儀的なお芝居が2題かかり、キリは吉右衛門と雀右衛門で井伊大老。実はこれが一番楽しみで出かけたんですが、絶品でしたね。ほぼ2人の会話だけで進むお芝居なのですが、しみじみと物悲しい、味わい深いお芝居でした。前回は、吉右衛門と玉様(玉三郎)でそれも素晴らしかったですが、今回の雀右衛門は以前よりも可愛らしさをアップさせており、半分聞きわけがよくて半分はそうでない、その無邪気な感じがこのお芝居には合っているような気がしました。

幕間は、ローソンで買ってきた、おぎのや監修のおにぎりセット。玄米入りの梅干しおにぎり、鶏めしおにぎりに、玉子焼き、玉こんにゃくとがんもの煮もの、つくね焼き、漬物。玄米おにぎりと煮ものが美味しかった。そういえば、しばらく、峠の釜めし食べてないなぁ。新宿駅で買えるみたいなんだけどね、あんがい立ち寄る機会がない。

2018-02-24 13.19.48

今月の祝い幕は、草間彌生の絵が3枚並んだもの。通常、祝い幕といえば、「○○丈江」と贈り先の役者さんの名前とか、「ご襲名おめでとうございます」といった祝いの言葉とか、送った人の名前(というか、普通は会社で送ることが多いので会社名)とか、そんな文字も入るものなんですけど、そういうの一切なく、画家の名前だけあるってのが、なんか驚いた。個人のご贔屓さんが幸四郎さんの希望を聞いて贈ったものだそうですが、いろんな意味ですごい幕だなぁと思いました。ただ、せっかく草間さんの素敵な絵を使っているのだから、もっと長くかけておけばいいのに…とは思いました(祝い幕って、なぜかすぐに畳んでしまう)。

えのぱん

2018-02-17 16.01.55

二月大歌舞伎の夜の回を観に行ってきました。今日の晩ごはんは、えのぱんのあんバターコッペと出し巻き玉子サンド。

今月も高麗屋の三代同時襲名公演で、夜の回は、熊谷陣屋、壽三代歌舞伎賑 木挽町芝居前、仮名手本忠臣蔵の七段目(一力茶屋の場)の3本。熊谷陣屋は、新幸四郎が満を持して熊谷を演じるご披露狂言ですが、結構さらっと見てしまった。悪くないんだけど、そういえば先代の幸四郎の熊谷も割にさらっとした印象が強いので、高麗屋の雰囲気なのかなぁとも思ったり。基本的に理不尽な話なので、圧倒的な説得力がないと、面白く観れないのよね。難しいお芝居です。

木挽町芝居前は、口上代わりのご祝儀小芝居って感じで、両花道を使って20数名の役者がずらり並び、黙阿弥調にそれぞれ自己紹介するところが面白かった。私は3階席なので姿は全く見えなかったが、それでも耳だけでも十分楽しめた。私が行った日は羽生結弦選手が金メダルを取った日でもあって、小芝居の中でも「はい、金メダルをいただいたところで…」(菊五郎)、「銀メダルも…」(吉右衛門)といったアドリブも飛び出していていい雰囲気だった。その最中、舞台正面に座った幹部たちは皆うつむいて台詞をじっと聞くという姿の人が多かったが、仁左衛門だけは、都度演者の方向に身体をむけ、それぞれの姿をにこにこ顔でじっくり見ていたのが印象的だった。

キリは七段目。由良之助が白鴎で、力弥が染五郎ってことが大事な見どころなんだけど、それ以上に注目は、隔日で「にざたま」が出る趣向。平右衛門が仁左衛門、お軽が玉三郎でして、もちろんそれを狙ってチケットを購入していた(もうひと組は、海老蔵と菊之助)。実際芝居を見ても、主役はこの二人でした(っていうか、主役を食っちゃう勢いでしたが)。

仁左衛門は悪い奴から憎めない奴まで何でもできるけど、今回は憎めない奴。自分の都合で、妹に「死んでくれ」っていう兄って、頭おかしいだろと思うけど、不思議にしゃーないか…と思いながら見てしまう。あと、お軽って、すごくかわいいんですけど、現実に隣にいたら絶対いらっとする女だろうな…と思いながらいつも見ているんですが、玉様が演じる、その何とも言えないかわいらしさが絶品なんですよね。仁左衛門もそうですが、「憎めなさ」を演じるのがお上手なところが、好きなのかもしれない。しかし、にざたま狙いのお客さんは本当に多くって(あたりまえだけど)、幕間の舞台写真売り場は結構なカオスでございました。

えのぱんの、だし巻き玉子サンドは、買ったのがお昼過ぎだったので、食べるころには出しが染み出てパンがベチャベチャになってるかも…と思ったのですが、19時ごろに食べても全く問題なかったです。しっかり塩けのきいた玉子焼きと、ほんのり甘くてきめ細かい食パンがよく合っていて、とてもおいしい。

だるま弁当

2018-01-13 19.30.13

新橋演舞場の初春歌舞伎公演のBプロを観に行ってきました。数年前のコクーン劇場のABIKAI(確認したら2013年8月だった。5年も前…)で見た「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。」が、装いを変えてまたかかかるとのことなので、どれだけ変わったのか…興味津々でお出かけ。今回は「通し狂言 日本むかしばなし」と題し、竜宮物語、桃太郎鬼ケ島外伝、疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。、一寸法師、かぐや姫、の5幕構成。いずれも脚本は宮沢章夫、演出は宮本亜門。

ぼちぼち耳にする感想が芳しくないものが多かったので正直不安半分でしたが、だからでしょうか、それなりに面白く見ました。浦島太郎と桃太郎外伝は右團次さんの演技力で持っている部分が大きかったですが、うまい人は何をやってもうまいなぁとつくづく実感。美しい笑也さんを拝見できたのもうれしい。桃太郎外伝は鬼が主役で小劇場っぽい感じが個人的にはかなり好きだけど、ただ、歌舞伎かな? といわれるとちょっと言葉に詰まる。花咲爺さんは、悪い爺さんに獅童を迎えたのと、短く整理しなおしたおかげで、話のテンポが良くなった印象。一寸法師は舞踊で見せる趣向で、鷹之資の踊りをたっぷり見られてよかった。なんか、声も見た目もお父さん(私が知っている最晩年の富十郎)にそっくりだなぁ…と驚く。まだ二十歳になってないよね、確か…(18歳だった)。ここまでは面白く見ていましたが、問題はかぐや姫。

そもそも今回は、発端が月の世界の騒動から始まっており、その騒動の結果、鬼石という不思議な力を持った石が地球に落ち、それと同時に月の姫が地上に逃げる。石は様々な物語に登場して物語を展開させ、最後に手にした姫が恋しい人を地上に置いて月に帰る…というのが、物語の本筋。浦島太郎とか桃太郎とか花咲爺さんとか一寸法師はおまけであって、実はかぐや姫の話こそが物語の主題なんだろうなぁ…と気づいたのは見終わった後なのですが(かぐや姫の幼少時を堀越麗禾ちゃんがやった時点で気付くべきなんでしょうが)、もはや最後の幕は海老蔵のお芝居というよりは、天国の奥様に想いを語る堀越孝俊さんとしか見えず、なんともいえずしんみりとした気持ちで劇場を後にしたのでした。

幕間のお弁当は、せっかく新宿を経由していくのだからと、京王百貨店の駅弁大会に寄って、だるま弁当(群馬駅、たかべん)をチョイス。群馬まで行かずとも大宮駅でも買えるのを知っていますが、でも、食べたことないしね…と選んでみました。だるま型のお弁当箱は、私でも片手で安定して持てる形で、狭い座席でも落ち着いて食べられるのがありがたい。小ぶりなのかと思いきや、中身は結構なボリュームで、薄味の茶飯の上に、鶏八幡巻、鶏肉焼、煮物(こんにゃく赤・黒、しいたけ、たけのこ、山菜)、甘い煮物(栗甘露、花豆)、漬物(小茄子、山牛蒡、山くらげ)が乗っています。盛り付けがおかしいのは私が雑に持ち歩いたからです(すいません)。「黄檗普茶料理風に調理」とのことですが、味のバランスがよく、最後まで美味しくいただきました。さすが名物駅弁。

歌舞伎座にて

2018-01-06 12.13.06

寿初春大歌舞伎…というか、高麗屋三代同時襲名公演を観に、歌舞伎座へ。今月はもろもろイベントが多く、昼夜一気の観劇。お正月公演ってのはそれだけで独特の雰囲気があっていいものですが、さらに襲名公演で、しかも三代同時と、おめでたさも三倍で、ロビーはより一層の華やかさに包まれていました。なんにつけ、お祝いってのはいいものです。

松本幸四郎が松本白鴎に、市川染五郎が松本幸四郎に、松本金太郎が市川染五郎にお名前が変わるわけですが、名前が変わるだけで何が変わるんだ…と思いきや、やっぱり何か変わるんですよねぇ。不思議なものです。

お祝いムードにつられて、久しぶりに売店でお弁当を買いました。刷毛じょうゆ海苔弁山登りの海。築地か銀座シックスの売店でしか買えないと思っていたら、昨年末から歌舞伎座の売店でも少し売るようになっていたのでした。「ド定番を丁寧に」がコンセプトだそうですが、確かに、どれもすごく気が利いていて、とっても美味しかったです。特に、鮭と海苔がとてもおいしい。副菜は、ちくわ磯辺揚げ、れんこん大葉もち、白滝たらこ、ほうれん草ナムル、玉子焼き。ただ、すごく派手な味付けでもあるので、お酒なしに全部食べるのはちょっと大変だったです。個人的には、塩分を半分くらいに抑えると、もっとしみじみと美味しい感じになるだろうな…と思ったけど、市販のお弁当でそれは、無理なんだろうなぁ。

昼の部の最大のお目当ては、白鴎が松王丸を演じる寺子屋。武部源蔵は梅玉、千代は魁春、戸波は雀右衛門と安定の布陣で楽しかったです。

2018-01-06 17.23.55

昼夜一気に見るときは、夜の回のチケットも劇場内でもぎってもらうことが多いのですが(つまり、外に出ない)、今日は昼夜の間が1時間あったので一旦劇場から出て、松屋まで夕食を調達しに出かける。正月休み明けの三連休の初日だからでしょうか、行きの電車もそうだったけど、銀座の街中もなんとなく人出がいつもより穏やかな感じ。混雑の程度がこれくらいで済むのなら、週末ももうちょっと頻繁に外出してもいいのになぁ…と思う。

お昼に食べた海苔弁が案外お腹に残っていたので、さっぱり系で…と、メルヘンのたまごサンド。メルヘンって1パックだとちょっと物足りないんだけど、2パックだと多いのよねぇ。ここが悩ましいところ。ただ、今日は、本日最大のお楽しみである勧進帳に向けて、ちょうどいいお腹具合にするのが大事なので、1パックで我慢。その代りデザートがてらに、りょくけんでりんごを買いました。スリムレッドという品種で皮ごと食べられるとあったので、ちょうどいい。かじってみると、しゃくしゃくしていい歯ごたえだし、いい塩梅に甘酸っぱく、果汁が多くてジュースを食べているようでした。

夜の回は、最初の演目が角力場だったんですが、山崎屋与五郎と放駒長吉の二役を猿之助がやる予定だったのが愛之助に代わったのですが、これが結構儲けものでした。愛之助のあほぼんって好きなので、楽しかったなぁ。勧進帳は、本当に素晴らしかったです。幸四郎の気迫と弁慶の気迫が重なり合って、襲名の最初の公演だからこその緊張感がこちらにも伝わってきて、いつもとは違う雰囲気の勧進帳でした。新幸四郎のこれから続く長い旅路の最初の一歩を見ることができて、観劇冥利に尽きるとはこのことです。吉右衛門の富樫も眼福でした。

スーパーのお弁当

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18時にめでたい焼き1個で晩ごはん終了…とするのは、やはり無理があったようで、帰りの電車でおなか減っておなか減って目が回った。ので、23時半まで開いているスーパーに寄って、赤札のお弁当(タルタルチキン南蛮弁当)とチューハイ(本絞りグレープフルーツ)を買って帰る。こういうのも、ひとりだからできること…ってことで。待ちくたびれて半分寝てた小僧(黄)を、ヒーターを入れてちゃんと寝かせてから、テレビ見ながら食べる。夜のEテレ楽しい。

めでたい焼き

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夫のいない夜だから、家で好きなものでも作ってゆっくり…と思ってたんだけど、今日は観劇だった。十二月大歌舞伎の三部。18時半からなので、仕事終わりにも寄れる。ありがたいことです。

三部は玉三郎&中車さんで、「瞼の母」と「楊貴妃」。「瞼の母」を見るのは初めてで、生き別れになった息子と母が対面する人情話、と単純に思っていたんだけど、実際に見るとそんな単純な話じゃなかった。前半の話が後半の見せ場を引き立てるんだけど、その対比構造が鮮やかで、忠太郎がおはまと相対するシーンがすごく映える。母も息子も、どちらの悲しみも葛藤も同じ分量で描いているから、幕切れは切ないけど、納得いかんわモヤッとする…とはならない。台詞もいいし、綿密に構成された脚本なんだなぁ…と思いながら見ました。玉三郎さんのおはまは素晴らしく、中車さんの忠太郎も大熱演で、想像した以上に面白かったです。あと、萬次郎さん好きなので、久しぶりに拝見してうれしかった。相変わらず艶のあるいい声。

「楊貴妃」は夢枕獏原作の舞踊劇なんだけど、実は、この日、双眼鏡を忘れてしまって、ぼんやりとしか見えなかったんです。それでも、扇子を上下にひらひら泳がせるところなど、玉三郎さんの動きが常人離れした美しさなのはよくわかりました。双眼鏡なしでも、かなり堪能したので、双眼鏡を忘れなければさぞや…。無念。

ぎりぎりで駆け込んだので、コンビニにも寄れず、久しぶりにめでたい焼き。カリカリクリスピーで、あんこは甘さ控えめ。美味しいです。

そういえば、4つくらい隣に座っていたおじいさんが、声かけさんだったんだけど、すっごい声でびっくりした(あと、局地的に話題のオモダカヤおばさんの声も聞こえた)。私が歌舞伎を見始めたころは、まだ声かけさんも結構たくさんいて、しかも皆さん芸として精進されている印象があったけど、今はだいぶ変わったなぁ…と感じる。声かけも歌舞伎の一部なのは異論はないけど、新歌舞伎では声かけはなくていいかなぁ…と思うことが多くなりました。

冷凍コロッケ

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十二月大歌舞伎の一部、二部を見に行き、へとへとで帰宅。昨年から十二月公演は三部制になったのですが、なんかこう、冬場の三部制ってのは個人的にはあんまりありがたみがないなぁ…と感じる。年末はいろいろ慌ただしいので、3回も劇場に行く日にちを作るのが結構大変なの…。仕方ないので、一部・二部、三部で割って見る羽目になる。

ともあれ、当月は、玉三郎さんを頭に、松緑さん、愛之助さん、中車さんの三枚看板。愛之助を歌舞伎で見るのが久しぶりで、ウキウキしながら劇場に行く。一部は実盛物語と土蜘蛛、二部はらくだと蘭平物狂。どれも面白かったけど、特に愛之助と中車でやったらくだが面白かった。普段が気が小さくてくねくねおどおどしているのに、酒が入ると気が大きくなって乱暴者になるという久六が、最高に面白かった。あと、片岡亀蔵さんの宇之助は絶品。蘭平物狂は、以前見たものよりも立ち回りが派手になっていて、とにかく怪我せんでくれ~とはらはらしてしまった。しかし、すごかった。サービス精神満点すぎ。これは歌舞伎が初めての人にも見てほしいなぁ。

芝居が終わったのが18時過ぎで、イルミネーションのきれいな季節なので、まぁほんの少しだけ…と、銀座通りを軽く往復だけして帰宅。それにしても、どこもとんでもない人だった。そういえば、クリスマスが近いんだものねぇ。

外食も中食もする気が起きなくて、キャベツだけ買って帰って、ものすごく前に冷凍庫に入れておいたコロッケを揚げて、キャベツを刻んで晩ごはんに。届いたばかりのむら田のいり白ごまを摺って、キャベツにかけながら食べました。やっぱり、ここのごまは最高です。夫は、キャベツとゴマがおいしいから、コロッケがいまいちな分もチャラやな、と言っておりました。コロッケって、案外美味しく作るの難しいよね…。

オリジン弁当

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会社を早退して、国立劇場の十二月歌舞伎公演を見に行く。国立は、通常は12時開演、16時ごろ終演の1日1回公演なんだけど、最近は月に2日ほど、16時開演、20時ごろ終演というパターンを用意してくれるようになった。ちなみに、今回も当然一番安い席なんだけど、3階席じゃなくて、1階の下手エリアを取ってみました。1階だけど、舞台の一番端っこなので、どうかなぁ…と思ったけど、案外悪くなく、なにより音や声がよく聞こえるのがありがたい。正直、一番安い席に限定して言えば、観劇時の快適さは松竹よりも国立のほうが断然上なのよねぇ…。

今回上演されたのは「今様三番三」と「隅田春妓女容性」の2本。特に、「隅田春妓女容性」を楽しみに出かけたのですが、面白かった。昔は「梅の由兵衛」といえば「あああれね」的な感じの有名キャラクターだったそうで、さまざまな「由兵衛もの」の中でも真打の一本という位置づけのようです。ストーリーは、並木五瓶らしくなかなか簡単にはまとめきれないのですが、私が観終わった後に思ったのは、お金に振り回される悲しさでした。客観的にみれば、家族を犠牲にしてまでも助ける相手ではないように見えますが、でもそこまでしてでもやらなければ、自分の中の何かが壊れてしまう、ということなんでしょうかねぇ。

あらすじだけいうと、しんみりした話ですが、過去の名作の書替があちこちに出てきて、知らなくても面白く、知っている人はなお楽しいという、シーンがふんだんに盛り込まれており、全体的にエンタメ要素の強いお芝居です。すごく面白かったので、これっきりと言わず、また上演してほしいです(来年の秀山祭でなんてどうだろう)。

平日の夕方からという変則的な時間だったからか、結構空席があって驚いた。あと、今回私の席の周辺はほとんどがおじいさんだったことにも驚いた。歌舞伎のお客さんと言えば、妙齢の女性が大半ですが、このおじいさん率の高さ…。さすが吉衛門さん…と、余計な感心をしてしまった。

時間がなかったので、食事は、半蔵門駅でてすぐのオリジン弁当で調達。おにぎりとから揚げ2個。レジの脇に両替機みたいな機会があったのですが、会計はそこで自分でやってくださいとのこと。最近は、こういうシステム増えてきたなぁ。