カテゴリー別アーカイブ: 歌舞伎の日

お弁当

七月大歌舞伎の昼の回を見に行く。

演目は、右團次で「高時」、獅童で「西郷と豚姫」、海老蔵で「素襖落」と、好きな演目が続いたのだけど、意外と印象に残っていないのは、勸玄の「外郎売」に全部持っていかれちゃったからだろうな、と思う。何がどうというわけではないのだけど、ええもんみたなぁという感想。最近は勸玄に限らず色んな御曹司がちょいちょい大きなお役で立つことが多いが、こうやって歌舞伎というお芝居をどんどん繋いでいく様をリアルタイムで見るのは、なんとも不思議な気分になる。

お弁当はありものでさくっと。かやくご飯に、わかめと天草晩柑のポン酢和え、半端キノコ(マッシュルーム、しいたけ、しめじ)のさっと炒め、パイカの煮物。

お弁当

七月大歌舞伎の夜の部を見に行ってきました。演目は、通し狂言「星合世十三團」。別外題に「成田千本桜」とあるように、義経千本桜を一気にダイジェストで見せちゃうぞという、今までありそうでなかったような舞台です。しかも、海老蔵さんが13役の早変わり。もともと、四の切や、すし屋、渡海屋・大物浦など、義経千本桜は好きなお芝居なので、どんな感じになるのかなーという興味いっぱいで、見に行ったのでした。

13役というても、あれやろ、一部はちょいとやるくらいで数を稼いでって感じなのでは…と思っていたのですが、ほとんどの役をがっつり演じられていて、どう考えてもニンじゃない女形の役(卿の前)までこなしていたのには驚きました。しかも、しんどい早変わりを何度もこなしていて、出ずっぱり。普通、1幕はちょっと外側のストーリーを流したりして、少し休む時間を稼いだりするものだと思うのですが、ホントにずっと出ていたので、最後は、体力のほうが心配になってしまった(周囲にも同じことを言っている人が何人かいた)。実際、中日から4日ほどドクターストップで休演されていたけど、あの舞台観たらむべなるかな…と思う。観る方としては、極上のエンタメで、非常に楽しかったです。ストーリーもすっきり整理されていて、初めて見る方にも、楽しんでもらえる入り口的な作品だったと思います。無理して13役でやることないから、普通に、主演を13人たてて、巡業でやったらええやん…と思ってしまいました。

13役もやるから、合っている役も、合ってない役もいろいろでしたが、意外だったのは、いがみの権太がよかったです。あと、銀平実は知盛は合っているだろうなーと思いつつ、実際、良く似合っていました。今度は、渡海屋・大物浦だけで、きちんと古典でやればいいのに。で、私は歌舞伎しか見ないので、大物浦のラストは、知盛は碇を担いで海の底に沈むだけで終わるというパターンしか知らないのですが、今回は亡霊になって天に上るというシーンがありました。何なのかなーと思って、帰宅してから調べると、能の「船弁慶」のイメージを拝借しているようです。ただ、お能でも、知盛の魂が浄化されて天に召されるという感じではないようなので、ここは今回、新しく作られたシーンなのかな。ドラマチックな演出で、印象深いシーンでした。

しかし、4時半から始まって、終わったのが9時28分(これでも、最初の数日に比べるとだいぶ短縮されている)。幕間が1時間弱あるんですが、しかし、ここまで長いのは初めてでしたが、とくに中盤ダレるところもなく、終始楽しかったです。

お弁当は、とりあえず、残り物を突っ込んで。玄米ご飯に、パイカと大根の煮物、レタスとかにかまのサラダ、わかめのポン酢和え。

隼町から四谷までぶらぶら

国立劇場の7月歌舞伎鑑賞教室を見に行ってきました。

演目は、車引と棒しばり。初めて見る人には、すごくいい演目なんじゃないでしょうか。先月の「神霊矢口渡」も悪くはないんですが、後半の人形振りとか歌舞伎の演目的にもちょっと独特の演出だし、救いの全くない話だしで、初心者にはややハードルが高かった気がするので。

「解説 歌舞伎のみかた」は、新悟さんと玉太郎さん。新悟さんは、昨年もやられていて説明上手なのを知っているので、安心して見られました。ただ、年々、若手俳優による「歌舞伎のみかた」を見る度に、本当にこのスタイルで高校生たちは「面白そうだな」「これから見るのが楽しみだな」と思うのだろうか…とも思うようにもなりました。歌舞伎って面白いですけど、その面白さを伝えるのは本当に難しい。もう少し(伝えることの)プロの手を借りて作り込んだ方がいいのではないか…とも思うんですよね。

最後に、ハッシュタグ付きで写真をアップしてください! ということで、写真撮影可タイムが設けられましたが、もう少し、映えるブツを用意してほしい…とは、少し思ってしまった。でも、最近の国立劇場は、いろいろPR頑張っているなぁ、と思います。

2階ロビーには、陶板に印刷された風神・雷神図屏風が飾られていて、もうちょっと正面で撮りたかったんだけど、なぜかスーツ姿の一団が陶板の前でわいのわいのしており、斜めから1枚だけ。ちなみにこれは、昨年からあちこちでロゴを見かける機会が増えてきた「日本博」の助成によるものだそうです。私は「日本博」とは、オリパラ開催国で義務付けられている文化プログラムの一環だと思っていたんですが、検索したら微妙に違うようで、ふーんという感じ。

ところで、「名画を陶板に印刷」ということで、もしやと思ったら、やはり大塚オーミ陶業によるものでした。大塚国際美術館に行ってきたばかりなので、おーと思ってしまう。

歌舞伎が終わって普段だったらサクッと帰るけど、夕方に用事があって、数時間つぶさなきゃいけない。曇っていてそんなに暑くないのを幸い、半蔵門から四ツ谷まで歩いてみる。

四ツ谷駅周辺の、空がスコーンと抜けた感じの風景が好きだったのに、久々に来たら大きなビル(CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷))が建設中で、なんだかがっかり。

四ツ谷で喫茶店と言えばロンだけど、あいにくお休みだったので、サンマルクへ。玉子サンドとチョコクロ。何味のチョコクロか、忘れてしまった。

四ツ谷に何しに行ったかというと、迎賓館(迎賓館赤坂離宮)を見に行ったのでした。2016年から一般見学が解禁になっており、ずーっと一度は行こうかなと思っていたのですが、ようやくタイミングが合った感じ。迎賓館の隣は学習院ということもあり、この辺のエリアはあちこち警備員だらけで、ちょっと強面な雰囲気です。ただ、迎賓館の門番さんは気さくでした。料金は本館と庭園で1500円。和風別館まで見る場合は2000円。ただし、和風別館は要予約です。

内部は撮影禁止ですが、立派なパンフレットがもらえます。現役施設ということもあって、5m置きに警備員がいるという状態ですが、特に威圧感があるというわけではなく、じっくり見られます。歴史もあるし、豪華だし、現役で使われていて興味深い建物ですが、ちょっと面白みに欠けるかなというのが、正直な印象でしょうか。私は、シンメトリーな建物って結構好きなつもりでいたんですが、今回はあまりいい印象に作用しなかった。

時々、和テイストの意匠が隠れキャラのようにあるんですが、甲冑とか、日本刀とか、サーベルとか、勇ましいものばかりだった。もともと東宮御所として作られたものだから、そういう感じになっちゃうんだな。

ネオ・バロック様式の建物ということで、19世紀の帝国主義を体現しているというか、外観の迫力はやはりすごい。ネオ・バロック様式で有名な建物と言えば、パリのオペラ座だそうですが、確かにあれもすごい圧の強い建物ですもんね。日本だと、ほかに代表的な建物は、日本銀行本店とか法務省旧本館(赤れんが棟)とかだそうで。

ちなみに、この反対側は庭なんですが、普通に広場でちょっと残念。

ところで、迎賓館でアフタヌーンティーが頂けるという情報を小耳にはさんでいたのですが(20食限定、1セット4600円)、敷地内にカフェがなく、一体どこで…と思っていたら、前庭の一部エリアにキッチンカーによる飲食スペースがあって、そこで提供されるようです。

風の通り道になっているので、風が強い日はやや微妙かなという気もしますが、天気のいい日は意外といいかもしれません。なお、建物の内部には興味はないという人には、庭だけの入場券(300円)もあるので、それでお茶だけするのも可能です。

迎賓館が意外に早く見終わってしまったので、水道橋に移動して、そこから少し歩いて徳島旅行前に行こうと思って行かなかった、「なっ!とくしま」(あるでよ徳島のアンテナショップ)を併設するコンビニにも寄ってみる。それにしても、どうして徳島県は、他の県のように東京都内に物産館を置かないのだろう(大分県もそうなのだが)。

ぶらっと歩いて、数年来気になっている香港料理の店(香港 贊記茶餐廳)の場所を確認し、ようやく今日のもう一つの目的地へ。

知り合いが上京してきたので、お食事会に呼んでいただいたのでした。主催者は、おいしいものにめっぽう詳しい美食家なので、お任せですよ。出てきたものを食べるのみ。出るもの出るもの美味しいものばかりなので、気を付けるべきはペースのみです。

初っ端に出てきたのが、ホタテをカダイフで巻いて揚げたもの。この下のソースがすごくおいしかったんだけど、もうなにがなんだか忘れてしまった。

前菜盛り合わせ。これで3人前(メンバーは全員で6名)。私と夫と主催者は比較的少食なんですが(年相応の食欲ともいう)、残りの3人が私たちの少食を補って余りあるほどの大食漢ぞろいで、なんというか、全体的に肉々しい会でした。

カツオのたたき。オサレなビストロだと、カツオもこんな風になって出てくるのだ。当然、美味しい。周りにハーブソースをびっしりまとわせ、酸味の効いたドレッシングが、むっちり厚切りのカツオとよく合う。

これでも食べたもののごく一部なのが驚きだけど、あとからあとからどんどん出てくるので、撮っている暇がなかった。おいしかったなー。

帰宅して、一息ついて、届いたばかりの木村農園の天草晩柑で口直し。

今年のは、ここ数年の中でも一番いい。みずみずしさと甘さのバランスが最高。素晴らしい美味しさです。ご馳走様でした。

お弁当

六月大歌舞伎の昼の回に行ってきました。夜の三谷かぶきに対して、こちらは幹部俳優勢揃いの重厚感あふれる布陣。当然、見どころは、石切梶原の吉右衛門さんに、封印切の仁左衛門さん。昼はこの2本だけでいいよーと思っていたけど、意外と掘り出し物だったのが、女車引。魁春さんが千代(松王丸の奥さん)、雀右衛門さんが春(梅王丸の奥さん)、児太郎さんが八重(桜丸の奥さん)に扮した舞踊なんだけど、はんなりした面白さがあって、なんとなくよかった。衣装もよかったし、また見たい。

お弁当は、中途半端なもろもろ(にんじん、ねぎ、お揚げ)を刻んで入れた卯の花ご飯に、千切りキャベツとゆかりの和えたの。

帰宅して、ジュウニブンべーカリーのミルクフランスとスコーンで、晩ごはん前なのに、おやつ。

ローソンのおにぎり

六月大歌舞伎の夜の部、三谷かぶき「月光露針路日本(つきあかり てらす ふるさと)~風雲児たち」を見てきました。三幕が圧倒的に重厚感があって、歌舞伎っぽい。見ごたえがありました。そのカタルシスを得るための、我慢の1幕、2幕という印象でした。といっても、つまらなかったわけではなく、しゃれた会話でどんどん繋いでいく、三谷さんテイスト満載で楽しかったです。

主役は幸四郎だけど、そうはいっても、幸四郎、猿之助、愛之助の三つ巴で、存在感もこの3人が一番だけど、それ以外だと、男女蔵さんがものすごくおいしい役で、お似合いの役で、最後まで登場していて、インパクトがありました。やたらロシア語が上手だった高麗蔵さん、最初の掴みが濃かった松也さん、ああいうジジイ役が憎らしいほどよく似合う彌十郎さんなど、わきの人まで含てて印象深い役が多かったのは、 当て書きの名手だからでしょうか。久しぶりに、竹三郎さんを見られたのもよかった(寿猿さんとコンビで登場して、「二人合わせて175歳!」と紹介されていた)。あと、最後のエカテリーナ役で登場した猿之助はなんだかすごかった。存在感強すぎ。

もちろん、びっしり満席だったけど、全体的にお客さんは、普段の公演では見かけない雰囲気の人が多かったような気がする。なんていうか、ちょっと自由業っぽい人が多いっていうか。年齢層的には大きく違わないのだけど、明らかに全然違うレイヤーの人でいっぱいのロビーは、ちょっと不思議な感じでした。

今日はお弁当は作らずに、最近ハマっている、ローソンの金しゃりおにぎりを2個。熟成すじこと焼きハラス。ちょっと2個は多いなーと思いつつ、美味しいから、食べてしまった。

タルタルのり弁

国立劇場の6月歌舞伎鑑賞教室に行ってきました。演目は「神霊矢口渡」の[頓兵衛住家の場]。今回は、5段構成の4段目にあたるところだけ上演されますが、お芝居の前にそれまでのあらすじを簡単に説明してくれるので、特に問題なく見られました。

壱太郎がお舟、頓兵衛が鴈治郎。最後の人形ぶりも立派で、1幕仕立てなのに盛りだくさんという印象です。歌舞伎では大抵、悪者の身内は最後にモドリがありますが、このお話は頓兵衛は最後まで性悪極悪人のままで、それはそれで清々しい。最後はお舟ちゃんも死んじゃうので悲しい話なんですが、あんまりしんみりさせないのが、江戸の人(平賀源内)が書いたお話ならではなのかなぁ、という気もしました。

お芝居前の「歌舞伎の見方」は虎之介。洋楽をかけながら奈落から登場という演出にちょいと驚きましたが、解説内容はごくごくオーソドックス。若干内輪ウケっぽい感じにまとめちゃったのが、少しもったいなかったかな。メインのお客様は、一般的な高校生と仮定して、もっとド初心者に振り切った解説をすればいいのに、と思います。特に、今日の1階席は、高校生でほぼ満席(4校ほど来ていた)でしたし。

お弁当を持参するほどの上演時間でもなかったんですが、終わってから食べるのも中途半端だったので、オリジン弁当でタルタルのり弁を調達して、上演前にさっと食べてしまう。のり弁の上に、白身フライ、ちくわ天、ゴボウのきんぴらが乗った、定番のパターン。やっぱり、のり弁といえば、この組み合わせが鉄板な気がする。あと、キューちゃん漬けが添えてあったら最高。

帰宅して、一元屋のきんつばと最中で一息。国立劇場は年に数回行くけれど、芝居を見たらすぐ帰るから、周辺のお店なんてほとんど知らず、きんつばのおいしいこの店も、ようやく最近知った次第。

初めて食べたんですけど、ここのきんつば、すごくおいしいです。皮が薄くて、いい感じに塩気があって、それとあんこのバランスがすごい。最中もおいしかったです(きんつばは、うっかり撮影忘れ)。何年も半蔵門に行っているのに知らなかったなんて、もったいないことをしたなぁ。

お弁当

團菊祭五月大歌舞伎の夜の回を見に行きました。夜の回の一番の見どころは、やっぱり、丑之助のご披露狂言となる「絵本牛若丸」でしょう。他の方の劇評を見ていたら、「じいじ2人がデレデレしているのを愛でる舞台」とあって、吉右衛門さんはわかるけど菊五郎さんもデレデレしてるのかなと思ったら、思っていた以上にデレって感じだった。ふたりとも、孫の背中を眺めながらニコニコしていて、それを見られただけでもよかったなぁという舞台。それにしても、名家の御曹司の祝福されっぷり感が本当にすごいです。これから、10年、20年、30年と続けていくはじめの一歩に立ち会っているのだと思うと、不思議な気持ちにもなります。

もうひとつ楽しみだったのが、キリの「御所五郎蔵」。そもそもそんなに好きな話ではないだけど、五郎蔵が松也で五月が梅枝と、好きな役者さんなので、楽しく見ました。松也さんも梅枝さんもなんといっても声がいい。聞いていて気持ちがよくなるような伸びやかな声で、いつ聞いてもほれぼれする。歌舞伎では「金に困って…」という話は多いのだけど、金に振り回される話はやっぱり切ないのよね…。

お弁当は例によって残り物を詰めるだけ。青ネギたっぷりの玉子焼き、にんじんと松の実のキャロットラペふう、ズッキーニと豚ヒレで作ったハムとゆで蕎麦の実をゆかりで和えたサラダ。

蕎麦の実、食べた後も眠くならなくて、すごくいい。味も好き。

丑之助ご披露の祝い幕の絵は、宮崎駿(3階席からだときれいに取れなかったので、2階席から撮影)。予定にない弁慶の絵まで描いてきたので、お芝居にも弁慶を登場させざるを得なかった(もともとの台本には弁慶はいなかったそうな)というエピソードは、ちょっとクスッとしてしまう。でも、引き込みの時の弁慶と牛若丸のやり取りがほんわかかわいくて、すごくよかったですよ。

丑之助くん、5歳。これからずーっと歌舞伎役者なんだなぁ。

壱丁田

夕方、歌舞伎座ギャラリーの「第十三回 歌舞伎懐かし堂」を見に行く。

月に1回、古い舞台映像を見せてくれる催しで、今回は昭和57年3月に上演された『色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)かさね』。かさねを玉三郎、百姓与右衛門実は久保田金五郎に孝夫(今の仁左衛門)という、孝玉コンビでのかさねということで、ウキウキしながら出かけました。

見終わってつくづく思ったのは、当時から40年近くたった今も、ピークを維持し続けているふたりの偉大さでした。それにしてもね、金五郎ってのは、本当に嫌な奴なんですよ。こういう役を、仁左さまがやると、ホントに映えるのね。

銀座三越に寄って、弁当を買って帰宅。閉店30分ほど前に行ったら、どこもかしこも2割引き。それを狙って買いに来る人もたくさんいて、銀座といえども閉店間際のデパ地下ってこんな感じなんだなぁと初めて知る。夫の分(リクエストされていた、地雷也のてんむす)を買って、さらにもう一周していたら5割引きをするところも出てきたので、目に入った壱丁田のローストビーフ握りを買いました。

持ち歩き方が悪かったせいでお寿司がバラバラになってしまい、ふたを開けたら非常に寂しい見た目になってしまったのだけど、とりあえず乗っけ直したらまぁなんとか。酢飯の塩梅が良くて、とてもおいしかったです。地雷也のてんむすもおいしかったけど、ここ数日で、すえひろ、丸政、地雷也と3か所と食べた夫の感想は、すえひろのがいちばん好きかな、でした。

トマトとレタスのサラダ、乾燥湯葉の煮物。

お弁当

團菊祭五月大歌舞伎の昼の回を見に行ってきました。寿曽我対面、勧進帳、神明恵和合取組(め組の喧嘩)の3本。勧進帳って、えっ、来年だって絶対やるのに、今年もやっちゃうの? と思ったけど、何度見たっていいもんだから、まぁいいのか。

事前にいろんな人の感想を見ていたので、勧進帳は観る前からなんだかドキドキだったんですけど、楽しかったなー。海老蔵の弁慶、好きですよ(でも、本当は、十二代目の弁慶が一番好き)。菊之助さんの義経も、松緑さんの富樫もすごくよかったし、来年も同じ組み合わせでやってもらっていいなぁと思いました(多分、義経と富樫はもっと偉い人がやると思うんですが)。

対面は、朝比奈をやった歌昇さんにくぎ付け。イケメンなのに朝比奈なの? と思ったけど、違和感なくてビビった。梅枝さんの十郎は好きだなー。花道脇で見たかった。め組の喧嘩は、鳶と力士の意地の張り合いって話なので、五月場所をやっている今の時期にぴったりで、しかも菊五郎劇団がやるんだから、惜しみなく人がいっぱい出てきて見ごたえもたっぷり。倅役をやった亀三郎さん(6歳)がめっちゃ可愛くて、菊五郎劇団は御曹司がいっぱいいて賑やかだなーと思ってしまった。

お弁当は、昨日のうち豆カレーをご飯にかけて、チンした玉子をポン。腹八分目、冷房対策もきちんとしていったので、最後までしっかり観劇できました。4時間観劇できる体力を維持するのが、今後の人生の目標のひとつかもしれないです…。

夜の部で上演される「絵本牛若丸」の祝い幕の原画。ナウシカつながりで宮崎駿にお願いしたとのことで、やっぱりかわいいー。色紙サイズなのかなと思っていたら、結構大きかった。

府中について、ペコペコだったので、ついつい、ルパでじゃがいもが入ったパンを食べる。おなか具合のコントロールは、未だにうまくできない。

お弁当

四月大歌舞伎の夜の回に行ってきました。実盛物語、黒塚、二人夕霧の3本で、4月の幕が開いたばかりのころは、「こんな辛気臭い演目ばかり並べていたら空席が目立つのも仕方ない」みたいな記事が流れて、実際、前売りは芳しくなかったのでしょけど、私としては、見ごたえのある演目が並んで非常に満足感のある月だったと思います。

実盛物語は初見の場合、平家物語もあんまり知らないとなると、ちょっとストーリーを咀嚼するのは難しいところもあるんですが、話なんかよく知らなくても見どころの多い芝居ですし、なにより仁左衛門さんの実盛は素晴らしかった。様々な感情表現をシャープに演じられていて、圧巻だった。真秀くんも手塚太郎を頑張って演じていたし、馬も大活躍。次の黒塚も見ごたえがあった。いつもにくらべるとあっさりしているという劇評をよく見ましたが、そうかな。なんつーか、体の使い方がはんぱねーなーって思ってしまう。二人夕霧は初めて見る話でしたけど、面白かったです。ただ、この日は、3~4校ほど社会見学か修学旅行の一環かで学生さんが来ており、3A席は学生さんがたくさんでして、ああいう若い人に、こういう能天気な話って、どういう感じに伝わるんだろうなー、とは思ってしまった。どうでもいい話を面白く見せるのってすごく難しいし、受け取るほうもそれなりにスキルが要る。そこを必要以上に閉じないようにしつつ、きちんと空気を醸成していくのって、本当に大変なんだよな。とか、ごにょごにょ考えながら帰宅。

お弁当は、あるもので簡単に。たけのことセロリの炒めものに、いかなごのくぎ煮、ちくわきゅうりを添えて、目玉焼き。

無性に、アイスが食べたい気分だったので、夜遅くまで開いているスーパーに寄る。今年も、久保田のアイス、せっせと食べますよー。セコマの北海道メロンモナカもおいしかった。