タグ別アーカイブ: 高山なおみさんののんびり作るおいしい料理

麻婆いんげん

さや豆類は5月が一番おいしいように思うけど(皮が薄いから)、6月に入るとなぜかぐっと安くなる印象があって、「ちょっと皮が硬いんだけどなー」と思いながらも、安くなってからのほうがよく食べる。

ちょっと硬くてもおいしく食べられる料理といえば、刻んで麻婆味に炒めたもの。レシピは『豆腐料理日韓中の100レシピ』にある、ウー・ウェンさんの麻婆豆腐のレシピの豆腐をさやいんげんに置き換えたものです。香味野菜を一切使わず、酒、豆板醤、甜面醤、豆豉、ごま油、花椒の粉末で作ります。中華って、どうしても、ショウガ、にんにく、長ねぎがないとダメという印象があるのですが、ちまちま刻むのがめんどくさい…と思う事も結構あるので、そういうことをせずに作れるレシピは、私にはホントに貴重です。この料理は夫の大好物なのですが、やっぱり、今回も、ほぼひとりで全部平らげてしまいました。

カリフラワーが安かったので、久しぶりに、高山なおみさんの『のんびり作るおいしい料理』にある、カリフラワーとじゃがいもマッシュを作る。カリフラワーとじゃがいもの組み合わせが完璧で、やっぱりおいしい。今回はちょっと塩を入れすぎたのだけが悔やまれる。もうね、塩ふたつまみって、相当量が多いんだなと反省した。

あとは、千切りキャベツでご飯代わり。

ピペラドソースのパスタ

きっとパスタと食べてもおいしいだろうと思っていたピペラドソース。期待通り、とてもおいしかった。万能だな、ピペラドソース。

夫が体質的に寒天を受け付けないことが判明して、宙に浮いてしまった黒蜜の救済策にと、高山なおみさんのレシピ(『のんびり作るおいしい料理』)で、豆乳プリンを作りました。

ゼラチンで固めるので、夫でも多分大丈夫(でも、怖がってほんのちょっとしか食べなかった)。豆乳と黒蜜の組み合わせの妙に、作るたびに感心します。しみじみおいしいのだ。

豚肉の豆板醤風味蒸し

さつまいもでなんかできないかな…とパラパラ本をめくっていて、ウー・ウェンさんの『きれいなからだの基本献立』にある、「スペアリブとかぼちゃの豆板醤蒸し」が目についた。小さく切った豚スペアリブを、上新粉、酒、豆板醤、しょうゆ、花椒を混ぜたものを絡めて、カボチャの上に乗っけて一緒に蒸すという料理。

「上新粉を使うのがコツなんです」とあったけど、なかったので、しんびき粉を使ったが、悪くなかった(ただ、ここのサイトを見ると、上新粉としんびき粉はだいぶ違う)。そもそも、かぼちゃをさつまいにも、豚スペアリブを豚バラ肉うす切りにしているので、もう元ネタの雰囲気は跡形もない。それでもおいしかったし、切って、和えて、蒸すだけで、メインのおかずが作れるので、これはなかなか素晴らしいレシピ。蒸してる間に他のことできるし。

奥は、今年お初の、うど。厚めに皮をむいて、千鳥酢を入れた酢水に軽く漬け込み、味噌マヨネーズを添える(本当は、高山なおみさんの『のんびり作るおいしい料理』にある、「うどのみそマヨ」が元だけど、卵黄とオイルで一からマヨネーズを作る気力がないので、味噌とマヨネーズを混ぜて、酢、砂糖少々で味を調えるだけで済ませている)。夫の大好物なので、うどは丁寧に扱う。今年もおいしそうに食べていた。よかったよかった。あとは、高菜のオイル煮。

魯肉飯

魯肉飯に、鶏油のネギ炒め。

ネギ炒めは、高山なおみさんの『のんびり作るおいしい料理』に、鶏もも肉をソテーして、その油で千切りのネギを炒めて添えるという料理があって、あのネギがとてもおいしかったのを思い出して、鶏油を使ってみる。だいぶ前に、鶏皮から自作したものがあったので。

うん、なんか、植物油よりもコクがあるような気がする。あくまで気がするだけですが…。

ねぎ入り豚キムチ炒め

2018-02-13 20.02.10

キムチが中途半端に残っていたので、豚キムチにしよう…とは思っていた。問題は副菜だ。

なんというか、なんか野菜を食べたい。そんな気持ちでスーパーをだらだら歩いていたら、白うどが手ごろな値段だったので喜んでかごに入れる。夫はうどを生で食べるのが好きなのだ。もうこれは、うどの味噌マヨ(『高山なおみさんの のんびり作るおいしい料理』)で決まりだ。本だと、きちっと玉味噌風に作っているのだけど、私はもうズボラして、味噌とマヨネーズとマスタードを混ぜるだけ。これでも十分おいしいのだ。

ついでに、妙においしそうなほうれん草が目に付いたのでそれも買う。久々のほうれん草なので、気張ってごま和えにする。ほうれん草をゆでるのって、本当に難しい。葉と軸を分け、時間差でゆで、急いで氷水に放ち、手早く水けを絞り、しょう油洗いをし、再び無駄な水分を絞る。こんなに気を使って扱っているのに、それでも、失敗したなぁ…と思うことが多いのだが、今回もちょっとゆですぎた気がする。ああ難しい。お気に入りの白ごまをたっぷり摺って、味つけは控えめに。でも、もうちょっと砂糖を入れてもよかったかなぁ。ホントにほうれん草は難しい。

最後にもういっちょ、茎わかめの炒め物。生で食べられるとあったので、うどといっしょに味噌マヨで食べよう…と思ったのだけど、いざかじってみると、あんまり美味しくない…。塩臭いのだ。こりゃあかんと、刻んで塩抜きして、油でがっちり炒めてみりん、醤油で味付け。佃煮風に仕立て直したら、アラ美味しい。やっぱり、茎わかめは炒めておいしいものなのかも。刺身わかめは三陸産のものが出てくるまで、もう少し待とう。

それにしても、今日の豚キムチは、自分でもびっくりするほどおいしくできた。というか、キムチのおかげなんだけど。

かぼちゃとピーマンの煮物

IMG_20170921_193900_resized_20170922_082627265.jpg

つくおきをしなかったので、ゼロから晩ご飯を作らねばならん。こうなると、毎度毎度作って手が覚えている料理しか作れないわけで、ピーマンとかぼちゃがあったら、もう有元式の煮物しか思いつかない(『和のおかず』)。

が、今回使ったかぼちゃが、見事な栗かぼちゃで、ものすっごいぽくぽくな煮上がり。ピーマンも思いの外肉なタイプだったので、ちょっと思ってた感じの仕上がりと違った。もちろん、美味しいのだけど、どんなに作り慣れたものでも、毎度同じように作れるとは限らないんだよなぁ。ちなみに、このかぼちゃ、「くり将軍」というそうです。名前だけ聞くと、栗か!? と思っちゃうね。

奥は、解凍していた、ナカムラポートリーの若様の皮をじりじりと焼いて、塩を振っただけのもの。出てきた脂で、長ねぎの細切りを炒めて添えます。これは『高山なおみさんののんびり作るおいしい料理』にあるレシピを拝借(レシピではもちろん、鶏もも肉を1枚使っています).鶏の脂とねぎの甘さの組み合わせって、もうほんとに素晴らしく美味しいですね。

マッシュルームのサラダ

160508_1935

かなり状態のいいホワイトマッシュルームが特売だったので、すかさずゲットし、これはサラダだな…と、ほくそ笑む。マッシュルームが安売りされている時って、大抵、ちょっと時間が経った物を放出します…という感じのモノが多いのだけど、今日のは生でいける。うれしいな。

食べやすい大きさに切ったルッコラを敷き、スライスしたマッシュルーム、すり下ろしたパルミジャーノレッジャーノをたっぷりかけて、オイポンドレッシング(オリーブオイル+旭ポン酢)、黒胡椒。

八百屋で、小ぶりだけどいい感じのカリフラワーが安かったので、新じゃがと一緒に、カリフラワーとじゃがいもマッシュ。『高山なおみさんののんびり作るおいしい料理』だと、冬の料理ってイメージで紹介されていて、実際、冬に作った方が美味しい気がするけど、これはこれであっさり仕上がって、美味しかった。ちょぼちょぼ作り方を変えてみたけど、結局のところ、じゃがいもも、カリフラワーも、茹でて作るのが一番美味しく仕上がる気がする。

伊勢丹のお肉やさんコーナーの一角に、シャルキュトリーのコーナーが出来ていて、生ハム切り落としが安かったので、ちいさいのをワンパック。こんな、府中みたいな田舎で、シャルキュトリーなんてどうなんだろう…と少しはらはらしながら、いつも店の前を通り過ぎています。個人的には、ノーマルなプロシュートコットを置いてくれたら、定期的に買いに行きます…と思っています(今は、芯にトリュフが入ったタイプしか置いてないの…)。

久々に、アンデルセンのパン。最近、白いパンがあまり食べられなくなっているので足が遠のいていたのですが、久々に覗いたら、茶色いパンもいろいろあって、嬉しかった。

明太子パスタ(ルッコラ)

151006_2045~01.jpg

数日前に、バカ安だったルッコラを2袋買っていて、サラダで食べる気満々だったのですが(そろそろ高山なおみさんの『のんびり作るおいしい料理』にある「秋のサラダ」が食べたい気分だった)が、ルッコラ以外にも揃えなければならない材料が多く(絶対必要なのは柿とカブ、可能なら胡麻豆腐も欲しい)、断念。明太子が残っていたのを幸いにパスタにする。和えるパスタは忙しいオバさんの力強い味方であります。作るの簡単、粗いものもラク、そして、夫からも絶対に文句が出ない。

うちの明太子パスタは、『北イタリアの食卓』にあるレシピがベース。明太子パスタといえば、明太子とバターと海苔という組み合わせが定番だと思っていた身には、明太子とオリーブオイルとルッコラとすりごまとレモン汁という組み合わせは斬新そのもの。しかも、魚卵+バターより、罪悪感が少ないのがまたイイ。

今日も大絶賛の美味しさでした。

チキンカツと鶏刺し

150222_1930~01.jpg

今年もナカムラポートリーから「東京の百貨店の催事に出店するよ」というお葉書が届く季節になりました。例年は新宿伊勢丹で春に行われる「京都歴代のれん市」の時にお知らせが来るだけでしたが、なぜか今年はそれより前に小田急百貨店で催される「京の老舗めぐり」に出店するお知らせも来たので、いそいそと買いに出かけたのでした。ようやく、客として認めていただいたってことなんでしょうか。ま、特に深い理由はないでしょうけど。

小田急の催事は18日から23日まで。18日に馳せ参じたい気持ちでいっぱいでしたが、いまや会社員だけに、平日に生肉を買うのは無理がある。帰宅時によるのは十分可能だけど、せっかくの美味をあわただしくいただくのもなんだかイヤ。そう考えると、ベストは日曜日である、今日しかなかったのでした。まぁ、1ヶ月後には新宿伊勢丹にも来るからね…と思うと、この催事中には1回しか買えなくても、まぁ、よい。

午前中に買いに行ったのですが、日曜だから混んでるかな…と思ったら、ガラ空きで拍子抜け。ちょっと寒くて小雨が降ってたとはいえ、それにしても…というくらい人がいなくて、ほんとに今日は日曜か? と思ってしまったほど。おかげでゆっくり買い物ができました。店頭には毎年お目にかかるお姐さんがいらっしゃっていましたが、相変わらずの客あしらいにはほれぼれします。久しぶりだったので興奮していろいろ買おうとしてしまいましたが、お姐さんの「腹八分目にしとき」のひとことでハッと我に帰り、一番のお目当てだった若様のテバ(胸肉)とキモ(レバー)だけ買ってすたこらと帰宅。

鶏肉だからいろいろ食べ方はあるとは思いますが、しかし、ここの鶏肉を買ってきたら、もう、食べ方は決まっているんです。まずは、皮をはぎ、ささみの部分を切り取って、冷蔵庫へ。これらは後日に塩胡椒炒めに。当日はいちばんいい身の部分を食べますが、1/3ほどは薄くそいで刺身に、残りはチキンカツにするのが定番です。あきもせず、毎年毎年同じ食べ方ばかり。でも、この刺身とチキンカツが食べたくて、毎年楽しみにしているのですもの。

チキンカツも、以前は、胸肉1枚をフライにしていましたが、今は、厚み1センチ弱ほどにそぎ切りして、衣をつけて200度の高温でさっと揚げるようになりました。生食できる肉を使っているから、揚げるのも気楽です。添え物は、レタスのざく切りと、カリフラワーとじゃがいもマッシュ(『高山なおみさんののんびり作るおいしい料理』)。

刺身はわさびしょうゆで、チキンカツは塩とレモン汁でいただきましたが、なんでこんなにおいしいのかなぁー、と思うくらい、美味しかった。今年は伊勢丹の催事も残っているから、あともう1回楽しめるぞー。

かつおのたたき

かつおのたたき by nekotano

先日作ったかつおのたたきが夫に好評で、珍しく「また食べたい」というので、かつおを買いに行ったらどこにもなく、普段あまり使わない魚屋さんを覗いたらひと切れ残っていたので、それを買う。

珍しく、バリバリに皮が残っている切り身で、パリパリに仕上げるべく気合を入れて焼いたが、夫には不評だった(林のり子さんは『かつおは皮がおいしい』と仰っているけれど…。ちなみに、このエッセイは切れ味良くて大好きです)。おまけに生臭いと言われて、1切れ食べたらあとは一切手を付けず、散々だよ…。こんなんだったら、いつもの魚屋さんで、もっと安くて美味しそうなお魚があったから、それを買えばよかった…、しくしく。

ピーマンのさっと炒め(『こねて、もんで、食べる日々』)、カリフラワーとじゃがいもマッシュ(『高山なおみさんののんびり作るおいしい料理』)、かぶの水キムチ風(『なすんじゃさんのキムチ・ナムルとおかずの教室』の「セロリの茎のキムチ」のセロリを、かぶに置き換えて)。