チキンカツと鶏刺し

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今年もナカムラポートリーから「東京の百貨店の催事に出店するよ」というお葉書が届く季節になりました。例年は新宿伊勢丹で春に行われる「京都歴代のれん市」の時にお知らせが来るだけでしたが、なぜか今年はそれより前に小田急百貨店で催される「京の老舗めぐり」に出店するお知らせも来たので、いそいそと買いに出かけたのでした。ようやく、客として認めていただいたってことなんでしょうか。ま、特に深い理由はないでしょうけど。

小田急の催事は18日から23日まで。18日に馳せ参じたい気持ちでいっぱいでしたが、いまや会社員だけに、平日に生肉を買うのは無理がある。帰宅時によるのは十分可能だけど、せっかくの美味をあわただしくいただくのもなんだかイヤ。そう考えると、ベストは日曜日である、今日しかなかったのでした。まぁ、1ヶ月後には新宿伊勢丹にも来るからね…と思うと、この催事中には1回しか買えなくても、まぁ、よい。

午前中に買いに行ったのですが、日曜だから混んでるかな…と思ったら、ガラ空きで拍子抜け。ちょっと寒くて小雨が降ってたとはいえ、それにしても…というくらい人がいなくて、ほんとに今日は日曜か? と思ってしまったほど。おかげでゆっくり買い物ができました。店頭には毎年お目にかかるお姐さんがいらっしゃっていましたが、相変わらずの客あしらいにはほれぼれします。久しぶりだったので興奮していろいろ買おうとしてしまいましたが、お姐さんの「腹八分目にしとき」のひとことでハッと我に帰り、一番のお目当てだった若様のテバ(胸肉)とキモ(レバー)だけ買ってすたこらと帰宅。

鶏肉だからいろいろ食べ方はあるとは思いますが、しかし、ここの鶏肉を買ってきたら、もう、食べ方は決まっているんです。まずは、皮をはぎ、ささみの部分を切り取って、冷蔵庫へ。これらは後日に塩胡椒炒めに。当日はいちばんいい身の部分を食べますが、1/3ほどは薄くそいで刺身に、残りはチキンカツにするのが定番です。あきもせず、毎年毎年同じ食べ方ばかり。でも、この刺身とチキンカツが食べたくて、毎年楽しみにしているのですもの。

チキンカツも、以前は、胸肉1枚をフライにしていましたが、今は、厚み1センチ弱ほどにそぎ切りして、衣をつけて200度の高温でさっと揚げるようになりました。生食できる肉を使っているから、揚げるのも気楽です。添え物は、レタスのざく切りと、カリフラワーとじゃがいもマッシュ(『高山なおみさんののんびり作るおいしい料理』)。

刺身はわさびしょうゆで、チキンカツは塩とレモン汁でいただきましたが、なんでこんなにおいしいのかなぁー、と思うくらい、美味しかった。今年は伊勢丹の催事も残っているから、あともう1回楽しめるぞー。

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