ちょっと飲む

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八月納涼歌舞伎を見終わって、特に寄り道せずにまっすぐ帰宅。夫は、新宿でトラヤカフェのかき氷食べて帰る? と言ってくれましたが、さっきあんなに美味しいパフェを食べたばっかりで、またすぐにかき氷を食べたらバチが当たりそう…。それに、舞台が楽しかったので、なんとなく早く家に帰ってゆっくり反芻したい気分でもあったし。

帰宅して、豆腐と作り置きの総菜で少し飲みつつ、チラシを読み返す。筋書きを買おうか悩んだが、まだ写真が入ってないので、後で買うかと今日はパス(今回は初日が9日と遅かったので、写真入りに切り替わるのは千穐楽の3~2日前くらいになりそうだということでした)。実を言うと、今回は、普段目を通しているSNS上に観劇の感想がほとんど流れてこなかったので、ひょっとしてあんまり面白くないのかなぁ…と少し心配だったのですが(YJKTは一杯流れてきたので余計に)、実際見て納得だったのですが、あの舞台をわずかばかりの文字量で感想を書くのは難しいです。そもそも、あらすじをまとめるのも難しい(話の筋は坂口安吾の『夜長姫と耳男』を軸にしていますがそれだけではない)。言葉にしてしまうと陳腐なことを、圧倒的な言葉遊びや、役者の超絶的な表現力や、美しい舞台装置などが、カラフルなモザイクにしていくって印象。そのモザイクを剥がしながら、私はここで何を見ようとしているんだろうと考えながら舞台を見る。普段歌舞伎を見るのとは違う筋肉を使ってるなぁ…と思いながらの観劇だったし、夫も一緒だったのでいろいろ感想を口にできて楽しかった。いつもと違う視点で楽しめるのも新作歌舞伎のいいところなので、時々はこういうのもかかるといいなぁ、と思った次第です。

ところで、見終わってから戯曲も読み始めたんですが、舞台の印象と違って、構成が整然としているし、詩的だなぁと思いながら読んでいます。読みやすいのが意外だった。これ読み終わったら、「足跡姫」も読んでみよう…と思いました。

作り置きのおかずは、大分から送って貰っていた干したけのこを戻して、これまた大分の干ししいたけと一緒に、ピリ辛に煮込んだもの。柔らかく程よい歯ごたえが美味しい。

長ねぎの粗みじん切り、豆板醤を炒めたら、食べやすい大きさに切った干したけのこと干ししいたけを加えて、水、鶏ガラスープの素少々、しょうゆ、豆豉、実山椒の青煮を加えて、蓋をして、汁気がなくなるまでゆっくり煮ただけ。ちょっと薄いかなーくらいで味を付けましたが、冷めたらいい具合に馴染んで、いい感じのお弁当のおかずになりました。つまみにもいい感じ。

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