私は塩豚はずっと高山なおみさんのレシピで作っているのですが、かねてから有元葉子さんのレシピも気になっており、ようやく作ってみました。
有元さんの塩豚は、もも肉で作ります。塩豚と言えば肩ロースですが、どうも最近、脂がしんどい。もも肉でおいしければ万々歳だよな、と思いつつ作ってみましたが、なかなか良かったです。
ただ、一般的な塩豚は、肉に塩をすり込んで冷蔵庫で寝かしておくだけですが、有元式はそのあとゆでるという作業が入ります(8%の塩をすり込んで一晩置き、さっと洗い流してから香味野菜とともに常にかぶる量の湯でふつふつの火加減で40分ほど煮て、煮汁の中で冷ます)。なので、いつもの塩豚のようなワイルドな味わいはなく、ロースハムに近い感じです。
ゆでるひと手間が入る分、仕込みは面倒ですが、その分食べるときは切るだけでいいので、どっこいどっこいな気がします。また、茹で汁ごと保存するので(保存期間は4日ほど)、汁も料理に使える点は魅力かなという気もします。
本には塩豚を使った料理が何点か紹介されていたので、さっそく、「ゆで塩豚スープの麺」を作ってみました。
レシピは、中華乾麺(えび麺など)、豆もやし、長ねぎの小口切り、にらのみじん切り、ゆで塩豚、ゆで塩豚のスープ、豆板醤とありますが、今回はねぎもにらもなかったので、普通のもやし、レタス(中途半端に余っていたので入れただけ)、ねぎ塩油(塩をまぶしたねぎのみじん切りにサラダ油を混ぜたもの)、豆板醤、塩豚で作ってみました。
もやしが味のポイントだと思います。非常においしかったです。夫にも好評。