岡田屋

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朝ごはん食べてから、近鉄の特急に乗って伊勢市駅へ。1時間半くらいだったでしょうか、うとうとしていたらあっという間についたという印象です。

すごく有名な神社ですから、駅を出たら、賑々しい通りをテキトーに歩けばすぐに神社に到着すると思ってたらなんか勝手が違う…。後で知ったのですが、神社までの道のりが賑々しいのは内宮のほうのよう。外宮は、全体的にひっそりした感じの佇まいでした。

10分ほど歩いてまずは外宮に。正式には、豊受大神宮といい、天照大神の食事をつかさどる豊受大神を祭っています。この神様、「食事を司る」から発展して、現在では衣食住にかかわるすべてにご利益があるとされています。なので、せっかくなので、お札を1枚買いました。ご利益があるといいなぁ。

外宮は、全体的に人が少なく、すごく神聖だなという雰囲気。パワースポットとして紹介されることも多いですけど、なんかそれ、わかるような気がしました。

表参道から入り、火除橋を渡って、第一鳥居、第二鳥居をくぐり、御饌殿(みけでん)へ。御饌殿の前に三ツ石というしめ縄で囲われた磐があるんですけど、皆さんそれに手をかざしては「暖かい! 何か気が沸いている」というので、私もやってみましたがあまり感じず…(いろんな人が岩に向かって手かざししているという光景に引いてしまったのもある)。自分の霊感のなさを実感させられてすごく残念だったので、土宮、多賀宮、風宮を回った後に、夫に促されてもう一度チャレンジしてみたところ、なんとか手のひらにぼうっと暖かさを感じた(ような気がした)ので、ちょっとほっとしました(しかし、アレは何の暖かさだったのか…)。

ぐるっと回って40分ほどだったでしょうか。お次はバスに乗って内宮へ。

外宮と内宮は5キロほど離れているそうで、最初夫は「弥次さん喜多さん気取って、歩いてみるか」と歩く気満々だったのですが、もうとにかく寒くって。結果的にバスで移動して大正解でしたね。だいたい15分ほどで到着します。

で、内宮に行ったら、すごい人でビックリ。完全に観光地状態で、外宮で感じたスピリチュアルな雰囲気は全然感じず。こちらは、本当は皇大神宮といい、天照大神を祭っています。

気を取り直して、宇治橋から火除橋、第一鳥居をくぐって、五十鈴川御手洗場でちょちょいと手をすすぎ、第二鳥居をくぐって御正宮(ごしょうぐう)へ。その隣の新御敷地(しんみちしき)には、式年遷宮のために造営中の御正宮がありました。

ちなみに、神社に参拝した際は、普通、個人的なことをお願いしますよね。ただ、伊勢神宮の場合は、個人的なお願いはしてはいけないんだそう。世界平和と言ったら大袈裟ですけど、自分の周囲の幸せや幸運を願うというのが、正しいんだそうです(と、ガイドブックに書いてあった)。ただ、御正宮では「これで今週のジャポンカップ(ホントにそういっていた)は大当たり間違いなしだな!」と大きな声で笑っているおじさんとすれ違ったりしたので、まぁ結局は、何をお祈りしてもいいような気がします。

外宮も内宮も造りはほぼ同じでして、最後に荒祭宮を回ってだいたい30分ほどで参拝し終わります。外宮のほうが雰囲気は好きですが、内宮もそれなりに雰囲気はあり、両方お参りできてよかったです。一度は行ってみたかったので、行けてよかったです。

で、宇治橋鳥居から外に出ると、おはらい町通りに出ます。有名なおかげ横丁は、このおはらい町通りに面した一区画を言うそう。モロに観光地ですけど、建物の雰囲気を統一しているせいで参道独特の雰囲気があり、歩くだけでなかなか楽しいです。

ここでのお目当ては伊勢うどん。お店は特に決めてなかったので、目に留まった岡田屋という店に入りました。夫は普通の伊勢うどん、私は卵入り伊勢うどん。

卵入りって、月見状態で出てくるのかと思ったら違うのね。ゆで上げた麺に溶き卵を絡めた状態で出てきてビックリ。ただ、もともとコシがなく、ふわっとしたうどんが、卵のおかげでさらにふわっとした食感になり、ノーマルな伊勢うどんとはまた違った味わい。

伊勢うどんは、太くてぶにぶになのですが、のびてるわけではなく、コシの強いうどんばかり食べている人間にとっては、とにかく摩訶不思議なうどんです。これに、甘いたまり醤油がかかっており、これまた独特。いい経験をした…と思いました。おいしかったですよ。

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