相撲茶屋大塚

相撲茶屋大塚 by nekotano

夫の実家に行く前に福岡で一泊。この日に合わせて、博多座の二月花形歌舞伎のチケットを取っていたので、さっそく博多座へ向かう。

福岡空港に着いたのは10時20分ごろだったかな。ダッシュで地下鉄に乗り、中洲川端駅で降りて博多座へ。10分前には席につけたのですから、博多ってのはホントに便利な街です。

博多座は初めてなので、とりあえずB席を取りましたが、十分問題なし。ただ、歌舞伎専用の舞台じゃないからか、舞台が大きいというか、舞台と客席の空間が広すぎるというのか、間延びした感じというのか、なんかちょっと違和感があって、それに慣れるまでに少し時間がかかりました。ロビーは落ち着いた雰囲気で、明治座に似てるなぁ、と。売店が多くて、幕間中はとってもにぎやかでした。劇場内での飲食は禁止なのですが、ロビーにソファがたくさんあるので、問題なかったです。

二月花形歌舞伎では上演前に役者さんのあいさつがあるのですが、この日は春猿さん。ベラボーにテンションが高くて、非常に面白かった。「役者は拍手が大好物」「拍手は何度おかわりしても飽きない」「拍手があればあるほど役者は木に登る生き物」「手が真っ赤に晴れるくらいになってお帰りいただきたい」と、とにかく拍手の大事さを昏々と説いておられました。ええ、もちろん、頑張って叩きましたよ。

この日観たのは、「天竺徳兵衛新噺」。三幕構成の通し狂言ですが、やっぱり元ネタをかなり端折って再構成しているので、一幕、二幕、三幕でちょっとずつ話が飛んでいて、通しというには少し無理があるような気もしましたが、面白かったです。澤瀉屋らしいサービス満点の舞台。

一応、羽田空港で弁当を買っていましたが、いろいろお弁当屋さんが出ていたので、せっかくなので一つ買う。「相撲茶屋大塚」というお店の幕の内弁当。12個に仕切られた中に、ご飯とおかずがちょっとずつ。博多座で売ってる幕の内は、ほとんどがこの形式でした。どれも薄味で作られていて、とてもおいしかったです。量もほどよく、満足満足。

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