前の日に魚屋をうろついていて、イイダコが安かったので買ってました。そろそろ正月のメニューを考えたりテストしたりしなきゃいけないのですが、特に要検討なのは煮物系。

そうだな、京芋と一緒に、芋たこ煮でもやるか…と思ってわざわざ芋まで買ってきたのですが、いざ作る段になったら、なんだか甘辛しょうゆ味の気分じゃなくなっていたのでした。昨日まで食べていたにしんなすがきっちり甘めの味付けだったので、ちょっと違う方向の味が食べたい。というわけで、トマト缶で煮ちゃうことに。中途半端に残っていたグリーンオリーブ、ケッパー酢漬けも使いきっちゃうぞ。

イイダコは塩をまぶしてゴリゴリ揉む。揉んでも揉んでも泡が出るなぁ…と思ったがキリがないので3回でヤメ。流水でよくすすいで、頭の中の内臓をえぐり、目の部分を切り落として、嘴を外す。手先も切り落としておく。ふと考えると残酷やなぁと思うのですが、深くは考えない。とにかく、美味しく作って全部きれいに食べきるのが一番だ…と考えるようにする。

鍋ににんにくを潰したのと唐辛子、オリーブオイルを入れて弱火で加熱し、香りが出たらざく切りの玉ねぎを加えて透き通るまで炒めたら、半割りしたグリーンオリーブ、ケッパーを入れ、トマトの水煮缶を加えて沸くまで加熱。沸いたら、別の小鍋で白ワインでさっと蒸し煮したイイダコをワインごと加えて、ふたをして、ストーブの上に乗せて半日ほど、コトコト煮る。タコがくたっと柔らかくなったら、皮を剥いて大降りに切ったじゃがいもを入れて、さらに煮る。

器に盛って、パセリをたっぷり。玄米ごはんとの相性もばっちりでした。夫も大絶賛。ストーブを使った煮込み料理は、ラクちんで有り難いなぁ。