すき焼き

すき焼き by nekotano

おせちの八幡巻用に牛ロース薄切り(すき焼き用)を多めに買い、残ったものをすき焼きで食べるのは、毎年の恒例行事です(すき焼きでなく、ハヤシライスやビーフストロガノフになる年もある)。お互い、そろそろすき焼きは重いかな…と思うのだけど、でも、なんとなく、年に1回くらいはね…なんていいながら食べている。

年に1回の食べ物のために専用鍋を買うのももったいなく、今年もカセットコンロの上にフライパンを乗せて使用。写真だとまぁありか…って感じですけど、肉眼で見るとかなりマヌケです。でもまぁ、鉄のフライパンなので使用感はすき焼き鍋とあんまり変わらないんではないかと。

私は割りにすき焼きは好きな食べ物でして、それなりに「こう食べたい」という希望(こだわりとも言う)もそこそこあるのだけど、夫はすき焼きにそれほど思い入れがないので、どちらかというと関心は薄い。その割に口やかましいので、年に1回しか食べないこともあって、わりに揉める食べ物です。

今年も「肉は小さく切れ」とか「麩は外せ」とか「さっさと肉を食べろ」とかいちいちこうるさくて内心「うざいわ…」と思いながら食べていたのですが、さすがにお肉を食べている最中に勝手に割り下を薄めたのには、かなり腹が立ちました(その場で言うと角が立つので翌日に文句を言った)。私はすき焼きは溶き卵で食べる派なので、割り下はしっかり味が付いていないと嫌なのです。対して、夫は溶き卵で肉を食うなんて下衆の食い方だと言うのですが、下衆だと言われてもこれは譲れん。すき焼きには絶対卵は必要なの、と力強く主張したい。

お肉は、さすがおせち用に買ったお肉だけあって、美味しかった。今年のはサシがあまり入っていなくて赤身に近い肉質なので、さっぱりした味わい。切らないで1枚で食べたかった。割り下は、高山なおみさんの『おかずとご飯の本』に載っていた「地鶏のすき焼き」のレシピを参考に。甘い辛いのバランスのいい割り下でした。

具は他に、焼き豆腐、糸こんにゃく、麩、長ねぎ、春菊、ちくわぶ。ちくわぶは夫のリクエストで入れてみましたが、なかなか拾いものでした。

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