お弁当

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私はたいていお昼は自作の弁当です。弁当箱に詰められたものを食べていると、わりに、「お弁当作ってきて偉いわね」と言われることが多いのですが、実を言うと、日曜日にまとめて作っていて、朝は詰めるだけ。1週間ほぼ同じものを食べ続けているだけだったりします。私は、いちいち外出してお昼を買いに行ったり、食べに行ったりするのは面倒だと感じるタチなのですが、この辺の「面倒」と思うポイントは、ひとそれぞれってことなんだろうなーと思うのです。

今週の弁当は、ありものをちまちま作っていたら、お総菜盛り合わせ弁当になりました。

甘い玉子焼き(先週よりも砂糖を増やしてみた)、レバー入りひじき煮、牛肉と牛蒡と生姜の甘辛炒め、にんじんサラダ(Nさん風)、先週の残りの卯の花を引き続き。

レバー入りひじき煮は、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』にある、「レバーひじき」が元ネタです。とはいえ、ひじき煮にレバーが入っているところが同じなだけで、作り方も味付けももはや全く自己流になり下がっておりますが、大学生の時に覚えて以来、しつこく作り続けている1品です。ご飯のおかずはもちろん、お酒のアテにも、意外でしょうけどパンにも合います(と、私は思います)。

今回久しぶりにレシピを見直したら、レシピではちゃんと、鶏レバーをさっと湯通ししてから使っていましたが、私は脂肪を取って切り分けて塩水で血の塊などを振り洗いしてから水気を切って、ひじきと一緒にさっさと炒めてしまっています。あとは、まぁ、甘辛い味付けで炊くだけ。水気多めでさっぱりめに作っても、しっかり煮詰めてこってりおかず風にしてもよし。今日は弁当用なので、レバーはいつもより大ぶりに切り分け、しっかり煮詰めてレバーにがっちり火を通し、ひじきにしっかり味を絡めました。うまい。

にんじんサラダはいわゆるキャロットラペですが、しかし、いわゆるフレンチ風の作り方とは少し違います。一番の違いは、にんじんはスライサーではなく、包丁で千切りにするということ。しかも、1ミリ以下の細切りに。イメージとしてはおせち料理のなます。あれくらい細く細く切るのがコツ。

塩振って、しっかり絞って、千鳥酢、オリーブオイルのドレッシングで和え、すりごまをたっぷり。もうひとつのコツが、最後に、オレンジの絞り汁をたっぷりかけるということ。これがあるなしでは大違いなんだそうで、実際、確かに、そうなんです。とはいえ、常に柑橘類の買い置きがあるわけではないので、私自身省略することも多いのですが…。ただ、今回は、幸い、たまたま橙が残っていたので試しに入れてみたところ、これはなかなか良かった。千鳥酢の酸味と橙の酸味のおかげで、不思議なうまみが発生して、妙に後を引く、もりっと食べられる味になった気がします。酸味をうまく使いこなすと塩を減らしてもうまみの強い味を作れるので、もう少しこういう感じの料理はいくつかレパートリーに入れていきたいな…とは思います。

ちなみに、Nさん風とあるのは、このレシピを教えてくれた人の名前の頭文字。また聞きで覚えたレシピなのに、すっかりうちでも大活躍です。Nさんありがとう。

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