ししとうの酢漬けとアンチョビとゆで玉子のピンチョ

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表紙の可愛い小鳥の写真に惹かれて買った(ヨーロッパジュウシマツだそうです)、クウネル(2015年9月号)に、「長尾智子の酒の肴図鑑 おいしいつまみは、いいおかず」という記事があって、長尾さんが、日本の居酒屋、スペインバルなどをイメージしつつ、いろんなつまみレシピを紹介しているのですが、その中からおいしそうだなーと思った2品を早速作る。これらが作りたくて、昼の直売所買い出しの時に、ししとうだけ大量に買い込んでいたのだ!

真っ先に気になったのが、「酢漬けししとうとアンチョビとうずら卵のピンチョ」。最近、青唐辛子の酢漬けってよく見かけますが、そうか、ししとうで作ったっていいのかーというのが、個人的には目からウロコでした。

作り方は簡単で、小鍋に湯を沸かし、塩をいれ(個人的にはなくてもいいと思ったけど、ガチつまみで作りたい場合はしっかり利かせてもいい)、ししとうをゆでる。ゆで汁と白ワインビネガーを合わせて保存容器に入れ(レシピだと、ゆで汁220ccにビネガー200ccだったと思うが、おおよそ1/3量で作ったのでその辺は適当)、そこにゆでたししとうを漬け込む。作ってすぐもいいけど2時間くらい置いたほうがいいかなぁ。食べる直前に、ゆでうずらの卵(なかったので、ゆで卵スライス)、ししとうの酢漬け、アンチョビ少々をつまようじに刺して、ひとくちで食べられるように仕上がる。

これね、すごくおいしかった。ししとうの酢漬けだけ食べても美味しいんだけど、アンチョビの塩けとクセが加わることで、一気に酒を呼ぶ味に変身。ゆで卵がまろやかさをアシストしていて、いくらでも食べられる感じです。夫はそうでもないみたいだったけど、うーん、これは美味しかったなぁ。

長尾さんって、バスクにとてもお詳しいことでも知られていますが、だから、これも、現地に元ネタみたいな料理があるのかなぁ…と思って調べてみたところ、ひょっとして、「ヒルダ」ってピンチョがそうかもしれない…と思いましたが、こちらは、青唐辛子の酢漬け、アンチョビ、グリーンオリーブの組み合わせ。リタ・ヘイワース主演の「ギルダ」という映画からイメージされて作られたピンチョだそうで、キーワードは、「塩辛くて、緑で、ちょっぴり辛い」なんだそうな。この辺の詳しい話は、こちらのブログ(「イルンに居るんです」)に詳しくあって興味深く読ませていただきましたが、スペイン語が堪能だと、なかなかニヤッとする由来ですね。

手前は、ししとうと新いかのアヒージョ、パン(必須)。発芽緑豆とツナのサラダ。白ワイン。

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