きつねや

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朝ごはんはどないする? と聞かれて、せっかく銀座(ほぼ東銀座)にいるのだから、築地で食べたいと言ったら、夫は、しかしもう並ぶのは嫌だなぁという。それも確かにそうなので、だったら、きつねやなんかどうかね…と恐る恐る提案してみたら、いいじゃないか行ってみようというので、築地までぶらぶら。

なぜ恐る恐る提案したのかというと、きつねやは煮込みの店だからです。夫の嫌いな内臓とねぎ(生のねぎはあんまり好きじゃないようです)がたっぷり、夫の好きな要素ゼロの食べ物。行ってもいいと言ったときちょっと驚いたけど、旅先でくらい私が好物を食べるのにつきあってもいいだろう…と思っているのかもしれない。

築地に来るのは久しぶりだったけど、8月の大火事の痕跡がまだ生々しく残っているのに驚きつつも、火災を免れたほかの店は普通に商売をしているのにもなんだか驚く。無事だったんだからいつも通り商売するのは当然なんだけど、ちょっとシュールな景色だった。きつねやは、火災の火元だった店から5軒ほど隣の店なんだけど、いつも通りだった。ただ、外国人観光客やインスタグラマーが増えたせいか、いろいろ注意書きやお約束事を書いた貼り紙がたくさんあって、ちょっと注文するのにまごついた。どんな貼り紙かというと、たとえば「シェア禁止」「単品での注文は不可」といったもの。当初、単品で、煮込みと肉豆腐とご飯を1個ずつ頼もうと思っていたのだけど、その貼り紙を見て仕方なく、煮込みとご飯(並)、煮込み丼で注文する。

ご飯がどんぶり飯だったことにおののきつつ、いただきます。うう、おいしい。色は濃いのですが、脂もかなり除かれていてクリアな味わい。それに、具はホルモンだけってのもうれしい。大根やこんにゃく入りもうれしいのだが、お店でそれをやられるとかさ増し感は否めない。やはり、ホルモンたっぷりなのがうれしい。味は濃いわけじゃないが、ご飯が進む。もりもり食べられる。途中でやはり多かったか…と思いつつも、頑張って完食。お腹パンパンだけど、おいしかった。夫も、臭くないから食べられる、とのことで、よかったよかった。今度行く機会があったら、肉豆腐とご飯とか牛丼なんかも食べてみたいなぁと思いつつ、やっぱり煮込みになるんだろうなぁ…。

でもね、夫は、食べ終わった後で、美味しかったけど、これで850円ってちょっと高くないか、っていうんですよ。内訳は煮込みが650円、ご飯(並)200円になりますが、んーでも、私は個人的には高いとは思わないなぁ。山利喜の煮込みも玉子入りで650円だし。…なんてことを夫に説明していたら、山利喜に行きたくなったやないかー!

ホテルに戻る途中のコンビニでコーヒーを飲んで、ちょっとまったり。最近のコンビニはイートインスペースを併設しているところが増えてありがたいなぁ。

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