かぼちゃってあまり食べる機会がないのだけど、嫌いというわけではなく、むしろ好きな野菜。なのに、あんまり積極的には買わない野菜でもある。なんでだろう。
かぼちゃを買えば、たいていは、有元葉子さんのピーマンとカボチャの煮物(『和のおかず』)にするか、ニョッキになる。ウー・ウェンさんの本にはかぼちゃを使ったものが案外多く、作ってみたいものも色々あるのだけど、なかなかチャンスがない。それほどに、わが家では、かぼちゃ=ニョッキのイメージが強いのだった。
ほぼニョッキになる理由は、適当に作ってもサマになるというところで、確かに手数は多いのだけど、あんまり頭を使いたくない…という時に作るのに最適なのです。
カボチャを加熱して(レンチンでも蒸してもいい)、皮の部分を外してからマッシャーでつぶして計量。その25%の重さの薄力粉を加えてしっかり練って(適当に混ぜるだけだと茹でたときに分解するので、しっかり練っておく。堅かったら、ほんの少し水を加える。溶き玉子を入れてもいい)、棒状にして、切り分けて、適当に丸めてつぶして、塩(パスタと同じく10%)を入れたお湯でゆでる。なお、粉は25%以上入れてもいいけど、そうなるとニョッキというより、餅とかほうとうっぽくなる。これはこれでおいしい。
ソースは、ほぼ、ゴルゴンゾーラクリーム。ゴルゴンゾーラ(ドルチェでもピカンテでもいい。私はドルチェのほうが好み)30~50グラムに(状況や気分でチーズの量は塩梅)、生クリーム100グラム(純生であれば、パントリークリームでもいいです)をフライパンに入れて火にかけ、チーズを溶かしつつしっかり沸かしたら(ごぼごぼ沸かしてとろみをつける)、ニョッキを入れて、ざっと混ぜ合わせておしまい。
ニョッキを入れてからは、あんまり煮詰めないほうがおいしい。夫がこのソースが好きなので、今日はつゆだくっぽく仕上げる。
あとは、茹でブロッコリーにプチトマト、パプリカ。