別に学校給食にさしたる思い出があるわけではありませんが（今となっては信じがたいが、小中学校のころは極度に少食で、むしろ給食の時間は苦痛でした）、それでも「ミルメーク」（と、「ソフトめん」と「揚げコッペパン」）には、確かに郷愁をそそる何かがあります。でも、私が子供のころは、パッケージに牛の絵はありませんでしたよ。もっとそっけないパッケージだったと思う。
温めた牛乳にミルメークを入れると、ほのかにキャラメルのような味がしてそれもまたおいしいんですよね。そういえば、学校から持ち帰ったミルメークをそうやって家で飲んでいたら、母が「子供のころに飲んだヤギの乳の味に似てる（田舎育ちだった母はヤギの乳を毎日飲んでいたそうだが、くさいのでちょっとお砂糖を入れて飲んでいたんだそうだ）」と言っていたなぁ。そんな記憶も、もう20年以上前のものと思うと、ちょっとビックリする。