富寿し

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大昔に夏の新潟に行ったときのこと、地元の居酒屋みたいな店で晩御飯を食べたときに「新潟のこの時期の名物ってなんですか?」と尋ねたところ、「菊(かきのもと)」と言われ、大鉢いっぱいの菊のおひたしを食べた(食べさせられた)…なんてことがありましたが、今回はあちこちで聞いたところ、皆一様に「寿司に決まってるだろう」と言われたので、新潟の夜は寿司で、とは決めておりました。

といっても、店ははわからないのでガイドブック任せ。当然ながらみんなこうなるわけで、狙っていた店はことごとく満席。まぁでもさまよう気力も、自分の嗅覚に頼る自信もなく、競馬新聞を読みながら黙って待ちます。周囲を見ても競馬帰りの人が多く、ああ、開幕週だもんな…と思ったのですが、翌日気づいたのですが、競馬場内で配られている新潟駅前のうまいものMapに、寿司屋では唯一この店だけが紹介されていたんですね。どおりで競馬ファンが多いわけだわ。

40分くらい待ったんでしょうかねぇ、店員さんがアップアップでホントにかわいそうな状態でしたが、無事に席について注文。「何でも好きなものを頼みなされ」というので、遠慮なく、のどぐろのお造り、光もの三種盛り(しめサバ、アジ、トビウオ)に〆張鶴。お寿司は、いさき、金目、バカ貝、うに、新さんま、ボタンえび(ほんとは南蛮えびを食べたかったがなかったので仕方なく)。夫はお任せ握り。

のどぐろは時期もあるのでしょうが、べたっとしていて、焼いた方が好きかなぁと言う感想。しめサバとトビウオがおいしかった。もちろん、お寿司もどれもおいしかったよ。安くておいしくて満足でございました。

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