残り物弁当

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国立劇場の10月歌舞伎公演を観に行く。

国立劇場は3等席でも外れの席がほとんどなく、しかも安い(1500円)のでありがたいです。女子トイレも多いし、階段も緩やかでラクだし、椅子も演舞場よりいいし、快適です。問題はうちからのアクセスがあんまりよくないことなんですけど、渋谷→表参道→半蔵門ってルートで行ってみたら、結構ラクだったのでなんとかなりそう。よかったよかった。

今日の演目は、「天保遊俠録」と「将軍江戸を去る」。

どっちも真山青果が原作で、どっちも暗い話なんだろうなあ…と勝手に思い込んでいましたが、「天保遊俠録」は世話物っぽくて案外面白かったです。勝海舟の父である勝小吉をモデルにした話なのですが、デキがよすぎる子を持ったダメ父の奮闘と悲しみが全体的にコミカルなタッチで描かれていました。江戸時代を舞台にした話を観たり読んだりすると、貧乏旗本や御家人ってホントに大変だなあと思いますが、その独特の習俗の一端が話を動かす小道具になっていて面白く観ました。筋書きを読むと勝小吉って人はかなり破天荒な人らしく、なかなか魅力的な人物だったようです。自叙伝「夢酔独言」は平凡社から出てるみたいなんで読んでみようかな、と。「将軍江戸を去る」は想像通りの筋で、二幕の中盤まで特に盛り上がりもないので、結構見てるの辛かったかな。ただし、その分、ラストシーンはすごく印象に残りました。

今日のお弁当は、昨日のフォカッチャに、ベーコン、レタス、プチトマト、チーズを挟んだサンドイッチ。心なしか、3等席のお客さんは弁当持参率が高かったように思う。

夢酔独言 他 (平凡社ライブラリー)

夢酔独言 他 (平凡社ライブラリー)

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