新世界 グリル梵

f:id:NEKOTAten:20101125153016j:image

今日は、吉例顔見世大歌舞伎の昼の部を観に新橋演舞場へ。さすがに連チャンってどうなのよ…と思ったんですが、観に行ける日がここしかなかったので仕方なく。まぁ、もともと観に行こうと思っていた日にチケットを忘れた私が悪いんです…。

今日の演目は、「通し狂言 天衣紛上野初花 河内山と直侍」。河内山宗俊が幸四郎、片岡直次郎(直侍)が菊五郎、三千歳に時蔵、金子市之丞に段四郎ってな配役。この日は千穐楽ともあって、客席にも妙な熱気を感じましたね。大向うさんもたくさんいらっしゃって(妙にいつもより妙齢の男性が多かったのはそのせいか)、掛け声も華やか。

4月からコツコツ歌舞伎を見続けて来て、「あー、面白かったー」って思うのは河竹黙阿弥の話なことが多いので、きっとこれも楽しいであろう…と楽しみに観に行きましたが、ええ、やっぱり楽しかったです。やっぱ、菊五郎いいなぁ。声も艶やかだし、芸が細やかで、観ていて何とも言えず楽しい。河内山も直侍もモデルになった人物がいるようで、いずれも今でいうところの詐欺罪で死罪になったり毒殺されたりしてしまった人物だそうですが、舞台の上ではふたりとも非常に魅力的な人物でした。

そういや、このお芝居には蕎麦を食べるシーンがあるんですが(舞台上でホントに食べてるんです)、昔は、このお芝居の後は近隣の蕎麦屋さんが大繁盛したんだとか。確かに、妙に、あっつあつの天ぷら蕎麦を食べたくなりましたね。客席で売ったら、超売れるんじゃね…とか、意地汚いことを考えましたが、まぁそうもいかないわよね…。汁ものだし。

で、今日は弁当を作る気力がなかったので、グリル梵のビーフヘレカツサンドを買いました(1000円)。おいしいですよねぇ、これ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。