権米衛

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新橋演舞場で行われている「壽 初春大歌舞伎」の昼の部に行って来ました。

今日の演目は「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう) 加賀国安宅の関の場」「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 三笠山御殿」「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」の3本。

「御摂勧進帳」「寿曽我対面」ともに、お正月にふさわしい演目ですごく楽しかったんですが、一番印象深かったのは「妹背山」。舞台は大化の改新前後。ざっくりまとめると、蘇我入鹿(悪者)VS藤原鎌足・藤原淡海(またの名を求女)(主役)の争いを軸に、求女さんの恋模様などが絡んで…云々って感じで、非常にスケールの大きな話。

今回観た「三笠山御殿」(全5段構成の5段目の前半に相当)は、その求女さんに恋焦がれるお三輪ちゃんという女の子を中心にした話でして、裏切られるわ、いじめられるわ、挙句の果てにものすごい理由で殺されちゃうわ(しかし、殺された本人は好きな男のために死ぬのであれば幸せですと言って死んでゆく)…と、現代人からすれば絶句するような話でございました。やっぱり見どころは、福助丈扮するお三輪ちゃんになりますが、”疑着の相”(男に執着し、嫉妬に狂った顔)が現れるシーンはなかなか怖かったよ。

今日はお弁当を作る余裕がなかったので、府中駅構内の「おむすび権米衛」でおにぎり2個(和風ツナ、玄米梅ひじき)買ってお昼ご飯に。程よくお腹一杯。

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