かき小屋

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今回の仙台行きの目的の一つに、「松島でかきを食べる」がありました。てなわけで、テレビで何度も見たことがある「かき小屋」へ。

夫はそれほどかき好きではないので少しためらいましたが、「いいよ、いいよ、行こう」と言ってくれたので行ってみることに。テレビでは店の中の様子しか見たことがなかったのですが、実際は、松島地区漁業組合の隣にある小さなプレハブの建物です。「え、ここ!?」って感じのちんまりさに少し驚く。

着いた時はラストオーダーギリギリで私たちだけだったのですが、ほどなく親子3人連れのグループが来て、相席に。

選択肢は45分食べ放題で2000円のBコースだけだったのですが、もともとこれを頼むつもりだったので文句なし。ほかに、ウーロン茶200円とレモン1個150円を注文。紙エプロンに、軍手、殻を開く用のヘラみたいなものを渡されて焼き上がりに備える。

テレビで見たとおり、50センチ四方くらいの鉄板の上に、スコップでざーっとかきが山積みにされ(豪快)、最初は鉄のふたをかぶせて蒸し焼きに。もうあとはせっせと食べるだけ。

基本的には自分で開いて食べますが、いかんせん素人だけにトロい。なのでお店のお姉さんもどんどん開いて渡してくれます。そのペースが速いのなんのって。しかも、食べ始めて10分くらい経った頃、夫が「俺はもういいです」といって、殻をむく方に回ったため、夫の分まで食べる羽目に。最終的には、50個、いや60個は食べた気がする。ワンシーズン分のかきを一気に食べたな…という感じ。相席のご家族も「もう当分、かきはいいな」と言っていましたが、私も同感。ただ、好物をもういらんと思うまで食べるってのはなかなかないことで、得難い体験をしたなぁ、と。

もちろん、かきはとってもおいしかったです(でなきゃ、50個も60個も食べれん)。松島のかきは、比較的小ぶりなのですが癖がなくて食べやすい。しかも、少し火を通しているのでうまみがぐっと凝縮されてなんともいえずうんまい。地震の影響が何年続くかまだまったくわからない状態ですが、きっともとに戻るはず。今となっては、また、松島に行っておいしいかきを食べれることを願っています。

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