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スマート珈琲店

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村上改新堂に寄ってから、寺町通りに出てぶらぶら。一度行ってみたかったスマート珈琲店に寄って、コーヒーを飲む。

わりに若い人が読むような雑誌にも頻繁に取り上げられているような店なのに、私達が行ったときは、地元のオッチャン率90%で、どんな街にも必ずひとつはあるようなごく普通の店って感じなのが、よかった。

珈琲は、そんなオッチャン達が好みそうな、パンチのきいた濃いめの味わい。

夫が頼んだホットケーキを少し貰う。素朴な味。お腹いっぱいじゃなかったら、フレンチトーストとかタマゴサンドウィッチとかオムライスとか、ちょっと食べて見たかったかも。

菱岩

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京都に来たら美味しいものを食べたいなというのは誰しも思う事でしょうけど、でも、ガイドブックに載っているようなお店に行くのは色んな意味でハードルが高い。

ということで、菱岩の折詰弁当を予約しておいたので、ホテルの部屋で晩御飯としていただく。もちろん、お店に直接予約するなんて度胸はなかったので、百貨店経由ですよ。便利です。

ひとつ4800円となかなかの高級お弁当なのですが、食べると納得します。どれもこれも信じられないくらい美味しかったなぁ。なんてことない胡麻和えですら「レベル違うわー」って思ったほど。看板の出し巻きはもちろん、やはり印象深かったのは、炊き合わせの小芋と蛸の柔らかさ。こんな煮方ってできるのねぇ。あとは、鱸の塩焼きが美味だった。

全体的にちょいと味は濃いめなのは、お弁当と云う事を念頭に置いたものだからなのかな。お酒のアテになりそうな感じのものが多かった気がします。もちろん、ぬかりなく、日本酒(招徳の生一本)も調達しておいたので、問題なし。

それにしても、あんなに美味しかったお弁当なのに、どうして私は、こんないい加減な写真しか撮っていないのか…。

  • 豆ご飯
  • 出汁巻
  • 鶏松風
  • 鰻八幡巻
  • 鯛笹巻寿司
  • すずきの塩焼き
  • いか黄身焼き
  • 才巻海老
  • 合鴨ロース
  • スモークサーモン
  • 一寸豆
  • 白魚
  • 千社唐
  • 奈良漬
  • 千代口(筍とうどの胡麻和え)
  • 炊き合わせ(建仁寺麩、小芋、筍、鶏丸、蛸、絹さや)

おかる

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夫は仕事があるので、サクッと軽く済ませたいということで、お昼はおかるで。四条通を1本脇に入った小路にある、うどんの店です。カレーうどんか、あんかけうどんか迷いましたけど、食べたことないのであんかけで。

具のないうどんに、たっぷりのあん、それとおろし生姜。余りに潔すぎるビジュアルにちょっとひるみましたが、食べてみるとやっぱり美味しい。嫌なとろみじゃなくて、いつまでも掬っていたい感じ。うどんはコシのない柔らかい食感。讃岐うどん派だと辛いのかもしれませんが、私個人的には、こういう食感のほうが長らく馴染み深かったので、懐かしい感じです。

今度はカレーうどん食べたいなぁ。

食後は、夫と別れて、市内をぶらぶら。といっても、自由時間は数時間程度なので、そんなに回れない。当時、大河ドラマで「平清盛」をやっていたこともあり、折角だから、平家ゆかりの場所でもぶらっとしてみましょうか…と、迷子になりながら歩く。

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と、その前に、南座の前でパチリ。このころの南座では、玉様の展覧会が催されていたと記憶しておりますが、どうでしたか…。南座でもいつか観劇してみたいものですが、まだ先かな…。

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下河原通りを東山方面に歩いて行ったのだと思いますが、ド定番の、八坂の塔を仰ぎ見るアングルですね。散々テレビで見てるのに、生で見ると、おおおと思ってしまうのはなぜでしょう。

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先ず行ったのは、安井金毘羅宮。「縁切り寺」として有名なところですよね。何度でも前を通りかかったことがあるのに一度も行ったことがなかったのは、何故なのかなぁ。私は霊感はゼロですが、でもここはなんか、ちょっとおどろおどろしい雰囲気を感じるんですよねぇ。

入ってみると、こじんまりとしていて、案外いい雰囲気のお宮でした。ただ、やっぱり、縁切りの御祈願はなんとなく気が進まなくてやらずじまい。ちょっと変わったお参り手順だから、せっかくだからやればよかったかなぁ…と、今になってみれば思いますが。

境内は写真映えする風景が多くて、カメラ娘ではない私でも結構な枚数の写真を撮ってしまいました。人も少なくて、なかなかいいところでした。

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安井金毘羅宮から建仁寺を回って六波羅蜜寺に行くつもりだったのに、案の定迷子になる。ふらふら歩いていたら、摩利支尊天堂の前を通り掛かったので、少し寄ってお参り。

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ギリギリで六波羅蜜寺に到着して、無事宝物殿を見学。やっぱり空也上人立像と平清盛像に尽きる気がしますけど、ほかのも素晴らしい。境内をぶらぶらしていたら、平清盛の墓があったのでお参りする。玉様が奉納した阿古屋の碑もあって、思わず見入ってしまう。

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最後に、ふらふらと迷いながらなんとか、六道珍皇寺へ。夕方に行ったというのもあるのか、境内に誰もいなかったというのもあるのか、やっぱりちょっと不気味な雰囲気だった気がする。やっぱり、あの世の入り口なんやろか。

いづ重

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京都に行ったら絶対食べなアカンなぁ…って(私が勝手に思っている)ものに、鯖寿司があります。

京都は鯖寿司の有名店がたくさんあるし、いろいろ食べに行きたい店もあるのですが、結局どこか1店となるといづ重になってしまう。ここの箱寿司もお稲荷さんも好きなのですが、今日は鯖姿寿司で。うーむ、おいしかった。

ところで、赤だしも一緒に頼んだのですが、夫は「あんたが作る赤だしの方がおいしい」という。そんなわけは決してなく(私は赤だしはあんまりうまく作れない)、ようは食べ慣れているってことなんでしょうが、なるほど、こうやって夫の舌は妻の料理に最適化されていくのか…と思ったのでした。

なんか少し寺でも回るか…とも思いましたが、本屋行って、錦をのぞいておしまい。結局、錦で長居してしまう。移動の最中に乗ったタクシーで、延々餃子の王将の話をされ、妙に餃子が食べたくなった私なのでした。しかし、京都まで来て、王将に行くなんて、んなことありえない。

夕方から知人の家に行き、おいしいものをいただきながら、楽しい時間を過ごしました。

吉兆

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義弟の家を辞去して京都へ。さぶっ。京都は寒さの質が全然違う。

で、晩御飯にと思っていた店があったのですが、あほうなことに、定休日でした。営業時間はしっかり確認してきたのに、そういう肝心な情報を忘れるおバカさん…。あんまり寒くて、違う店に移動するのもめんどくさくなったので、さっさとホテルに帰って、ホテルにある吉兆で晩御飯にすることに。

当然ながらいっちゃん安い松花堂弁当を注文。こまごま手仕事が入ったいろんなおかずが入っていて、食べてて楽しかったです。とりわけ、食前酒と海老しんじょの入ったお椀と、最後に出てきたご飯がおいしかったなー。

ところで、食事をしたのは、4人席が4つ入った小部屋風な一角だったのですが、私たちの後ろにいたサラリーマンがなかなかあざとくて、延々とそれを聞きながらの食事でした。有名店ってのは、いろいろ大変なんだなぁ…と思ったひとときでもありました。

御多福珈琲

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お昼ごはんを食べてから、待ち合わせ場所を決めて別行動。四条通をてくてく歩き、寺町通に入って、そこから錦市場に向かいました。若いころは京都といえば寺巡りオンリーでしたが、今はどこに旅行に行っても市場とスーパーマーケットと喫茶店巡りで終わってしまう(あと、余裕があれば本屋も)。何しに旅行に行っているんだとも思いますが、まぁ、こういうのが楽しいお年頃なのよ…ということで。

いろいろ冷やかしてほどほどに買い物して、以前京都に行ったときに気になっていた御多福珈琲でひと休み。

京都のどこの喫茶店に入っても思いますが、東京と比べて1杯の量がかなり多いですよね。ここもそう。特製ブレンド400円は、ドトールのMサイズと同じくらいたっぷりサイズ。東京だったらたぶんこの倍は取られます…。でも、すっきりした味なのでむしろこれくらいの量がうれしいし、お店の雰囲気もいいので1杯でゆっくり過ごせます。

雰囲気といえば、お店の方の雰囲気もほんとに素敵でして、ああ、また京都に来たら寄りたいなぁと思いながら店を後にしたのでした。

平野家本店

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昨晩はめいっぱい食べて飲んでいるので朝はスキップし、昼も軽めに済ませたい。せっかく京都に来ているんだから、あんかけうどんかいもぼうのどっちかかなぁと悩んで、今回はいもぼうに。私も食べたことないし、夫は海老芋が好きなのでちょうどいいやと。

お昼前ということで、ちょっと待つだけですぐに入れましたが、もうすでに何回転もしているようで、お給仕してくれた女性はもう相当くたびれた状態。有名店って大変ですねぇ。

一番定番のいもぼう御膳を頼みましたが、おいしかったです。一子相伝三百年って、なんかすごいよね。

先斗町 なごみ屋 連

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ぶらぶら歩いて、知人が度々行くという「なごみ屋 連」という和風居酒屋で晩御飯。

カウンターに陣取ったので、板さんの作業がよく見えて楽しい。私もちっちゃい菜切り包丁買おうかな…などと思いながら、日本酒に合いそうなものをぼちぼちと。

知人は健啖家なので、いろいろ肉食っぽいものを頼んでいたが、うちは焼きそら豆とか生麩田楽とか、そんなのばっかり。でも、一番おいしかったのは甘鯛の唐揚げ。夫は寝る直前まで「あれ、おいしかったなぁ」とつぶやいておりました。

都をどりのお茶

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都をどりを見に行ってきました。ちょっとはやめに着いてしまったので祇園甲部歌舞練場の隣にある祇園ウインズで少し馬券を買ってから入場(ハズレてた…)。場内は桜がまだきれいで散策しながらしばし歓談。

知人がお茶付きの券を取ってくれていたので、開演前に芸妓さんがお茶を立てている姿を見ながらとらやの饅頭と薄茶をいただく。ちなみに饅頭が乗っているお皿はお土産で持ち帰れます。それにしても、お茶をたてていた芸妓さんのお美しいこと(私の写真じゃ全然伝わらないが)。世の中キレイな人は多いけど、正統派の美人にお目にかかる機会はめったにない。いい経験をさせてもらった…と思いました。

今年のお題は「源氏物語」。私はただ単に大勢の舞妓さんがラインダンスのように並んで踊るだけだと思っていたのですが、女歌舞伎といいますか、宝塚といいますか、ちゃんと舞台だったんですね。なかなか面白かったです。

八坂圓堂

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知人と京都駅に合流し、早速昼ごはん。知人が行きつけにしている天ぷらやさんで10品のコース。

最初にとうもろこしが出たのは覚えているものの(これ、おいしかった)、あとは、出されたものをせっせと食べるので精一杯。カウンターで天ぷらを食べるとホント緊張しますよね。知人はガンガン冷酒を頼んでいて、ついでに私も「どうぞ」と勧められて昼から随分飲んだかも…。最後にかき揚げでごはんを食べてシメ。おいしかったです。