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シュークルート

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昨年仕込んだシュークルート(ザワークラウト)がまだ2瓶あるので、今年の分を仕込む前に食べてしまうかと、シュークルートを作っていました(平野由希子さんの『ル・クルーゼのMENU』を参考に)。煮込み料理って、何日もに分割して作れるから、すごくありがたい。

  • 豚バラ塊肉500グラム前後に粗塩小匙2をまぶしてよく揉んでラップして一晩置く(3日くらいは冷蔵庫で転がしておいて問題ない)。
  • 厚手の鍋に、さっと水洗いしたシュークルートとスライス玉ねぎをオリーブオイルで炒めて、水気を拭いた塩豚を塊ごと入れ、ひたひたに水を注いで、ローリエ、ジェニパーベリー、黒胡椒粒を入れて、あくを取ったら弱火で肉が軟らかくなるまで煮込む。ある程度柔らかくなったら、サーブしやすいサイズに切り分けて、さらに煮込む。肉が軟らかくなる前に、シュークルートが溶けそうになったら、先に取り出して、タッパーに入れて冷蔵庫で保存しておく。
  • じゃがいもを別ゆでしておく(手の空いたときに丸ごと茹でておいて、皮ごと保存しておいてもいい)。
  • 肉が軟らかくなったら、シュークルートを戻し、じゃがいもを入れて全体を温め直す。

私は上の工程をだいたい3~4日かけて作ります。その気になれば1日で作れるけど、最近は、根を詰めて一気に作るよりも、細かく分割しながら、隙間時間を使って作る方が、体力的にも性格的にも合っている気がするので、今はその方向で。

見た目はイマイチですが、自分で漬けたシュークルートを使ったシュークルートは、うちではなかなかのご馳走です。『ビストロ仕立てのスープと煮込み』を見ると、モモ塩漬け、バラ塩漬けに、ソーセージも加えていますが、そんな豪華版を作る機会は、なかなかないだろうなぁ。いつかは作ってみたいが。

トロワグロのカンパーニュに、ホットワイン。

シュークルート

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今年、ぎりぎりセーフで仕込んだシュークルート(いわゆるザワークラウト)を1瓶使って、今年初のシュークルート(シュークルートを使った煮込み料理)を作っていました。材料と料理名が同じってのは、なんだかめんどくさいですね。

シュークルートは、冬キャベツが美味しく、寒い時期に仕込むのがベスト。だいたいキャベツ1玉が1.5キロほどなのですが、ざく切りにし、塩大さじ1、水1カップと一緒にざっとなじませたら、保存容器(私は、3リットルの漬物容器を使っております)にいれて蓋をして寒い場所(15度以下)に放置。すぐに水が上がり、そのまま1週間ほど放置すると乳酸菌発酵が始まって、そういう感じのにおいがしてきます。最初は腐敗臭に近いにおいですが、うまく発酵できていれば、イヤなにおいはすぐに消えて、心地よい酸味臭に変わります。コツは、清潔な保存容器を使うこと、きちんとキャベツの水分を出して、すべてを塩水につかっている状態にすること。この状態になったらどう置いておいても無事なので、好きな状態まで発酵させたら、瓶詰めにして、冷蔵庫保存(きちんと煮沸消毒したのち、脱気して保存すれば常温でも保存可能だと思いますが、私自身はそこまでやったことがないので…)。

仕込みから完成まで、最短で2週間、長くても1ヶ月半くらいでしょうか。意外と簡単にできるし、市販のザワークラウトより美味しいので、こればっかりは、マメに毎年作っております。ずぼらな私でも「簡単だな」と思うのだから相当簡単な部類の保存食だと思うのですが、ベテランレベル(梅干しも味噌もらっきょうも手作りするよというレベル)の方にお勧めしても「いやぁ、ちょっと…」という反応をされる方が多いのは、乳酸菌発酵がネックなのでしょうか。私も初期の段階では数回失敗しておりますので大きな声では言いにくいですが、しかし、味噌よりははるかに簡単ですので、興味のある方はぜひ。ちなみに、私は、このレシピは、だいぶ昔の『天然生活』の平野由希子さんの連載記事を後生大事に取っておいて、使っております。この連載をまとめた『ル・クルーゼのMENU』にも載っていますので(表紙がまさにシュークルート)、ご参考になさってください。

料理のほうはごく簡単。鍋に、シュークルートとスライス玉ねぎを炒めてたら、塩をもみこんで一晩おいた豚塊肉、白ワイン、水、ジェニパーベリー、ローリエ、ブロックベーコンを加えて、お肉が柔らかくなるまで煮込んだから、ソーセージ、別ゆでしておいたジャガイモを加えて温める。

私はブロックベーコンもソーセージも入れませんが、十分おいしいですよ。押しくらくは、「暑いから…」と言い訳して煮込み時間が少なかったこと。まぁ、それもまたよし。なぜか、 我が家では、夏場に1回は食べたくなる一皿なのです。食べるときは温めるだけなので簡単なのもいいところ。