初パン

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:
初パン by nekotano

夫が初めて焼いたパンを朝ごはんに食べる。

夫はとにかく、パン好き(パン>麺>豆、じゃがいも、の順に好き)。外国に行くと、たいていの人は2日目から「米食べたい」と騒ぎ出すのが相場だと思いますが、そういうの全くなし。どこに移住しても困らないタイプですね。

それはさておき、初めてパンを作るにあたって夫がテキストとしたのは、『こねない、丸めないパン―私にも焼けます』という本。「ダンディゾン」というパン屋のスタッフが作った、ちょっと変わったレシピ本です。

タイトルにひかれて、この本を買ったのはだいぶ前なのですが、長らく使わなかったのには理由があります。この本のレシピは、「捏ねない」代わりに、計量と温度管理を徹底的にやらなければならないのです。

温度管理はまず計量の段階で始まっており、「パン屋さんの公式」(78-粉の温度-室温=水温)に従って水温を調節したうえで、作業を開始します。作業の途中途中に生地の温度をチェックするなど、とにかく温度に拘った作り方でした。

私は無理だけど、夫にはいいかな…と思って勧めたのですが、実際、焼くまでは順調だったと思います。問題は焼き。

夫のパンがカッチカチだった原因は焼き過ぎなのですが、曰く「言われた時間焼いても焼き色が付かなかったから、10分余計に焼いた」とのこと。焼き時間を延ばしても焼き色は全くつかず、しかも、石みたいな出来栄えになった…ということで、相当しょげてました(後から人に聞いた話によると、発酵具合が悪いと、焼いてもいい色にならないことがあるそうです)。

夫は不味いパンは嫌いなので、せっかく作ったパンなのに捨てようとしていましたが、コラ! そういうもったいないことは許さん。食べないと、どこが失敗だったのかも、わからないし。

ということで、スライスしてみましたが、見た目は悪くない出来。真ん中のごく芯の部分は無事だったのですが、この部分は結構おいしかったです。問題は焼きの温度と時間ではないでしょうか。

なんてことを言いながら二人で食べたのですが、夫は真ん中の柔らかい部分だけ食べて、外側は捨ててるのです(失敗した部分はわたしが食べました)。まったく、あなたは、貴族ですか…。

本人は、次も同じレシピでチャレンジすると言っていますが、やっぱり、最初はもっとベーシックなものをやったほうがいいんじゃないかなぁ…と、思う私でもあります…。

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