ラビーン

ラビーン by nekotano

駅前の伊勢丹で、なぜか「バウムクーヘン特集」をしていたのは知っていたのですが、なんせちょっと前に治一郎のバウムクーヘン食べたばっかりだしなぁ…と一応自制しつつも、欲しいなと思ったものが最終日まで残っていたら買うか…と思いつつ、最終日に売り場に行ってみると、残ってる…。

6~7種類くらいのバウムクーヘンを扱っていたと思いますが、あったら買おうと思っていたのは、Konditorei Rabien(コンディトライ・ラビーン)か、ヴィヨンか、どちらか。前者はベルリンにあるお店ですが、ちょっと前までは新宿伊勢丹で買えたような記憶がありましたが、いつの間にかなくなってました。後者は桜新町にある洋菓子店で、ヴィヨネットという少し変わったバウムクーヘンで有名なお店です。

残っていたのは、ラビーンのほう。バウムクーヘンの割りに、お値段は若干高級なので、一瞬悩みましたが(だから最終日まであったのだと思います)、まぁいいか、と。

ものすごく目の詰まった感じの生地で、これはのどに詰まる系か…と思いましたが、食べてみるとそんなことはなく。バターの風味が優しく広がって、しみじみ美味しいなと思わせる素朴な味わいでした。最後にしゅっとスパイス香がするのですが、原材料名を見てみると、カルダモンのようです。これがすごくいいアクセントで全体を印象深くしていたように思います。

ひとつ残念だったのはですね、あんまりにもおいしかったものですから、(私が食べた3切れを除いて)夫が一気食いしちゃったんです。全部食べちゃったことに関しても言いたいことが山ほどありますが、もうそこはいい。一番残念だったのは、そのあと腹を壊したことです。またかよ!

3日ほどかけてゆっくり楽しもうと思っていたのに、目の前でガツ食いされた上に、おなか壊されて、「美味しかったね」どころじゃないって、悲しすぎます…。

ということで、とても美味しかったのに、悲しい思い出のほうが強烈に残ったバウムクーヘンなのでした。

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