平成中村座で催されている、三月大歌舞伎の夜の回を観に行ってきました。

先月の新橋演舞場に引き続き、今月は平成中村座での勘九郎襲名公演。それもあってか、チケット代がとっても高くて、昼夜行くのは無理。なので、散々迷って、今回は夜だけ視ることに。昼の回の「暫」は海老蔵だし、「一條大蔵譚」は好きな演目だからそっちも観たかったんだけどなぁ。夜の回の「傾城反魂香」が仁左衛門と勘三郎だったのに魅力を感じて、こっちに。笹野さんも夜だけだったので、こっちに決め打ち。

夜の回には口上もあって、まぁそれも楽しみで観に行ったんだけど、もうすでに1公演やっているし、ホームという気楽さもあるのか、わりに和気あいあいとした感じの口上でした。喋っている方は笑わすつもりはないんでしょうけど、結構、どかんどかんと笑いが起きてて、まず最初は海老蔵丈が「勘九郎さんはホントに真面目で見習いたい」ってところで最初の大笑い、次にあいさつした仁左衛門丈が「真面目なだけじゃつまらないですから、世間様が許す範囲で遊んでもいただきたい」というところでも大笑いが起きてました。一番大笑いだったのは、最後に勘三郎丈が、「縁もゆかりもある方から、縁もゆかりもない笹野さんまで…」と言ったところで、不覚にも、私も吹いてしまいました。

今日はちゃんとお弁当持参。だいぶ前に作って冷凍しておいた和風ハンバーグを解凍し、青ねぎをたっぷり入れた出し巻き卵、わかめのポン酢和え。お赤飯のおにぎり。おなかいっぱいで居眠りしないように、ちんまりと。