蒸し寿司

蒸し寿司 by nekotano

おせちの龍眼巻で使った穴子があと4尾分ある。龍眼巻の煮汁がすごくいい味だったので小瓶に入れて取っておいてあり、これを使ってなんか作れないかな…と思っていた(この龍眼巻は、土井善晴さんの『祝いの料理』にあるレシピで作りました)。

煮穴子もいいけど、夫は龍眼巻は臭みがあってイマイチだと言っていたので、焼いて香ばしさを出したほうがまだマシかも…。煮汁を塗りつつグリルで焼いて、ちらしずしの具にしてみることにした。そうだ寒いから蒸し寿司にしてみよう。

玄米ごはんは三杯酢を回しかけ、煮しめを刻んだの、白ごまを加えて、ほんのり酢飯の混ぜご飯に。器に盛って、小さく切った穴子、錦糸卵を乗せて、蒸し器で10分ほど。揉み海苔を乗せる。

穴子の焼き加減が分からなくてこんなもんかなぁ…と思いつつだったのだけど、まぁまぁこんなもんか。夫も「タレがうまい」と言ってくれたので、よかったなぁ。それにしても、蒸し寿司の真の魅力は、とにかく温かいってこと。お腹の中にぽたんと温かい塊が落ちる感じが、芯から冷えるこの時期にすごくありがたみがある。

折角なので、汁ものも京風に。志る幸というお店のレシピ本『季節を味わうご飯と汁』を参考に、おとしいもを作る。沸かした出しに山芋(つくね芋や大和芋)のすりおろしを入れてふわっと煮る。白味噌を濃い目に溶いて、器に盛って、切りごま。

とろっとした甘めの汁ものが寒い日にはぴったり。お手本とは程遠いのでしょうが、十分おいしかったです。そのうち、お店にも行ってみたいなぁ。

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