お弁当

お弁当 by nekotano

新橋演舞場の三月大歌舞伎の昼の回を観に行っていました。筋書きは昨日から写真入りに切り替わったそうで、ラッキー♪ やはり写真入り筋書きは嬉しいもんです。

幕間に筋書きを読んでいたら、隣の隣にいた女性に「さっきの舞台(荒川の佐吉)に出ていた子役って、金太郎ちゃん?」と聞かれたので、違うみたいですよと教えて上げたら、そのまま歌舞伎談義になってしまい、気が付いたら隣の女性も巻き込んで、ふたりして昔の猿之助がどれだけかっこよかったか…ということを語る場になっていました。絶頂期の猿之助さんが演じた「四の切」は信じられないくらい、人間離れしていたそうです。「黒塚もホントに素敵だったわ~」「そうね、そうでしたね」とも言っており、四の切も黒塚も、どちらも、六月の襲名興行で亀治郎さんがやるので、楽しみだな~と思いました。

それにしても、先月は二十年前の仁左衛門がどれだけ素敵だったか…という話を聞き、今月はやはり二十年ほど前の猿之助さんがどれだけ素敵だったか…という話を聞き。私もあと二十年ほど歌舞伎を観続けると、若い人に「昔の○○さんはホントに素敵だったわ」とか、言っちゃうんでしょうか。ところで、この時お話しした人に、「25年も歌舞伎見てらっしゃるなんて、すごいですね」といったら、「あなた、この辺の席(角の三等席)に座っている人はみんなそんなもんよ。25年なんてまだまだ、60年、70年って人だっているんだから(笑)」といわれ、改めて、歌舞伎ってのはなんだかすごい興行だな…と思ったのでした。

今日はいかなごの釘煮をたっぷり混ぜたご飯でおにぎりを持参。しみじみおいしい。しかし、おにぎりってのは消化がいいのか、舞台が終わったらすっかりおなかペコペコになっていたのでした。

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