角煮とマントウ

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通勤時間が長い人にとっては、電車に乗っている間に何をするかは切迫した課題だったりしますが、あれこれ試してみた結果、やはり本を読むのが一番負担がなく無駄もない…ということがわかりまして(軽いし、狭い車内でも開けるし、眠くなったらすぐ閉じればいいし、電池切れの心配もない)、字ばっかり読むのもアレなので、レシピ本なんかもつらつら読むようになりました。

で、先週は土屋敦さんの『なんたって豚の角煮』を読んでたんですが、読み終わった先週半ばの帰り道、スーパーに寄ったらなんと豚肉の塊肉がその日限りの半額セールをやっているというね。豚バラブロックだけでなく、肩ロース、モモ肉のブロックもあってあれこれ買いたかったのですが、しかし、これって、豚の角煮作れってことでしょ…と思いこんで半額なのだからと2パック買う。合計1200グラムほど。

基本の角煮は、ざっくと手順をまとめると、切って、しょうゆをまぶして軽く揉み込み、すべての面をフライパンで焼いてから、残ったしょうゆ、砂糖、日本酒、昆布とともに、水から煮る。90分煮込んで寝かせ、再度90分煮込んだら完成。最初の段階では、ひょっとしていかにも男の料理風の濃い味なのか…と思いながら作っていたのですが、実際はそんなことなく。3回に分けて浮いてきた脂をすくいとったのもよかったのか、あっさり上品な味わい。見た目以上にさっぱりしてます。

写真だと美味しくなさそうに見えますが、それは、食べやすいように一口サイズに切り分けたからかも。夫からも好評でやれやれ。一緒に煮込んだ昆布もなんだか妙に美味しかったです。ちなみに、レシピは、AllAboutのサイト内にもあります(「極上!豚肉好きのための豚の角煮 [男の料理] All About」)。

角煮のお供はやっぱりマントウだろうよ…と、週末作って冷凍しておいたものを蒸し直す。マントウ自体は問題なかったのですが、しかし、二段セイロの下段にマントウ、上段に皿に盛った角煮を入れて一緒に温めたのが失敗でした。上記の逃げ場が少なくなった分セイロ内に余分に蒸気がこもって、マントウがやや水分多めの蒸しあがりに…。無念。

合いの手はわけぎの炒め物。本当は有元葉子さん風のねぎと玉子の炒め物にしようかと思ったのだけど、わけぎだけで十分おいしそうだったので、もうこれで。

かんかんに熱した中華鍋でわけぎの端っこがちょっと焦げるくらいまで炒めるのがコツ。もうそろそろお皿に盛るかな…というところまで炒めてから、最後にしょうゆを小さじ1/3ほど。ほんとうにちょろっとだけ。これで、わけぎの甘さが際立って、無性に美味しいのです。

角煮とマントウはもう半分ずつ残っているので、明日の晩も同じものの予定。2本買った豚バラブロックのうちの1本は塩豚にして、やはり本の中にあった「玉ねぎ角煮」に仕立てて冷蔵庫でスタンバイ中。今週は徹底的に作り置きで乗り切る予定です!

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