お刺身とお酒

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八月納涼歌舞伎の二部を観てから買い物してさくっと帰宅。八月は三部制なので、通常よりも気楽に観に行くことが出来るのでありがたい。ただ、そのぶん、普段よりも若干ですがチケット代がお安くなっていることもあって、今回はいつもに増して土日のチケットが争奪戦になっていて、どうしても一部のチケットが取れなかった…。一等、二等だったらまだまだ取れたんだけど、それって、無理でしょ…。

ただ、橋之助ファンとすれば、出番の多い二部、三部両方が取れたのは嬉しい限り。二部の演目は、逆櫓と京人形。どちらも楽しく観たが、ちょっとまだアンサンブルが取れてないというか、全体的に堅い印象。なんとなくはらはらしながら観てしまった。しかし、橋之助が好きだから全部観られたが、逆櫓の(話的な)おもしろさってのは、私には未だに理解しきれない。やっぱり、歌舞伎が好きなら、平家物語くらいは読んどかんといかんかなぁ。

芝居終わりに、銀座三越に寄ってデパ地下でお刺身を物色。また刺身か! と自分でも思ったけど、まぁ、今日も信じられんほど暑いし、夏休み期間も頑張って働いたから、いいよね…(と、自分を甘やかす)。週末の銀座の百貨店のデパ地下って、普段だったら殺人的な込みっぷりで寄ろうとも思わないけど、やはりお盆だからか、まぁまぁ空いてる(というか、普通に歩ける程度ってだけだけど)。普段よく行く百貨店よりも種類が多くて、しかも、観たことのない魚が多くて、選ぶのが楽しい。とはいえ、食べるのは私だけじゃないので、散々悩んで、マナガツオとマダイで。お刺身に添えられているツマが、大根と人参の二色な上に、ちゃんと本物の青紫蘇も敷いていて、穂紫蘇まで付けているのが、銀座っぽいなぁ…と思ってしまった。

マナガツオって焼いて食べるイメージしかなかったのですが、刺身もいいんだー、と興味津々で食べてみましたが、美味しかった。なんていうか、初めて食べる味だなーという感想。食感も味も知っているものだけど、こういう食感でこういう味ってのは初めて…という感じなんです。わかりにくいね…。まぁ、ともかく、美味しかったです。また食べたいなーと思うけど、関東ではほとんどお目にかかれない代物なので、今度はいつになるやら。マダイはもちろん美味しいに決まっております。

今日の冷や奴は、相模屋の菊乃井高台寺とうふ。パッケージに「豆乳入り」とあって、そりゃ、当たり前だろ…と思ったのですが、そうじゃなくて、普通だったら水に浸しているところを豆乳にしている…という意味だったんです。申し訳ない。さすがのコクで大変美味しかった。これに限らず、菊乃井シリーズはどれも、いわゆる京とうふの味わいと食感が存分に感じられるので、「東京の豆腐は堅くて舌触りが悪いわ」と思っている人は、食べてみるとよろしいかと思います。

作り置きの押し麦サラダ(ゆで押し麦、さいの目に切ったきゅうり、粗みじんの紫玉ねぎ、ケッパー、刻んだドライトマトを、柿酢、アマニ油、うすくちのドレッシングで和える)を添えて、日本酒で頂きます。芝居観て、好きなもの食べて、マイペースで酒飲んで、楽しい週末です。

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