残り物と春餅

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昨日は二人してお出かけ用の靴で都心を歩き回ったものだから、身体へのダメージが半端ない。私は男は所詮ドレッシーな靴を履いていてもヒールの靴を履いたときのダメージに比べれば大したことはなかろう…と思っていましたが、夫から、普段スニーカーを履き慣れた足にはフォーマルの靴ってのはしんどいものなのだと力説されて(夫は洋服には無頓着なくせに靴には金をかける習性があって、むやみにイイ靴をいっぱい持っている。靴代の1割でも洋服に回すとだいぶ見た目の印象が変わると思うのですがね)、慣れないものを身につけるしんどさは男も女も変わらんものなのだなぁ…と反省したのでした。

しかし、ごろごろしてても腹は減る。冷蔵庫の作り置きや半端品をかき集めておかずを揃えたけど、ご飯って気分じゃない。パンを買いに行くのは億劫だが、自分で作るのも面倒。だったら、発酵のいらない餅(ピン)でも作ろうかな、久々に。だったら、ウーウェンさんの本だな…とごそごそ探して、一番最初に目に付いた『ウー・ウェンさんの北京の暮らしと季節の家常菜』の春餅のレシピでちゃちゃっと作る。

薄力粉、強力粉100グラムずつに、熱湯170ccを加えてざっとまとめて15分。台に乗せて捏ねたら、16等分に切り分け、軽くつぶして片面に油を塗り、2つ重ね合わせてのばしたらフライパンで両面合わせて3分ほど焼き、ベリッとはがしてお皿に並べる。

本当は捏ねるときに「ツヤが出るまでこねる」とあったのだけど、生地が熱くてそれどころじゃなかったので、ざざっと捏ねただけだったし、焼き時間は「片面10秒ずつ」だったのだけど、1分半は焼いてました。

それでも、出来上がりは、今まで作ったピンのどれよりも、美味しくできました。外側はかすかに香ばしく、食感は程よくもっちり。冷めてもパサつかずしっとり。なんでだ、謎。「どうしたんだ、突然変異のように美味しいじゃないか!」と夫もびっくり。

おかずはキムチとカニカマいり玉子焼き、いんげんのくたくたオイル煮、サラミに青じそ、オクラのヨーグルトカレー、豆のカレー。どの料理にもよく合ったけど、カレーにも合っていたのが意外な収穫でした。

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