タグ別アーカイブ: 北京の暮らしと季節の家常菜

ピン

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休み明けも無事乗り切りましたが、まあ暑い。暑いけど、建物の中は最強に寒く、温度管理に悩まされる。4日間も緩めた体にオフィスの空調がこたえたのか、若干自律神経のバランスが崩れた様子。寒気がするのにのぼせるなど、ああもう更年期かよ…という症状が出て参るわ。

美味しいチャーシューがあるのを幸い、晩ご飯は手抜きで。同發本館の美味しい焼き物たちをスライスし、なすのチン(なすを皮ごと四つ割りにししてレンジで5分ほど、鶏ガラスープの素小さじ1/4、砂糖小さじ1、お湯、酢、醤油各大さじ1、ラー油小さじ1、長ねぎの刻んだのを混ぜたタレをかける)、ピン、キムチ。

ピンはウー・ウェンさんの『北京の暮らしと季節の家常菜』にあるレシピを参考にしました。本だと、強力粉、薄力粉各100グラム、熱湯170ミリリットルとあるので(これで16枚できる)、今日はこれを半分にして作りました。ご飯だと重いなーと言う気分だったので、ちょうど良かったです。

白菜漬けの鍋

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最近「酸菜白肉鍋」という料理を目にする機会が多かったのですが、何度も見かけると、私も作ってみたいなぁ…と言う気分になるものでして、ようやくやってみた次第。簡単に言うと、酸味の出た白菜漬けと豚肉の鍋…ですが、乳酸発酵させた白菜漬けって自分で作るしかないので、まずはそこから。参考にしたのは「オサルノビタミン」さんのページ

今年は、シュークルートを仕込み損ねたので、せめて白菜の1玉でも…と思ってやってみましたが、白菜ってキャベツよりも遙かにカンタンに発酵するのね(たまたまかなぁ…)。琺瑯のラウンドストッカー(21センチ)に、小ぶりの白菜1玉をざく切りにしたのと、2%の塩をざっと混ぜて、水少々。重しをのせて、蓋をして、玄関の脇に置いておきました(室温10~14度ほど)。ただ、2日経っても予想外に水が上がらなかったので、重しの重さを倍にして、もう1日様子を見ると、十分水が上がっていて、ひと安心。漬け物に関しては、しっかり圧をかけることは大事なんだなぁ、と。3日目くらいから酸っぱいにおいが出始めて水が濁り、怪しい泡が出てきて内心焦ったのですが、そのまま置いておいたら、泡は消えて、濁りが落ち着いてきました。と、同時に、酸っぱいにおいの中に甘いにおいも感じられるようになり、あとは時間が経つだに、いい香りに。2週間ほど置いたかな、夫がそわそわし始めたので、ストッカーから引き上げて、そのうち半分はジップロックに入れて冷蔵庫へ。残りの半分を今回の鍋に使います。

鍋に、ざく切りの白菜漬けに、漬け汁、水を加えて火にかけ、湧いたら、肉団子(鶏挽き肉、玉子、豆腐、片栗粉、しょうゆ)、豚肉、豆腐を入れて、さらに煮る。こちらのサイトを参考に作ったので、煮込む前に、各種スパイス(花椒、桂皮、八角、ローリエ、陳皮)も入れてます。漬け汁にしっかり塩味があるから、特に味つけは必要なし。おいしかったです。

せっかくなので、粉モノでも添えるかと、ウー・ウェンさんの『北京の暮らしと季節の家常菜』にある、焼餅を作ってみる。発酵生地を使うのに、フライパンで焼けると言うお手軽さが魅力なのですが、うちのコンロは弱火が使えないので、火加減で大苦戦。だいぶ焦げましたが(焦げるまで焼かないと中まで火が通らない…ともいう)、そこさえ食べなければ、まぁまぁよくできました。

ピン

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冷蔵庫になんにもないな…(おせちの残り以外)。あー、そういえば、年末に貰った焼き豚パックがあった! と気づいて、ピンにする。そうそう、某缶詰メーカーの懸賞に応募したら、ロースハムと焼き豚のセットが当たったんでした。わたしね、ここ2年ほど、年に2回くらいはこういうの、当たるんですよ。昔よりは、クジ運がよくなったのでしょうか。

豆苗炒めに、ほんのり甘い炒り玉子。ピンは、ウーウェンさんの『北京の暮らしと季節の家常菜』にあるレシピで。薄力粉を熱湯で溶いて軽くこねたら20分ほどおき、もう少しこねたら、棒状にして切り分けて丸くのばして、鉄のフライパンで焼く。1枚ずつ焼くのが少し面倒ですが、面倒なのはそれくらい。個人的には、急いで米を炊くよりも気楽な食べ物です。後片付けが楽だから。

ビール飲みながら、「名探偵コナン」の特番を見る。コナンくんと海老蔵さん、ものすごい取り合わせだ。「七つ面」のプロモーションを兼ねてのコラボだと思うのですが、歌舞伎を説明している部分は、コナンが大好きなちびっ子にはちょっと難しいのでは…という感じでした。本編は面白かったですけどね。

煮豚

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駅前のスーパーでは定期的に豚肉5割引セールを行っているのですが、今回はたまたまいいタイミングでセールに遭遇したので、モモブロックを1つ買う。

お手軽価格で買えたのに気をよくして、かねてからやってみようと思っていた作り方で煮豚を作ることにする。いわゆる、低温調理っぽいやつね。普段だったら、あれこれネットや本を見てからやるのですが、何せ慌ただしかったもので(検索しても、人によっていろいろ違うことを言っているハズなので、探すだけ疲れそうで…)、テキトーに。ですので、いかに記すのも、あくまでも、私が今回やってみた手順、ということです。

  1. 豚ももブロック(450グラムほど)は常温に戻してから網を外し、フライパンで表面を焼き付ける。
  2. 小鍋に、酒、みりん、しょうゆ各大さじ2ずつ入れて沸かし、アルコール分を飛ばす。
  3. 粗熱が取れたら、肉と汁をジップロックに入れ、袋の上からよく揉む。
  4. 大鍋(4リットルの厚手のアルミの寸胴鍋)にぎりぎりまで水を入れてしっかり沸かし、肉と汁を入れたジップロックを沈めて、蓋をして、そのまま置いておく(私はその後外出したので、結果的に放置時間は10時間ほど)。
  5. 引き上げて、汁だけ小さいフライパンに注ぎ、かき混ぜながら加熱して煮詰め、いいあんばいになったところで塊のまま肉を加えて、しっかり絡める。
  6. 粗熱が取れたらスライスして、器に盛る。

食べてみると、「ちょっと味薄いか?」と思ったものの、煮詰めた汁を付けながら食べるとちょうど良かったです。もっとしっかり味を付けたいときは、肉に穴を開けて置くか、軽く塩漬けしたものを使う…というのも、ありかもしれません。最大の利点は、煮込まなくていいこと、汁を大量に作る必要がないこと、の2点でしょうか。ゆっくり火が入るので、しっとり仕上がるのもいいところです。これは、また作ろう。

ご飯が切れていたので、今日は餅(ピン)で。強力粉と薄力粉を半分ずつ、熱湯を一気に注いで、軽くこね、ほんのちょっと寝かせるだけで、すぐに成形に入れるので、ものすごく気楽です。今日はちょっと焦げ目を付けすぎたけど、夫から文句が出なかったので、まぁよし、ってことで。

煮豚スライスに、水菜、茹でサヤインゲン、ゆで玉子と一緒に巻いて食べました。これはいいわー。

満月

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頂き物の、満月の京納言

満月と言えば、阿闍梨餅しか知りませんでしたが、こんな棹ものもあるのですね。封を開けると、羊羹とイメージしていたよりもはるかに柔らかく、粒あんをごくゆるいつなぎで固めただけ…という感じ。身も蓋もないけど、羊羹というよりも、固形のあんこといったほうが正しい。もちろん、美味しい。

で、春餅を食べながら、このピンで京納言を包んで食べたら、これはこれでおいしいのでは? と思って、食後にやってみる。ついでに無塩バターもプラス。私の大好物のアンバターパンですな。

狙い通りぴったりで、ガワの分厚いきんつばというか、あんこ巻というか、なかなかおいしかった。春餅、応用範囲が広いなぁ。

冬瓜と干しエビの煮物

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昼に作った春餅がやたらと美味しかったので、夜、同じく『ウー・ウェンさんの北京の暮らしと季節の家常菜』のレシピでもう一回作る。焼くのがやや面倒ではありますが、湯の温度を調節する必要がないし、発酵がいらないのでその分気楽ではあります。

今回は、昼間よりも、シッカリ、ツヤが出るまでこねてから焼いてみました。焼き時間はさすがに10秒ずつって厳しいので、昼間と同じく弱火で1分半ずつ。なんとなくですが、しっかり捏ねたほうが、焼きあがりが固く締まった気がします。夫も私も昼間に食べた、ふかふかもっちりな食感のほうが好きなので、今度はこね具合を調整しつつ作ってみようかな、と思いました。もちろん、今回作ったのも、美味しかったのですが。

おかずは、空芯菜の炒め物。赤唐辛子とニンニクみじん切りを炒め、葉、茎、茎の太い部分と切り分けた空芯菜を太いところから順に炒めていき、オイスターソース、シーズニングソース、酒を各小さじ1ずつ混ぜたものを加えてざっと炒め合わせる。今日のはおいしくできた。

『北京の暮らしと季節の家常菜』に載っていた、冬瓜と干しエビの煮物。冬瓜、嫌いじゃないけど、作りなれないので、美味しく作るのは難しい。夫用に、ベーコンさっと炒めと青じそ。

残り物と春餅

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昨日は二人してお出かけ用の靴で都心を歩き回ったものだから、身体へのダメージが半端ない。私は男は所詮ドレッシーな靴を履いていてもヒールの靴を履いたときのダメージに比べれば大したことはなかろう…と思っていましたが、夫から、普段スニーカーを履き慣れた足にはフォーマルの靴ってのはしんどいものなのだと力説されて(夫は洋服には無頓着なくせに靴には金をかける習性があって、むやみにイイ靴をいっぱい持っている。靴代の1割でも洋服に回すとだいぶ見た目の印象が変わると思うのですがね)、慣れないものを身につけるしんどさは男も女も変わらんものなのだなぁ…と反省したのでした。

しかし、ごろごろしてても腹は減る。冷蔵庫の作り置きや半端品をかき集めておかずを揃えたけど、ご飯って気分じゃない。パンを買いに行くのは億劫だが、自分で作るのも面倒。だったら、発酵のいらない餅(ピン)でも作ろうかな、久々に。だったら、ウーウェンさんの本だな…とごそごそ探して、一番最初に目に付いた『ウー・ウェンさんの北京の暮らしと季節の家常菜』の春餅のレシピでちゃちゃっと作る。

薄力粉、強力粉100グラムずつに、熱湯170ccを加えてざっとまとめて15分。台に乗せて捏ねたら、16等分に切り分け、軽くつぶして片面に油を塗り、2つ重ね合わせてのばしたらフライパンで両面合わせて3分ほど焼き、ベリッとはがしてお皿に並べる。

本当は捏ねるときに「ツヤが出るまでこねる」とあったのだけど、生地が熱くてそれどころじゃなかったので、ざざっと捏ねただけだったし、焼き時間は「片面10秒ずつ」だったのだけど、1分半は焼いてました。

それでも、出来上がりは、今まで作ったピンのどれよりも、美味しくできました。外側はかすかに香ばしく、食感は程よくもっちり。冷めてもパサつかずしっとり。なんでだ、謎。「どうしたんだ、突然変異のように美味しいじゃないか!」と夫もびっくり。

おかずはキムチとカニカマいり玉子焼き、いんげんのくたくたオイル煮、サラミに青じそ、オクラのヨーグルトカレー、豆のカレー。どの料理にもよく合ったけど、カレーにも合っていたのが意外な収穫でした。