角煮とマントウ

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私の誕生日ディナーはお外でフレンチでしたが、夫は「おれは、外であれこれ食べるよりも、家で角煮とマントウが食べたい」というので、普段よりも数倍イイ(値段のする)肉を買ってきて、前日から仕込んでいました。角煮のお手本にしたのは、土屋敦さんの『なんたって豚の角煮』にある、基本の角煮のレシピ。レシピは肉600グラムで出しているので、1.5倍にして作りました。気合を入れて1キロ買ってきたので。

今回買ってみたお肉は、掛川完熟酵母黒豚。最初は違う銘柄肉を買おうと思ったのですが、グラム1400円という価格に恐れをなして(夫が)、こちらにしてみた次第(「値段に見合う感想を言える自信がない」とのことで)。でも、これもグラム600円なので、普段食べてるお肉と比べると、はるかに高級品なのであります。最初に端切れをさっと炙って食べてみましたが、肉質云々は正直、普段食べてるものとの違いはよくわからなかったものの、脂身のコクは数倍強いなぁと感じました。やたらとうまみが強いというか。

角煮を作っていていつも残念に思うのは、お肉がどんどん小さくなっていくことです。でも、よい肉で作った角煮は、1切れで「もう十分でございます…」と言わしめる満足感がある、ということに最近気づきました。縮むのではなく、凝縮されていくと考えるべきなんですね。今回作った角煮は、脂身のコクが強いので、より満足度が高い。いつも以上に丁寧に作ったからという身びいきもあって、大変に美味しかった。

いつものマントウを作って、まぁ、それだけじゃ、ごちそう感が出ないなぁ…ということで、ホタテ缶詰と大根のマヨネーズサラダ、酢揚げしたさつまいもと銀杏とルッコラのサラダも添えてみる。どっちも、残念なことに夫には不評でしたが、まぁ、枯れ木も山のにぎわいということで。

食事しながら、地上波初登場一挙4時間放送の『劇場版SPEC 結』を観たのですが、あまりに救いのないラストに絶句。ちょっとおばさん、驚いちゃったよ…。

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