昨日、ともじろうさんと話していて、「なすの田舎煮ってどう作るの」と聞かれたので、口で説明するより実際に作ったほうが早いかと思って、作りながら説明し、半分持って帰っていただいていたのでした。
作りながら説明だなんて、なんかお前何様だって気もしましたが、ホントのところを言うと、何度も作ってる割に分量があやふやなので、作らないと分量が出せない…ってのが、正直なところだったりします。ははは…。
基本的には、下記のレシピ。
なすを乱切りして、油で炒め、なすがしっかり油を吸ってしっとりしたら、しょうゆ、酒、水を1:1:1で割ったものを入れてざっと上下を返しながら加熱し、沸騰したら中火に落として落し蓋をして、煮汁が半分弱になったらそのまま冷まして味を含める。出来立てもいいけど、一晩冷蔵庫で冷やしたほうが美味。せめて、完全に冷めるまでは置いたほうがよいです。
問題は、油としょうゆの量で、これがなすの大きさやその時の気分によって結構変える必要があるってことなんですよねぇ。油の量は、基本はなすの本数×大さじ。油をたっぷり使ったほうがおいしいに決まってますが、一度、油は大さじ1にして、あとは水少量を加えて蒸し煮にしてしんなりさせてから調味料を入れて炊いたら、何だかちょっと物足りなかったです。なす3本なら最低でも大さじ2は使いたいところ。今回は大さじ3使いましたが、大さじ2にするか3にするかは好みかなぁという気もします。
調味料は、今回は、各大さじ2ずつにしましたが、もしかすると、しょうゆ、酒、水で大さじ1、大さじ1、大さじ2でもよかったかも。水の代わりに、だしを使ってしょうゆを減らすとまろやかになります。三倍濃縮の麺つゆをやや濃いめに割って、みりんを加えたもので煮ることもあります。とにかく、なすがしんなりするまでしっかり炒めるのが唯一のコツでして、まぁ簡単な料理なので、なすが安いときにぜひお試しください。
で、うちも残ったなすの田舎煮で朝ごはん。汁ものは、鶏がらスープのもとでかき玉汁。
はじめまして。
去年、ともじろうさんのところでこちらのナスの田舎煮を紹介していたのを見てよく作っていました。
今年になって記憶が曖昧なのでレシピを探しに来ました。これ、簡単で美味しいですね。
ナスが安いと作ります。
どあさん、はじめまして。
なすの田舎煮、作っていただいてありがとうございます。
この料理、もともとは『おそうざい十二カ月』(暮らしの手帖、小島信平)にある、
「なすのいなかふう」(97ページ)という料理が元ネタです。
(というか、油と醤油の分量以外ほとんど同じです)
私の実家ではなぜか「なすの田舎煮」と言っていたので(母が)
私もこの料理は、そう呼んでおります。
私もなすが安い時期しか作らないものですから、
久しぶりに作るときには大抵、作り方を忘れておりまして(笑)
シーズン最初の頃に一度読み返してから作っております。
簡単で美味しいので、重宝してます。